雑草防除にはどのような除草剤を使用されますか?
農薬は大きく分けて製品をそのまま散布して使用するものと、製品を水で希釈して使用するものの二つに分かれます。
除草剤には雑草に散布して枯らす製品と土壌表面に除草剤の処理層を形成して雑草を抑制する製品の二つに分けられます。
また散布して枯れる除草剤には選択性のあるものと非選択制の除草剤、根まで枯れる除草剤と散布したところだけや地上部だけ枯れる除草剤と様々です。
除草剤の使用時にも農薬登録を守らなければいけません。
作物を植え付けている圃場で使用する場合は作物登録のある除草剤を使用してください。
丸和バイオケミカル株式会社から販売されている緑地管理用除草剤「ハイバーX粒剤」は公園、庭園、堤とう、駐車場、道路、運動場、宅地、のり面、鉄道敷、畜舎敷地、工場敷地、墓地、空き地等の有用樹木や花、農作物等が植え付けられていない場所で使用することができる除草剤です。
特 長
1:生えている雑草を枯らして、新たに生えてくる雑草を長期間抑える(4〜6ヶ月※1)
2:幅広い雑草に効果が高い(苦手な草が少ない)
3:粒剤なので水や散布器が無くても簡単、手軽にまける
4:人畜に対する安全性が高い※2(普通物※3相当)
5:粒剤なので周辺へ飛散(ドリフト)しづらい安全
6:金属腐食性が無い(自動車やソーラーパネル架台の近くでも使用可能)
※1‥使用量、草種、土質などの条件により異なります。
※2‥急性毒性LD50 ハイバーX粒剤 > 5,000mg/kg(食塩 約3,000mg/kg)
※3‥普通物:毒劇物に該当しないものを指していう通称
◼️商品名:ハイバーX粒剤
◼️種類名:ブロマシル粒剤
◼️有効成分:ブロマシル(5.0%)
◼️規格:1kg(角底袋)、1kg(ポリ容器)、5kg
1kg チャック付き角底袋入り
1kg 便利なポリ容器入り
5kg お得な大型規格
<効果発現のしくみ>
散布したハイバーX粒剤は土壌表面に分布します。すぐには雑草に吸収されません。
降雨や土壌中の水分によって有効成分が徐々に溶け出し、雑草の根から吸収されます。
雑草は徐々に枯れてゆきます。
やがて雑草は完全に枯死します。有効成分は土中にしばらく残り、新たな雑草の発生を抑えます。
<ハイバーX粒剤は長く効きます>
2017年 現地試験(茨城県稲敷郡)ハイバーX粒剤:15kg/10a(15g/m2)散布
● 注意しなければならないこと
ハイバーX粒剤は緑地管理用除草剤です。
こんな場所、こんな時は使用しないでください!
作物や有用樹木を植えようとする場所、樹木の樹冠下や有用植物(花、農作物等)の付近では絶対に使用しないでください。
特に松の近くでは絶対に使用しないでください。
傾斜地の場合は、流亡の恐れがあるのと根が広い範囲に張っていることがあるので絶対に使用しないでください。
散布後に豪雨があると周辺の作物に薬害を起こす場合があるので、豪雨が予想される場合には使用しないでください。
暗渠排水が農作物の用水路に流入するような場所では使用しないでください。
その他の注意すべきポイント
●砂質土壌では、本剤の流出による薬害の恐れがあるので使用しないでください。
●農業用ハウス等の施設内およびその周辺では使用しないでください。
●水源地、飲料用水、灌漑用井戸、養殖地等に本剤の飛散や流入及び浸透が想定される場所では散布を行わないでください。
◼苦手な雑草もあります!
ハイバーX粒剤は幅広い雑草に高い効果があります。
ただし、次のような雑草には効果が不充分な場合があります。
このような雑草が多い場所では、他剤との併用などを検討してください。
イヌビユ、ドクダミ、クズ、イタドリ、ヒルガオ、ヤブガラシ、ヘクソカズラ、フキ、ヨメナ、ササ、ヨシ
◎上手な使い方
・雑草の草丈が小さいうちに散布する(ひざ下の高さ30cmくらいまでに)
・雑草が大きくなり過ぎた場合は、雑草を刈り払った後に散布する
・雨上がりなどの土壌水分が適度にあるときに散布する
・全面にムラなく散布する(草が生えていない場所にも散布)
・使用量は15kg/10a(1kgで20坪分)がおすすめです!
◼適用雑草と使用方法
※本表に「樹木等」と記載していますが、本剤は直接樹木等に使用するものではありません。
本表の使用方法、注意事項に従って、樹木等に影響を与えないよう注意してください。
◼ご注意ください!!
ハイバーX粒剤の使用回数は年間1回です
◼適正散布量のめやす(使用量15kg/10aの場合)
土壌全面に均一に処理してください。