技術士(建設-都市及び地方計画)のお勉強ブログ

自身の継続研鑽を主な目的として、都市及び地方計画に関する話題を中心に書いていきたいと思います。

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口頭試験に向けて

2015-11-22 23:22:34 | 一般
技術士第二次試験筆記試験に合格した人は、口頭試験が待っています。
早い人は来週末のようです。

受験される方は現在準備中のことと思います。

口頭試験に向けて、可能であれば模擬試験を受けると良いです。周囲の先輩技術士でも良いですし、ご家族やご友人にお願いしても良いです。
口頭試験合格のみならず、自身を客観的に見る良いチャンスです。
プレゼンテーションの仕方や質疑応答など、ついつい自己流になっていて、癖がついている場合もあります。
そこを模擬試験によって、先輩技術士からコメント・アドバイスを受けることで、自身を改善でき、プレゼン能力を向上させることもできます。

頭に詰め込むことが多すぎて混乱気味という人は、想定問答集を作ってみることをおすすめします。
想定問に対して、答えは箇条書きにすると良いです。
それを時間をかけてブラッシュアップを繰り返していくと、ご自身の頭の中も整理されていきます。

口頭試験をクリアすると、晴れて技術士となるわけですが、技術士となってからが大切です。
胸を張って技術士として活躍していくためにも、この時期の勉強をしっかり行うと良いです。

筆記試験はまぐれで合格したと思う人は、なおさらしっかり勉強してください^^
まぐれを実力に変える最後の機会です。まぐれのまま技術士になってしまうと、それからが大変です。
周りからは「あの人は技術士なのに、課題解決能力がない。技術士法が何かも分かっていない」ということがないようにしたいですね。


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第2次試験筆記合格発表

2015-10-31 23:02:47 | 一般
先日、技術士第二次試験筆記試験の合格発表がありました。
合格された皆さま、おめでとうございます!
口頭試験に向けて、準備を進めていってください。

残念ながら不合格だった皆さま、しばしクールダウンして来年度に向けた準備を進めていきましょう。
ここで大切なことは、今回の不合格の原因をできるだけ正確に分析することだと思います。
今回の試験のために費やした時間と労力のベクトルが合格の方向に向いていたのかどうか?ということです。

やるだけのことはやったのに・・・という方は、ベクトルが間違っている可能性が高いです。

よく分からないまま闇雲に勉強することは自己満足にしかなりません。
これまでのやり方を少し変えてみるという勇気・決断も大切です。

独学のみの人は、先輩技術士のコーチングやアドバイスを受けて、勉強の仕方を改善してみることが大事だと思います。

先輩技術士のコーチングやアドバイスが必ずしも正しいorあなたに合っているとは限りませんので、盲目的に従うのではなく、自身でじっくり咀嚼することも大切です。医療と同じく、セカンドオピニオンも求めても良いでしょう。

勉強の仕方は人によって向き不向きがあります。怠け癖がある人がストイックな人の合格体験記を読んでもマネできません。
勉強の仕方が定着しない場合は、短期間でいくつかのやり方を試してみるのも良いです。
ネットを検索してみると、様々な情報があります。また、「この人は」と思える技術士からのコーチングが得られると合格が大きく近づくと思います。

不合格の期間が数年続いたとしても、技術士合格に向けての継続研鑽は必ずあなたの糧になりますし、業務上にも大いに役立つと思います。

※ここ数カ月ブログを休んでおりました。皆さまと同様、某難関資格にチャレンジ中でして、その勉強に多くを費やしております。
うまく行けば、3月辺りから本格再開したいと考えております^^一緒に頑張りましょう。
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27年度筆記試験の振り返り 選択科目Ⅲ-2(1)

2015-08-02 12:12:19 | 問題
Ⅲ-2 
 人口減少・高齢化が進む地方都市において,あなたが担当責任者の立場で都市再生特別措置法に基づく立地適正化計画の策定を行うものとして,以下の問いに答えよ。

