株式会社アセラ 農薬部

農薬通信 Web版

新規果樹用殺菌剤:「セルカディス®Dフロアブル」‥『アグリ通信.ACERA』第55巻 通刊613

2022-01-17 09:00:00 | 記事

||||||| 新規果樹用殺菌剤:「セルカディス®Dフロアブル」 |||||||

®︎:BASF社の登録商標

新規果樹用殺菌剤「セルカディス®︎Dフロアブル」は、多作用点殺菌剤ジチアノン:42.0%とSDHI剤フルキサピロキサド:4.7%を含有する作用機構の異なる2つの有効成分を組み合わせた園芸用殺菌剤です。

BASF社(ドイツ)が開発した有効成分フルキサピロキサド(通称“Xemium®【ゼミウム®】”)はコハク酸脱水素酵素阻害剤(SDHI)で担子菌類、子のう菌類、不完全菌類に広く抗菌活性を有するカルボキサマイド系化合物に属する新規化合物です。

「セルカディス®Dフロアブル」はBASFと日本曹逹株式会社が共同開発し、2021年2月より両社から販売を開始しています。

2020年1月に農薬登録を取得し2021年12月に「もも」はホモプシス腐敗病、縮葉病、せん孔細菌病が、「りんご」はうどんこ病、赤星病、炭疽病、輪紋病などが適用拡大されました。

 

特 長

○作用の異なる2成分の混合剤のため耐性菌管理に有効。

○既存薬剤の耐性菌にも効果を発揮。

○様々な病害に対して優れた予防効果と治療効果。

○高い移行性と長い残効性

※ゼミウム®は浸逹移行性に優れているため、成分が葉の表面から内部に移行し、植物内部にいきわたります。またユニークな特性で植物表面に吸着するため長期間病害を防除することが期待できます。

1,500倍希釈液‥デランフロアブルの希釈液に似ています。

有効成分:ジチアノン(42.0%)フルキサピロキサド【通称ゼミウム®】(4.7%)

性状:褐色水和性粘稠懸濁液体

農林水産省登録:第24315号

毒性:医薬用外劇物。

規格:333mℓ

作用機構分類番号(RAC番号):殺菌剤分類  M9   7

適用害虫の範囲及び使用方法                        2022年1月現在

*赤字は2021年12月適用拡大病害

 

効果・薬害等の注意

  • 使用量に合わせて薬液を調製し、使いきってください。
  • 使用前に当たっては容器をよく振ってください。
  • 散布液調製の際は、水をかきまぜながら本剤の所定量を徐々に加えてください。
  • 石灰硫黄合剤、ボルドー液との混用はさけてください。
  • ハウス栽培のなしに対しては、薬害を生じるおそれがあるので使用しないでください。
  • 機能性展着剤(アプローチBIなど)の加用は薬害を生じるおそれがあるので使用しないでください。
  • 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
  • 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。

安全使用上の注意

  • 医薬用外劇物。取扱いには十分注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐かせないで、直ちに医師の手当を受けさせてください。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けてください。
  • 原液は眼に対して強い刺激性があるので、散布液調製時には保護メガネを着用して薬剤が眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当を受けてください。
  • 本剤は皮ふに対して刺激性があるので皮ふに付着しないよう注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
  • 散布の際は保護マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用してください。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い落としてください。
  • 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
  • かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
  • 施設内で使用する場合、窓等を開放し十分に換気してから施設内に立ち入ってください。

水産動植物への影響

  • 水産動植物(魚類)に強い影響を及ぼすおそれがあるので、河川、湖沼及び海域等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。養殖池周辺での使用はさけてください。使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきってください。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。

保 管

  • 直射日光をさけ、食品と区別して、カギのかかるなるべく低温な場所に密栓して保管してください。盗難・紛失の際は、警察に届け出てください。

○火災時は、適切な保護具を着用し水・消火剤などで消火に努めてください。

○漏出時は、保護具を着用し布・砂等に吸収させ回収してください。

○移送取扱いは、ていねいに行ってください。

○使用量に合わせて薬液を調製し、使いきってください。空袋は圃場などに放置せず、適切に処理してください。

 


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