AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

923:1970年代後半

2008年09月25日 | ノンジャンル
 先日euroさんのお宅にお邪魔したさいに印象的だったのは、アナログのターンテーブルであった。PIONEER製であったが、型番は失念した。おそらく1970年代に製造販売されたものではなかろうか。

 その見た目には、高級感はなかった。発売当時の価格はどれくらいであったのであろうか。おそらく3~5万円くらいではなかったのかと推測された。PIONEERのなかでも、重量級の高級モデルとは一線を画した普及価格帯のモデルのようである。

 しかし、「MANLEY」のスピーカーや真空管アンプとの相性のせいか、emm Labsをも凌駕するような安定感のあるバランスで音楽を奏でていた。国産の普及価格帯のレコードプレーヤーも侮れないものであると認識をあらたにした。

 Yahooオークションを覗いてみると、アナログ全盛期の1970年代のターンテーブルが数多く出品されている。DENON、Technics、PIONEER、SONYなど各メーカーの古いターンテーブルを見ることができる。

 そのなかで数はあまり出ていないのであるが、気になったメーカーはLUXMANである。LUXMANはアンプメーカーとして有名であるが、1970年代にはターンテーブルも製造販売していたようである。

 気になったのは、そのデザインである。とても美しいのである。他の国産のメーカーのものがやけに野暮ったく感じられるほどにLUXMANのターンテーブルは洗練されたセンスを感じさせてくれる。

 現在のLUXMANのデザインセンスにはそういった要素を感じないだけに意外であった。かつてはかなりハイセンスなデザイン能力を有していたメーカーであったようである。

 1970年代のターンテーブルを安く落札し、まだCDが登場していない時代のプリメインアンプも同時に落札し、つないでみたらどんな音がするのであろうか?その時代のプリメインアンプでデザインが凄くいいと思うのはYAMAHAである。

 CA2000という型番のプリメインアンプをオークションで見かけたが、そそるデザインである。シャープな印象のメーターがついていて、ノブの造形もいかしている。爽やかさとシャープネスが同居しているアンプデザインだ。

 LUXMANのレコードプレーヤーにYAMAHAのプリメインアンプ、ともに1970年代の後半あたりCD前夜の製品の組み合わせなんて一度聴いてみたいものである。「あれれ・・」という感じなのか「おっと・・・」というかんじなのか・・・両方の落札価格を合計しても7万円前後、下手すると電源ケーブル1本よりも安い。
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922:BIKE HANGER 4

2008年09月24日 | ノンジャンル
 睡魔は襲うのある。訪れるのではない。猫じゃらしを襲う猫の足の爪のように、ギュッと爪がせり出してくる。そして首根っこを引っ掛けたかと思うと、すぐさま意識の混迷状態へ引き摺りこむ。

 中央線の下りには時々「武蔵小金井行き」の電車がある。中途半端である。せめて「立川行き」にして欲しいものである。それよりも先に目的地がある場合には、武蔵小金井駅で降りて次にくる電車に乗り換えなくいてはならない。

 なので「武蔵小金井行き」は普段より空いていたりする。多少空いているかと思い、あえて乗り込んだりする。たまたま今日は途中駅で前の席が空いていたので座れた。座ったと思ったらすぐさま意識の混迷状態に陥った。それも深く・・・

 武蔵小金井駅に停車したことなど全く意識の外にあった。「この電車は車庫に入ります」と見回りに来た車掌さんに起こされて、ハッと我に返った。周囲は誰一人乗っていない。おっと・・・という感じで電車の外に出た。どうもバツが悪いので、降りたところから少しばかり移動して次の電車を待つことにした。

 昨日のテニスは相当きいているようであった。やはり週に1回は、テニスなりロードバイクなリ結構ハードな運動をした方がよさそうである。人間、やはり体力は必要である。

 そんなお疲れ状態で家に戻ると、段ボール箱が一つ玄関に取り残されたように置いてあった。オーディオ機器が入っているのではない、中にはいっていた製品名は「BIKE HANGER 4」。「MADE IN CHINA」ではなく「MADE IN JAPAN」と明記されている。

