11/11(日)10:00から、梅丘パークホールにてゆりの木20周年記念の工藤直子氏講演会『詩(うた)がうまれるとき』が開催され、区報などで参加された一般の方々45名を含む97名が集まりました。
77歳喜寿を迎えたばかりの直子さんは、今陸上競技「槍投げ」に挑戦!100歳アスリートを目指しているとのこと。専属のトレーナーの指導を受けたのが長続きの秘訣とか・・
子どものとき、歳の離れたお姉さんと一緒に入った素敵な喫茶店で初めて食べたプリン。大切に少しずつスプンでほぐし、時間をかけてゆっくり口に運んでいたら「遊んでないではやく食べなさい!」と言われた記憶。
初恋のそうちゃんとの砂場のトンネルづくり。直ちゃんがこっちから、そうちゃんが向こうからトンネルを掘って手と手がつながったあの感覚。
お母さんのそばでスリスリしたくて洗い物を手伝い、お皿を落とした瞬間のスローモーションの映像。
誰の胸にもきっと思い当たる幼い日のあの切ない気持ち。
その想い出のかけらのひとつひとつが言葉になってうまれた詩の数々・・・
カタツムリや蝉や毛虫になりきった子どもたちの詩に笑い、最後に直子さんの「あいたくて」の朗読で、ぽっと会場が温かさに包まれた秋のひとときでした。