||||||| 新製剤..水稲用中・後期除草剤：「バサグラン®︎・エアー1キロ粒剤」 |||||||
®︎：BASF社の登録商標
これまで中・後期除草剤として普及されてきた「バサグラン®︎粒剤」がドローン散布に適した剤型「バサグラン®︎・エアー1キロ粒剤」の販売を開始しました。
これまで通り「バサグラン®︎粒剤」3kg製剤も併売しております。
「バサグラン®︎・エアー1キロ粒剤」は使用方法「落水又はごく浅く湛水して無人航空機による散布」と「落水散布又はごく浅く湛水して散布」があります。
無人航空機以外の処理も可能です。
3kg製剤でも1kg製剤でもどちらでも使用しやすい方法での処理が選択できます。
「バサグラン®︎・エアー1キロ粒剤」の特長
・無人航空機による省力散布が可能な新製剤。
・一年生広葉、カヤツリグサ科雑草および多年生雑草に安定した効果。
・難防除雑草のクログワイ、オモダカなどや近年問題になっているスルホニルウレア抵抗性のホタルイ、アメリカアゼナなどにも優れた効果。
・薬剤処理適期幅が広く生育期処理での効果が高いので、雑草の発生を見てから処理できます。
無人航空機（XAG社製農薬散布用ドローン：P30 JETSEED）を用いた散布はこちらから
バサグランエアー1キロ粒剤：XAG社製農薬散布用ドローン「P30 JETSEED」株式会社アセラ
処理適期
多年生雑草には生育段階により効果にフレが生じるので、適期に処理してください。
落水処理
バサグランは水に極めて良く溶け、かつ土壌吸着性は極めて少ないため、湛水状態では有効成分が水田水中に拡散及び流亡し、雑草周辺の水中及び土壌中の濃度が薄くなり効果不足になります。また湛水状態の雑草では、一度雑草に吸収されたバサグランは湛水中に漏出し、薬剤の取込みの点からも好ましくありません。落水状態では有効成分の流亡が少なく、効果は安定します。使用に当たっては、落水状態（足跡に水が残っている程度で、雑草が水面上に出る状態）で処理してください。処理後少なくとも3日間（浅水処理では5日間）は入水をしないでください。また河川などへの流出を避けるため、処理後７日間は降雨の有無にかかわらず、落水をしないでください。
有効成分：ベンタゾンナトリウム塩（ベンタゾン）…33.0%
性状：類白色細粒
農林水産省登録：第24395号
毒性：；普通物✴︎ ✴︎普通物：「毒物及び劇物取締法」（厚生労働省）に基づく、特定毒物、毒物、劇物の指定を受けない物質を示す。
作用機構分類番号(RAC番号)：除草剤分類 6
適用雑草と使用方法 2023年7月現在
効果・薬害等の注意事項
- 本剤は水の移動に伴う移行性が大きく、一般に水深の浅いほど効果が安定します。
・使用に当たっては落水状態（足跡に水が残っている状態）にして水の出入りをとめ、まきむらのないように均一に散布してください。
・水を落とすことができないところでは漏水のない水田に限り、できるだけ浅水状態（雑草が水面上に出る状態）にしてまきむらのないように均一に散布してください。
・散布後少なくとも3日間（浅水処理は5日間）はそのままの状態を保ち、入水はしないでください。また、散布後7日間は降雨の有無にかかわらず落水、かけ流しはしないでください。
・処理後2日以内に降雨があると効果が不十分になるおそれがあるので、晴天の持続する時を選んで使用してください。
・深水にすると効果が劣るので注意してください。
- 無人航空機による散布に当たっては、次の注意を守ってください。
・散布は散布機種の散布基準に従って実施してください。
・散布に当たっては散布機種に適合した散布装置を使用してください。
・事前に薬剤の物理性に合わせて散布装置のメタリング開度を調整してください。
・散布薬剤の飛散によって他の植物に影響を与えないよう散布区域の選定に注意し、散布装置のインペラの回転数を調整し、圃場の端から5m離れた位置から圃場内に散布してください。
・水源地、飲料用水等に本剤が飛散、流入しないように十分注意してください。
- イネ科雑草には効果が劣るので、田植前後の土壌処理除草剤で一年生雑草を防除した後、多年生水田雑草及び一年生広葉雑草の防除を目的として使用してください。
- 砂質土及び漏水のはげしい水田では使用しないでください（減水深2cm /日以上）。
- 本剤は生育期に入った雑草に効果がありますが、雑草、特に多年生雑草は生育段階によって効果にフレが出るので必ず適期に散布してください。ホタルイ、ヘラオモダカ、ミズガヤツリ、ウリカワでは、発生盛期から増殖中期まで、オモダカでは発生盛期から発生揃期まで、クログワイでは草丈15cm〜20cmまでが本剤の散布適期です。
- 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
安全使用上の注意
- 誤食などのないよう注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けてください。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けてください。
- 本剤は眼に対して強い刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当を受けてください。
- 散布の際は保護眼鏡、農薬用マスク、手袋、長ズボン、長袖の作業衣などを着用してください。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、洗顔・うがいをしてください。
- かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
魚毒性等…水産動植物（魚類）に影響を及ぼすので、養魚田では使用しないでください。無人航空機による散布で使用する場合は、河川、養殖池等に飛散しないよう特に注意してください。
保 管…直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管してください。
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