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仮面ライダーエグゼイド 第28話「Identityを超えて」

2017-04-23 22:30:00 | 仮面ライダーエグゼイ...
ポッピーの笑顔をみた永夢は、ポッピーにはまだ良心が残っているのではと期待する。ライドプレイヤーを救うために仮面ライダーポッピーと戦ったエグゼイドは、ポッピーの遺伝子のリプログラミングに成功。しかし戸惑うポッピーをパラドは強引に連れ去ってしまう。一方、「ポッピーは人間を犠牲にして生まれたバグスターなんだぞ」という飛彩の言葉に、反論できない永夢だったが・・・。


パラド= 永夢でした。

OPでも二人を対比するような見せ方してたし、やっぱりなぁ、という気持ちが半分と、
じゃあ永夢(研修医)とM(天才ゲーマー)と永夢(19話のチャラ男)とパラドの関係性は???、
という気持ちが半分と。

衝撃の真実公開で、絡み合った現状がすっきりするどころか
よけい「どどどどういうこと???」という混乱状態に陥っています。

とりあえず思いつくのは、小さい頃のイマジナリーフレンド(Wikipedia参照)かな?とか。
一人で過ごすことが多かった少年時代、ゲームの相手になったり、
新しいゲームのアイデアを出し合ったりした、空想上の友人。

これ自体はさほど珍しいことでもなく、こどもの発達に良い影響も与えると読んだ記憶もあるんですが、
Wikipediaによると、悪くすれば解離性同一性障害(多重人格障害)のきっかけになる場合もあるとか。
だとすれば、研修医、天才ゲーマー、バグスターとしての「永夢」が存在するのは当然の流れとも言えるかと。

バグスターが完全体になると、元の人間は消滅する(おそらく質量保存の法則とか、錬金術の等価交換的な原理)
のがお約束なんですが、オリジナルである永夢については、その法則を無視できるのか。
バグスターウィルスの力を借りて、自己の中に生まれた複数の人格を
パラドやWマイティの姿を使って具現化できるってことかな。本来の自分の体を残したままで。

さて。パラド=永夢が確定いたしまして。23話の感想で書いてたんですけど、
黎斗が天才(永夢)に対抗して作り上げた最高傑作「仮面ライダークロニクル」が
完成目前にしてその天才の分身に横取りされ、改変され完成させられるとか。
パラド=永夢だったら報われないよなぁ・・・とか思ってたのが事実だったという。
笑える。いや笑えない。

そのほかにも。永夢を穢れを知らぬ愚かな天才とあざ笑いながらも、
彼の分身たるバグスターをその手元に置き、遊び場を提供し、専用のガシャットを作ってあげてたとか
もうね、もう、そんな黎斗の心情を思うだけで、白飯をお茶碗3杯、軽くあけられる気分です。
妄想で、心が踊るな!

さて本編。ポッピーピポパポ編。

ナビゲーターであるポッピーには、違反した仮面ライダーの変身強制解除の権限があるんですね。
この機能、何気に最強じゃないっすか!?
・・・と思ったけど、バグスターサイドはあくまでルールに法ってゲームを進行するので、
便利だからって好き勝手に使ったりはしないんだろうな。
このあたり、敵が黎斗だった頃に比べると、プレイヤーに優しくなってる気もする(苦笑)

そして久々にリプログラミング発動。
バグスターにリプログラミングかけたらどうなるのかと思いましたが、
完全体なので、単純に初期化されるだけ、らしいです。

「リプログラミングの力か」
「はい。ポッピーの悪い遺伝子を書き換えれば、元のポッピーに戻れるはずって思って」


まぁ、CRにいた頃のデータは削除されちゃってるんですけど、
「元のポッピー」が出荷時の状況であると定義するなら、確かに元のポッピー。

序盤の「変身」の声が低いトーンだったのに対し、後半のそれはいつものポッピーの声で、
24話で「洗脳」という単語が使われていたんですけど、
ナビゲーター役のポッピーは、初期化された後にプログラムを改ざんされてたってことか。
なんかどこかで見たような設定だなと思ったら、ベイマックスだ(ベイマックスは初期化されてないけど)

まったく反撃する様子のないポッピー相手に全力で攻撃しまくるニコちゃん、大我、飛彩。

クロニクルの攻略を最優先する大我ペアと、患者の治療を最優先する飛彩は
たとえ相手が無抵抗でも、倒さなければいけない理由がある。
あるんですが、完全に一方的な暴行すぎて、絵面が辛い。

・・・辛いとか言いながらも
「でも完全体のバグスターは死んでもまた復活できるし、
 とりあえず患者を治すために一回倒すしかないよね」と子供達に説明していた鬼母な私です。
だって死んでも復活できるのがバグスターの強みじゃん?

