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日常となった異常震域報道

2019年の7月に「異常震域報道の異常」という記事を掲載しましたが、今朝方、またその異常震域地震が発生しました。


画像1:今朝の地震(YAHOO天気さんの画像)


画像2:今朝の地震(tenki.jpさんの画像)

今回はそれほど大きな揺れではありませんでしたが、この震源と震度分布の散らかりぶりは、いつ見ても直感的な地震のイメージを狂わせます。tenki.jpさんの画像などは画面にいっぱいいっぱいの表示となり、何とも申し訳なさそうです。

このような異常な地震が発生する理由については、同上記事内に気象庁さん発表と思われる解説を載せていますが、例の如く一度も存在が確認されたことのないプレート仮説、いわゆる「プレート理論」を駆使した非常に苦しい解説に終始しています。


画像3:説明用のプレート図(前回掲載)

さて、前回の異常震域の説明では、フィリピン海プレート下に潜り込んだ太平洋プレート内の最初の揺れが、「太平洋プレートは地震波が伝わりやすい」という根拠のない前提を用いて、関東など太平洋沿岸で地震を起こした、と言うことになっていました。

その論理を適用すると、今回はどうやら更に西のユーラシアプレートの下まで潜り込んだ太平洋プレート内で地震が発生したことになります。しかし、今回の震源の深さは前回よりも弱冠浅いのです。すなわち太平洋プレートは潜り込んでなどいないということです。

計算上のことですから誤差はあると思いますが、どのみちこの説明は苦し過ぎます。福島から東京まで揺れているのに千葉県ではほとんど揺れていないし、三重から関東までの長距離を地震波ははるばる伝わっているのに、どうして福島以北は揺れないのか、この説明で納得しろと言うのは無理が多過ぎるのです。

ですから、気象庁さんには再度再度お願いするのですが

 分からないものは分からない

と、先月起きたなんちゃって津波の時のように認めてください。このあまりに苦しい科学的解説を読んでいると、担当者の心中が窺え知れてしまい、私も胸が痛くなってしまうのです。上から「どうせ国民は〇カだから何か適当に説明しとけ」とでも言われているのでしょうが、同じ科学畑に居たものとしてその辛さは同情せずには居られません。

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キリストの御国にて記す
管理人 日月土
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