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農薬通信一般2014年4月号②水稲除草剤「ポッシブル剤」散布後の止水管理

2014-04-30 19:14:04 | 記事

2.水稲除草剤「ポッシブル剤」散布後の止水管理

2011年に発売された初中期除草剤「ポッシブル」は、すでに農薬通信2012年4月号で紹介しましたが、改めてその処理方法について紹介します。

一般に水稲除草剤は散布後のかけ流しは厳禁で、出来るだけ長期間水田面を露出させない管理が基本となります。しかし本県の水田は、昔からの基盤整備が行なわれず、水持ちの悪い(止水から3~4日間で干上がるような)ものが多く存在します。また、用水路も水田毎ではなく、上位の水田から下の水田に水を落とす給水をしなければならない場面も多々見られます。このような場面でも、かけ流しをせずに初期の除草剤の効果を発揮させる方法を紹介します。

処理方法

①田植え5日後、水深を5cmとするが、漏水田では幾分多めにして、ポッシブル(1kg粒剤・フロアブル500ml・ジャンボ500gのいずれか)を散布する。

②処理後は入水、排水口をしっかりと閉め、1週間止水管理とする。

③3、4日後に田面が露出しても、表面が湿っている状態であれば入水はしない。

④5、6日目に田面が乾燥し白くなるようであれば、水口を開け注水するが、その際に決して急激に注水してはならず、ゆっくりと注水し、その後は潅水状態を保ち通常管理をする。

以上の方法で、ポッシブルを使用した場合、除草剤処理後7日間水管理をしなくても除草効果を期待することができます。

また、水持ちが良好で7日間くらいでは水が無くならないような水田、あるいは無くなりそうでも、止水期間中の雨などで水位が上下するような場合でも、最短7日間は止水してください。ポッシブル剤は水に溶けやすい性質があり、早期落水や雨などのオーバーフローは効果が不安定となります。しかし土壌への吸着性は良いので除草成分の処理層をしっかりと形成させることで安定した性能を発揮させる事が出来ます。上記の方法はこれを狙った処理方法です。

 



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