 ロードバイクは屋外に置くわけにはいかない。玄関の中に置いてあるのであるが、かなり邪魔である。当然家族からブーイングがおこる。そこで、壁に掛けることにしたのである。そのための道具が「BIKE HANGER 4」である。

 最高20kgまでの自転車をかけることができる。取り付けは簡単。3本のネジで固定するだけである。早速取り付けて、COLNAGO CLXをかけてみる。宙に浮かんだように見える。これで多少家族からのブーイングをかわせるかも・・・


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921:妙義山

2008年09月23日 | ノンジャンル
 妙義山は、ところどころに岩肌を覗かせていた。その姿は荒々しくふてぶてしささえ感じさせる。とても男性的な山容である。それも、現代の若者に多い中性的な男性ではなく、少しばかり古典的で時代遅れな感じのする荒くれものの男性である。

 碓氷川はその妙義山の麓を流れている。今日はそこそこの水量があった。昨日降った雨の影響であろうか。その碓氷川にかかる橋を渡ると、やや古びた市営のテニスコートが6面ある。市の財政状況の反映であろうか、テニスコートの整備はほとんどなされておらず、結構荒れていた。

 まあ、どうにか使えることは使えるが、お世辞にも良いコンディションとはいえない。ハードコートが2面クレーコートが4面あったが、比較的コンディションの良いクレーコートを3面とって今日はテニスサークルで一日テニス三昧であった。

 テニスは月に1度するかしないかといった状況なので、趣味ともいえないのであるが、時々ラケットを握る。先日ロードバイクで転倒したさいに出来たすり傷もかさぶた状態となり、強く触れない限り痛みはない。

 そこで、久々のテニスに参加したのである。普段は立川市のテニスコートを月に2回ほどとって練習するのであるが、今日は特別に遠出してのテニスである。碓氷川の側で、妙義山を仰ぎ見る感じなので、ロケーションはまずまずである。

 時々信越本線の電車が通る。グリーンとオレンジに塗り分けられた電車は結構な走行音をあたりに響かせながら横川駅に滑り込んでいく。その電車を含めたこのあたり一帯の風景からは「ふるさと」という言葉が自然に連想される。

 久し振りに天気も回復し、午前中は気分良くテニスできたのであるが、やはりたまにしかしないせいか、午後は足が疲れてきた。足にくるとテニスが雑になってしまう。月に2.3回のゴルフ程度では足腰の持久力は高まらず、年齢とともに衰えていくようである。

 それでも汗を大量にかき、妙義山から吹き降ろしてくる涼しげな風に吹かれて、心地よい疲労感に浸ることとができた。夕方には引き上げ途中の下里SAで夕食を食べたまでは順調であったが、関越道の花園インター付近で事故があったようで事故渋滞に巻き込まれ、予想以上に時間をかけて帰る破目となってしまった。

 今日は久し振りのテニスと長時間の運転でクタクタである。ベッドに倒れこんだら、すぐさま熟睡できそうである。良い夢を見ることができればいいのであるが・・・
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920:家具のオーディオ装置

2008年09月22日 | ノンジャンル
 センターラックによるセッティングは見た目的に好きである。しかし、音質を最優先するのであれば、センターラックによるセッティングは避けた方が良い、というのが一般的な見解のようである。

 特に両方のスピーカーのトゥイーターを結んだライン上にラックやオーディ機器、あるいはテレビなどがあると、音場に乱れが生じるとオーディオショップの方に教わった記憶がある。

 なので、止むを得ずセンターラックによるセッティングをする場合には、スピーカーを結んだラインよりもラックを後方にセットするか、高さのない2段ラックを2つ並べるなどの方法をとるのが音的には良いようである。

 スピーカーとほぼ同じ高さの4段ラックをスピーカーと全く平行位置にセットするのは避けた方がいいが、オーディオショップなどではそういったディスプレイをしていたりする。

 普通の部屋で、細かなことは気にせずゆったりと音楽に浸りたいという状況では、センターラックによるセッティングで、全ての機器を壁際にセットするのが一番である。スペース効率が抜群で、生活空間に対する張り出しも最小限で抑えられる。

