阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

多治見に出来た「モザイクタイルミュージアム」はユニークな建物だ。   設計 藤森照信さん

2017年03月05日 | ゲストルーム
引用元。
Concept
多治見市モザイクタイルミュージアムとは

タイルの昨日、今日、明日がここに。

施釉磁器モザイクタイル発祥の地にして、全国一の生産量を誇る多治見市笠原町に誕生したモザイクタイルミュージアムは、タイルについての情報が何でも揃い、新たな可能性を生み出すミュージアムです。設計は、独創的な建築で世界的な評価の高い建築家、藤森照信氏。タイルの原料を掘り出す「粘土山」を思わせる外観は、地場産業のシンボルとして、なつかしいのに新鮮な、不思議な印象を与えます。タイルは、単調な壁や床を彩り、楽しい景色を創り出すことで、ひとやまちを元気にします。その魅力を知っていただくために、膨大なタイルのコレクションを基盤に、この地域で培われてきたタイルの情報や知識、技術を発信。さらに、訪れた方々がタイルの楽しさに触れ、タイルを介して交流して、モザイクタイルのように大きな新しい絵を描いていける、そんなミュージアムを目指します。

ミュージアム
Architecture
ミュージアムの建築について

すり鉢状の緑の斜面に立ち上がる土の壁。
見たことがないのになつかしい、藤森建築のミュージアム。

すり鉢状に傾斜した地面と、そこに立つ土の壁。タイルの原料を掘り出す採土場をモチーフにモザイクタイルミュージアムを設計した藤森氏は、「建築物を構成する素材の中で最も根源的なものは何か」という問いに、「土」と答えています(★)。タイルもまた、土を焼成して作る建材のひとつ。土という原点を形にすることで、そこから生まれ、人の暮らしを彩ってきたタイルの変幻自在な魅力と、これからの豊かな可能性を示唆します。

(★ 藤森照信 ちくまプリマー新書166『フジモリ式建築入門』筑摩書房、2011年)

藤森照信 ふじもりてるのぶ(建築史家、建築家)

1946年長野県生まれ。東京大学大学院博士過程修了。専攻は近代建築、都市計画史。東京大学名誉教授。全国各地で近代建築の調査、研究にあたっている。86年、赤瀬川原平や南伸坊らと「路上観察学会」を発足。91年《神長官守矢史料館》で建築家としてデビュー。 97年には《赤瀬川原平邸(ニラ・ハウス)》で日本芸術大賞、2001年《熊本県立農業大学校学生寮》で日本建築学会賞を受賞。著書に『日本の近代建築』(岩波新書)、『建築探偵の冒險・東京編』(ちくま文庫)、『人類と建築の歴史』(ちくまプリマ―新書)、『藤森照信建築』(TOTO出版)などがある。

<略歴>

1971年 東北大学工学部建築学科卒
1978年 東京大学大学院工学系研究科建築学先行博士課程修了
1980年 東京大学にて工学博士の学位を取得
1985年 東京大学生産技術研究所助教授
1996年 東京大学国際・産学共同センター教授
1998~2010年 東京大学生産技術研究所教授
2010~2013年 工学院大学建築学部教授
2010~ 東京大学名誉教授

<主な建築作品>
神長官守矢史料館(長野県茅野市 1991年)、タンポポハウス(東京都国分寺市 1995年)ニラハウス(東京都町田市 1997年)、秋野不矩美術館(静岡県浜松市 1998年)、ねむの木こども美術館(静岡県掛川市 2007年)、草屋根(滋賀県近江八幡市 2015年)

👇2017年3月4日日経新聞朝刊から引用。

“高過庵”世界のトップ10に選ばれる

2010年06月18日 | ゲストルーム
「2010年6月9日、米タイム誌(電子版)は「世界の不安定な建造物トップ10(Top 10 Precarious Buildings)」を発表した。世界に名だたるピサの斜塔から、実業家が手造りで建造した自宅(スチャーギン・ハウス/ロシア)まで、個性豊かな建造物が並んだ。日本や中国からもユニークな建造物がランクインしている」
☆日本から唯一選ばれたのは阿智胡地亭も登らせてもらった長野県茅野市にある“高過庵”です。2年前のお盆に、従兄弟たちと共に藤森家を訪ねたら、藤森照信さんが折りよく帰省していて、高過庵に普段は外してある梯子をかけてくれました。

Takasugi-an, Nagano

dekEdmund Sumner / Corbis

In many ways, Japanese architect Terunobu Fujimori's Takasugi-an is a traditional Japanese tea house — its design seeks to instil simplicity and tranquility. Like the tea masters of old, Fujimori maintained complete control over the construction of the house, building the entire structure himself on a plot of family land in Nagano. Takasugi-an, which translates as "a teahouse [built] too high," is a single-room structure lofted atop a tree. The tall stilts upon which the house sways make it look the vision of some surreal Dali painting. The room rests above two perfectly balanced chestnut tree trunks that were cut and transported from a nearby mountain. Climb the free-standing ladders for a peaceful afternoon of tea and meditation — only if you're not afraid of heights.

See 10 things to do in Tokyo.

 

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 大きさが千葉県並みの 南極大陸から分離しそうな巨大氷山 海面上昇のおそれは?(動画)

2017年03月05日 | びっくり画像・映像

南極大陸の東側にある棚氷「ラーセンC」に大きな亀裂が入り、およそ5000平方キロ以上の巨大氷山が分離して漂流する可能性が高まっている。
英国南極調査研究所と研究プロジェクト「MIDAS」の調査チームが2月21日に公開した動画では、千葉県とほぼ同じ面積をもつ氷山が、南極大陸から分離しつつある状態になっていることがわかる。
南極大陸の東側にある棚氷「ラーセンC」に大きな亀裂が入り、およそ5000平方キロ以上の巨大氷山が分離して漂流する可能性が高まっている。
英国南極調査研究所と研究プロジェクト「MIDAS」の調査チームが2月21日に公開した動画では、千葉県とほぼ同じ面積をもつ氷山が、南極大陸から分離しつつある状態になっていることがわかる。

空撮映像から、「ラーセンC」に幅約460メートルの亀裂が入っていることがわかる。科学者は、数カ月以内に分離すると見ている。
BBCによると、この亀裂は2016年12月に約16キロメートル、1月の最初の3週間でさらに約10キロメートル長くなった。あと約20キロメートル伸びると、氷山がウェッデル海に崩壊するとみられる。
分離した巨大氷山の影響で海面が上昇するわけではない。しかし、棚氷の崩壊で支流の氷河が海に流れ込むと、海面が上昇する可能性がある。
ラーセンCは、南極のもっとも北に位置する主要な棚氷だ。この部分が分離すると、これまでに記録された南極の氷山なかでも、10位以内の大きさに入る。
氷山の分離は典型的な現象だが、亀裂を観測している科学者チームは、崩壊によってラーセンCの残り約5万4400平方キロメートルの棚氷は保たれるだろうと語った。

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2017.02.26 〜 2017.03.04
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