(1)居住誘導区域の設定において,区域の規模やその広がりを検討する際に,検討すべき項目とその内容を述べよ。

(2)行政における人的・財政的な制約の高まりを踏まえ,居住誘導区域外の地域からの効果的な居住誘導を進めるための方策について複数提案せよ。

(3)上述の方策の実施に伴い,居住誘導区域外の地域への対応として,考慮すべき事項と対応方策について述べよ。


選択科目Ⅲということで、課題解決問題なのですが、一見すると選択科目Ⅱのような出題形式ですね。
(1)は題意に沿って検討項目とその内容を書き、
(2)→(3)において、
 Ⅲ-1と同様、問題文=要求事項として捉え、課題(要求事項の達成を困難にしているボトルネック)→解決の方向性→解決策→考慮すべき事項(負の側面)→その対応方策
を、骨子法で作成し、ロジックの破綻や飛躍がないかを十分確認した上で、論文を書く流れになると思います。

問題文=要求事項:(行政における人的・財政的な制約の高まりがある中、)居住誘導区域外の地域からの効果的な居住誘導を進めること

課題(ボトルネック)・・・小問(2)※行政における人的・財政的な制約が高まっていること

解決の方向性・・・小問(2)※問われてはいませんが、課題と解決策の合理性をアピールでき、試験官の理解を助けることができます。

解決策・・・小問(2)※複数提案すること=多様な視点から提案することが求められている

考慮すべき事項・・・小問(3)

対応方策・・・小問(3)


また、この問題においては、立地適正化計画の概要を理解しておく必要があります。
http://www.mlit.go.jp/en/toshi/city_plan/compactcity_network.html

次回は、骨子(一例)を作成してみたいと思います。
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27年度筆記試験の振り返り 選択科目Ⅲー1(2)

2015-07-28 19:59:17 | 問題
Ⅲ-1
人口減少・高齢化が進む地方都市において,社会経済状況の変化に対応するとともに,持続可能な都市経営の実現を図るため,あなたが担当責任者として,当該都市全体としての都市施設の整備に関する事業又は市街地の整備に関する事業の見直しを検討するものとして,以下の問いに答えよ。

(1)見直しの対象とする事業を想定し,その見直しを検討しなければならない背景を説明せよ。

(2)上述した背景に対応して,事業の見直しの方策を具体的に提案せよ。

(3)事業の見直しによって生じ得る負の側面について説明し,その対応方策を論述せよ。



今回は、前回を踏まえて、さいたま市のHP事例を参考に、骨子一例(土地区画整理事業)を作成してみました。

【骨子一例】

●問題文(テーマ)
 人口減少・高齢化が進む地方都市において、土地区画整理事業の見直しを行い、持続可能な都市経営の実現を図ること。


●背景=課題(ボトルネック)・・・小問(1)

 対象とする土地区画整理事業は、衰退しつつある中心市街地に位置し、老朽化した家屋や低未利用地を含んでおり、長期未着手となっていて、以下の3つの課題を抱えている。

 1)事業実現性の低下
  (長期間未着手であったことから)事業化へ向けた合意形成がますます困難になっている。また建物補償費が多額となり、採算性の面からも事業化は厳しい状況である。

 2)都市計画制限の長期化
  事業化が不透明な中、長期に亘り都市計画法第53条の建築制限がかかり続けていて、土地利用の活性化が妨げられている。

 3)都市基盤整備の停滞
  道路や公園が脆弱なままで、車の円滑な通行や歩行者の安全に支障を来すとともに、防災性の低下も懸念されている。

 以上のことから、事業の見直しを早急に行う必要がある。


●解決の方向性・・・※問われている訳ではないが、小問(2)の冒頭に書くと、ロジックが分かりやすくなり試験官も読みやすい。

 都市経営の中長期的な観点から、評価基準・手順を明確に定めた上で、土地区画整理事業の見直しを行う。


●解決策・・・小問(2)

 (1)土地区画整理事業の検証
  上位計画を踏まえて土地区画整理事業の必要性や実現性の観点から事業の適正を検証する。

 (2)まちづくり方針の明確化と都市計画の見直し
   土地区画整理事業を行わないと判断した場合のうち、都市基盤整備が評価基準を充たしていないエリアでは、「地区マスタープラン」などを検討し、今後のまちづくりの方針を明確にするとともに、原則、地区計画の導入に合わせ土地区画整理事業の都市計画を廃止する。
  一方、都市基盤整備が評価基準を充たしているエリアでは、住民の意見を確認した上で、土地区画整理事業の都市計画を廃止する。地区計画の導入意向が高いエリアがある場合は住民主体の取組みを支援する。