 専用のリスニングルームではセッティングの自由度は大きいが、リビングなどの生活空間にオーディオ機器を設置する場合には、生活空間との折り合いから、スペース効率は避けては通れないテーマの一つである。

 オーディオ機器の数を最小限に抑え、さらにサイズもコンパクトなものにする。そういった小粋なオーディオ機器をスピーカーのセンターに据えたラックに見目良く納め、リビングのソファでリラックスしながら音楽をそれほど大きくない音量で聴く。

 そのラックには古いレコードプレーヤーと古いアンプがひっそリと佇んでいて、白熱灯の淡いオレンジの光に照らし出されている。壁際に据えられたスピーカーは長い時を経たもので、エンクロージャーの木はすっかり乾燥し、色合も穏やかである。

 そういうシチュエーションにもあこがれるのである。昔実家にあった4本足の一体型のステレオ装置のように、部屋の中に家具としてすっかり溶け込んでいるようなシステムなんて出来ないかな・・・エリック・サティの「家具の音楽」的な意味での「家具のオーディオ装置」・・・専用ルームでのオーディオとは真反対のものも良いと思ってしまう今日この頃である。疲れているのであろうか・・・
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919:まっくろくろすけ

2008年09月21日 | ノンジャンル
 まっくろくろすけ・・・「となりのトトロ」に出てくる、不思議な生き物である。真っ黒でいがぐりのような形をしていて、群れで行動する。人気のない古い家の日の当たらないところが生息場。しかし、日の光があたったり、人が出入りするような場所には住めないらしく、環境が変わると出て行ってしまう。

 まっくろくろすけは、田舎の家に引っ越してきたサツキとメイを最初に出迎えてくれた生き物でもある。しかし、「まっくろくろすけ、出ておいで、でないと目玉をほじくるぞ!」と二人に追い立てられたまっくろくろすけは、どこかへ集団で引っ越してしまう。とてもユーモラスで何故かしら懐かしく思える生き物である。自分も子供の頃には目にしていたのかもと思ってしまう。

 古い中古レコードを買ってきて、取り出すときには、古いレコード独特の匂いがある。またレコードが入っている袋も古いものは紙製で、ところどころに茶色い染みがついていたりして、その袋もまた長い時間の経過を思わせる匂いがする。

 その匂いを嗅ぐと、何故かしら「となりのトトロ」に出てきた「まっくろくろすけ」を思い出すのである。そこには妙に懐かしい感覚がある。目には見えないがレコードジャケットからレコードを取り出すとき、一緒に何匹かのまっくろくろすけがすべり落ちているような気がするのである。

 黒といえば、最近オーディオ機器の色で黒というのは、比較的少数に分類されるのであろうか?一番多いのはシルバーのような気がする。シルバーといってもいろいろなシルバーがあって、個々微妙に違うのであるが・・・また日本製のオーディオ機器はシャンペンゴールドが幅をきかせているようである。

 私は黒のオーディオ機器は好きである。好きであるが、何故だか手元にはない。今のところ縁がないのである。昨日お邪魔したpontaさんが御使用のプリアンプ、マークレビンソンのNo.326なんか全体は黒、ノブはつや消しのシルバーグレイ、LEDは赤となかなか渋い組み合わせ。こういう色の組み合わせは精悍さが増す。

 今のところオーディオ機器を買い換える予定はないので、黒いオーディオ機器がラックに並ぶ予定はないが、いつかそういった機会がきたら、今度は「黒」で決めたいものである。

 あるいは、あたらにさりげない「リビングオーディオ」をはじめるのであれば、機器は黒でまとめるなんてのも良いかも・・・CDプレーヤとプリメインアンプ、どちらも薄型のコンパクトなものにして色は黒なんて渋いな~、国産ではそういった製品は少ないから、やはりイギリス製か。

 最近復活したNAIMなんて渋い。あるいは現行製品ではないが、MERIDIANの500番台の製品も真っ黒でコンパクトな躯体でまとめられていた。音のほうはあまり欲張っていないかもしれないが、そういった「分かった人」向けの製品って結構好きである。 
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