クライマックスシーンのポッピーの悲痛な叫びと
「・・・だったら、俺と戦え」という永夢の姿、最高でした。すごく良かった。

しかし、この永夢は「俺」なんだよ。天才ゲーマーなんだよ。
正直、永夢の中身がどこからどこまでバグスターなのかわからない状態で
(もしかすると研修医も天才ゲーマーもバグスターかもしれないわけで)
「人間を攻略したいんだろ? やれよ!」と叫ぶ彼自身がバグスターかもしれないっていう
しかも、バグスターである人格はそれを自覚しつつ、ドクターとして、人間として戦ってるという。
もうね、そのあたりを考えると、いろいろ「ふぉおおおおお」ってなりますね。辛い。勝手に辛くなってる。

・・・いや、ちょっと待て。
19話ラストでパラドが「おかえり、永夢」と言っていたので、
永夢(研修医)はバグスターではなく、永夢自身、ということか。
分身であるパラドの発言なので、間違いないはず。

そして、彼が遊び相手として指名している「M」も、永夢本人だろうし、
高校生チャラ男永夢は、ゲーム病発症前の人格なので、これも本人だろう。
つまり、これらはみんな永夢の中にもともと存在していた人格であって、
この中にバグスターは存在しない?
ウィルスの力で、曖昧に存在していた人格たちがきっちり区別され顕在化したってことなのか?

もっと踏み込んで、バグスターウィルスの効果が「なりたい自分になれる」だとしたら
いまのグラファイトは、「飛彩を支えられるほどに強くありたい」と願った小姫ちゃんの夢だったり
ポッピーは「みんなと仲良く遊びたい」と願った誰かの夢なのかもしれない。
テレビゲームとはそもそも、「なりたい自分を疑似体験できる」システムとしての側面もあるわけだし、
夢が覚めたとき、消えた人々は元の世界に戻って来られるのかもしれない。

とは言いつつも。
27話で飛彩が「ありえない! 人の命が取り戻せるなど、絶対に・・・」と言っていたように、
やっぱり消滅した人間が復活したら、エグゼイドでそれやったら残念だなって気もします。

「みんなで仲良く、ドレミファビートがしたいよ!」
「・・・やろうぜ、一緒に」


もうさ、ここでさ、ミュージカルのごとく突然ダンサブルな音楽が流れ出し、
永夢・ポッピー・飛彩・大我・ニコの五人が突如フォーメーション組んでカメラ目線になり
完璧な踊りを披露して、決めポーズをとったところで「ゲームクリア!」ってやって欲しかった。
どんだけ不自然でもいいからそれが見たかった。そこだけが無念である。まぁ尺もなかったけど。

ともあれ。ポッピーが「人間みたいな存在になった」とか「人間の味方になった」じゃなく、
あくまで「みんなと楽しくゲームがしたい」という、ゲームキャラの姿勢を貫いていたのが
なんか、すごく良かったです。「バグスターとして」存在することが認められたっていうのがさ。

やっぱりゲームキャラは、敵じゃないし、
決着をつける方法も、物理攻撃とか殺し合いだけじゃない。
楽しくプレイすることも可能なんだよ。

一方で、あくまで永夢と「ゲームすること」に固執するパラドもやっぱりバグスターというか、
ひとつの目的のためだけに生まれた存在だから、それ以外の方法では満たされないっていう、
それはそれで不器用というか、代わりの何かでは満たされない、切ない生き物でもある。

ていうか、永夢が遊んであげたらそれで世界が救われるんじゃね?って感じでしたね。今回。

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ジャンル:
特撮
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