AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

838:右の懐

2008年07月02日 | ノンジャンル
 「内側に引きすぎていますね・・・もう少しアウト側に引くイメージを持ってテイクバックしないと・・・右の懐が潰れていて余裕がなくなっています。」先日一緒にラウンドした顧問先の社長から指摘を受けた。

 そういえば、以前PSDのスイングキャプチャーをしばらくの間お借りした時、自分のスウィングを映像でチェェクしてみて、同じ感想を持った。テイクバックをインサイドに引きすぎる悪い癖があるようである。自分では、ほぼ真っ直ぐに引いているような感覚を持っていたのであるが、実際には相当インサイドに引いていたようである。

 そうすると確かに右腕と右の胸との間にできる空間(一般的に「右の懐」と言う)が、確保されていなかったようである。そのため、スィングが綺麗なプレーンに乗らずに歪んだ軌道を描き、ミスショットの原因になっていたようである。

 今日は練習場でその問題のテイクバックを中心に練習した。少し極端にアウトサイドに引くような感覚でテイクバックし、トップでは「右の懐」が確保されていることを確認し、ダウンスウィングは左サイド中心で回転する。意識しないとすぐに悪い癖が出そうであるが、ミスショットのでる比率が確かに下がったのが感じられた。

 「懐が深い・・・」それがその音を聴いての最初の印象である。味わいやコクはある。キレもある。しかし、目一杯な感じがしない。余裕が感じられるのである。バランスが良いとも言える。かなり好みの音である。「右の懐」が確保された時のドライバーショットのように気持ちが良い。

 何の話かというと、つい最近中古のBENZMICROのカートリッジを入手したのであるが、それをROKSAN ARTEMIZに装着して聴いてみたのである。これはかなり「ツボ」の音である。私は従前二つのカートリッジを持っていた。

 一つはLYRA HELIKON、もう一つはZYX AIRY。どちらも特徴的である。HELIKONは高解像度で情報量は極めて多い。ややシャープな音調。ジャズ・ポピューラー系のレコードには抜群の相性の良さを見せる。しかし、目一杯感があり、リラックスして音楽が聴けないときがある。

 一方、AIRYは穏やかで滑らか、過度な情報量は提示しない。けっして嫌な音は出さない躾の良さが身上。古楽器を使った古い時代のクラシックなどに相性が素晴らしく良い。しかし、多少くい足りないというか、味わいの淡さを感じる。

 その二つの良いとこどりをしたような印象をBENZMICRO RUBYには感じる。最初から好印象。「これは・・・」と、何かしら感じるところが強くあった。


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