ぴろんとミミのHAPPY LIFE

歌と花と愛犬ミミ(マルチーズ)をこよなく愛するぴろんの日々…

画鬼 河鍋暁斎展

2015-07-11 17:11:09 | 芸術鑑賞


幕末明治の天才絵師

河鍋暁斎(1831~1889)



ここ三菱一号美術館の設計者でもあり

暁斎の弟子でもある

英国人建築家


ジョサイア・コンドル(1852~1920)

の展覧会(前期)に行ってきました

前期6/27~8/2

後期は8/4~9/6



初めて訪れた美術館なんですが、

この佇まいに先ず

ビックリしました

なんて素敵なんでしょう



西洋的かつ、

イスラム文化の匂い漂う雰囲気

日本の古き佳き時代を彷彿とさせる




暁斎は

6歳で浮世絵師 歌川国芳に入門

9歳で狩野派に転じて正統的な修行を終えたのち

幕末明治に『画鬼』と称され

ぜつだいな人気を博した絵師。

一方

この三菱一号美術館を設計したコンドルは

政府に招かれ

明治10(1877)年に来日

日本の近代建築に多大な功績を残した人物。

また彼は日本美術愛好家でもあり、

暁斎に弟子入りして絵を学び

師の作品を海外に紹介した。

(パンフレットより)


よく言われる

日本人にはわからない日本の文化の良さ


メトロポリタン美術館が重だけど

海外で大切に保管されていたからこそ

こうして

現在も素晴らしいたくさんの作品を観ることができるんだね


きっと日本にあってもその価値などまったくもって評価されないから

もしかしたら、

ちり紙と化していたかもね


厳粛さやユーモアまで漂わせる型破りな作品の数々


その素晴らしい作品たちに混ざって

暁斎の絵日記も置いてあって

その時代の生活やモノの値段なども

書いてあった

暁斎という人は面白い人で

9歳の時かな?

自宅が火事に巻き込まれたときも

その臨場感を絵に書き留めておくべく

写生して家族に怒られたり


氾濫しそうな川に出向いてその様を写生していたところ何かが流れてきた

何だろう?と拾いあげたてみた

なんと、、人の生首!

怖くなって捨てようとしたらしいが

また例の悪い想いがふつふつと、、。

それを家に持って帰り物置に隠して

出しては写生していたが

それも家族に見つかりひどく怒られた

という話ものこっている。

天才にはよくある話ではあるけれど

相当な変人だったみたいね。



このように

非常に面白くて大変興味深い展覧会でした


また、

この美術館なんですが、

本当に素敵なのです。



ガラス張りの廊下から正面入り口のコンコースがある広場が見下ろせます

都会のど真ん中のオアシス。

周囲の道路からは見えない

ぐるっと回って入り込まないとここには来られない

なんか素敵な隠れ家をみつけたような

得した気分です



コンドルの残した業績の賜物

その恩恵に今日は預からせていただけて

幸せな気分です。


後期も必ず行きたいと思っております。

















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