(3)まちづくりの推進
  都市計画を見直す地区のうち、安全安心のまちの形成に必要な都市基盤の整備が必要な地区では、地区の特性に応じて現状のまちの構成や既存ストックを有効に活かしながら、個別事業で整備を推進する。


●負の側面・・・小問(3)
 ①住民や地権者の合意形成が得られない場合がある。

 ②行政や事業主体の知見・ノウハウ不足により見直し方針の実施が滞る場合がある。


●その対応方策・・・小問(3)
 ①検証初期段階から住民や地権者を参画させ、住民や地権者の意向を反映させる。

 ①検証過程を情報公開し、説明会・勉強会等を効果的に行う。

 ②立地適正化計画等、国の支援メニューの有効活用を検討する。

 ②(従来のルール(原位置換地等)に囚われない)柔らかい区画整理の導入、低未利用地を種地とした段階的区画整理の実施を検討する。

===

以上、改善の余地はあると思いますが、ご参考になれば幸いです。
国交省HP(施策等)や地方自治体HP(施策の実例等)を参考に、骨子を30分かけて作り上げる練習をすると効果的かと思います。

道路や公園においても、同様のアプローチで考えるとA判定レベルに近づけると思います。




コメント

27年度筆記試験の振り返り 選択科目Ⅲー1(1)

2015-07-24 21:41:38 | 問題
7/19,20と技術士第二次試験が行われました。
受験された皆さま、お疲れ様でした。
論文再現を行って、振り返りを行うとともに、不足だったところは自身で調べてみることが重要です。

都市及び地方計画の問題を振り返っていきたいと思います。
まずは、選択科目Ⅲ-1を取り上げてみます。

Ⅲ-1
人口減少・高齢化が進む地方都市において,社会経済状況の変化に対応するとともに,持続可能な都市経営の実現を図るため,あなたが担当責任者として,当該都市全体としての都市施設の整備に関する事業又は市街地の整備に関する事業の見直しを検討するものとして,以下の問いに答えよ。

(1)見直しの対象とする事業を想定し,その見直しを検討しなければならない背景を説明せよ。

(2)上述した背景に対応して,事業の見直しの方策を具体的に提案せよ。

(3)事業の見直しによって生じ得る負の側面について説明し,その対応方策を論述せよ。


対象としては、市街地開発事業(土地区画整理事業、市街地再開発事業等)、都市計画道路、都市計画公園等から
ご自身にとって一番書きやすいものを選んだら良いと思います。

小問1~3とあり、題意に沿って書かなくてはなりませんが、課題解決問題であることを認識することが重要です(当たり前ですが)。

問題文=要求事項として捉え、課題(要求事項の達成を困難にしているボトルネック)→解決の方向性→解決策→負の側面→その対応方策
を、骨子法で作成し、ロジックの破綻や飛躍がないかを十分確認した上で、論文を書く流れになると思います。

★考え方一例

問題文=要求事項:人口減少・高齢化が進む地方都市において、対象事業の見直しを行い、持続可能な都市経営の実現を図ること。

課題(ボトルネック):<<対象事業の現状・背景を踏まえたボトルネックを多様な視点から挙げる。例:長期未着手となっている理由、地方財政の悪化>>

解決の方向性:<<要求事項→課題を踏まえての解決の方向性となっているか?、論理的かつ合理的か?>>

解決策:<<方向性に沿った具体策を挙げる 実現性があるか?>>

負の側面:<<解決策を実行すればOK、というほど甘くはない! 技術士として俯瞰的な視野が必要>>

その対応方策:<<負の側面を極力抑えられる方策等を挙げる>>


一例として参考となるURLを以下に示します。これらを参考に骨子を作ってみて下さい。
次回は、骨子の作り方について触れていきたいと思います。

土地区画整理事業(さいたま市)
http://www.city.saitama.jp/001/010/015/001/p018806_.html

都市計画道路(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/toshikeikaku/page/0000171820.html

都市公園(大阪府、川崎市)

http://www.pref.osaka.lg.jp/sokei/shityosonkouen/index.html

http://www.city.kawasaki.jp/530/cmsfiles/contents/0000028/28094/tyouki_pub_tyouki.pdf

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