株式会社アセラ 農薬部

農薬通信 Web版

農薬部ブログ : 除草剤試験【バスタ液剤】

2020-05-01 19:10:17 | 記事

栽培管理が忙しくなる前に除草管理作業として除草剤を散布しました。

作物:モモでは樹幹下の除草管理が特に大変になります。

今回使用した薬剤はバスタ液剤です。

BASF社取扱いのこの製品は、幅広い登録作物を有し、農作業の省力化、効率化を実現しながら、作物への安全性、人や自然環境へ配慮した接触型除草剤です。

スギナやマルバツユクサ、ツユクサなど手強い雑草をはじめ、防除が困難な「問題雑草」に対しても効果的です。

また効果の発現が速いのも大きな特長です。

 

作物:もも

登録内容

『一年生雑草』

時期:収穫前日まで(雑草生育期:草丈30cm以下)

量:300〜500mL /10a

方法:100〜150L /10a雑草茎葉散布

回数:3回以内

『多年生雑草』

時期:収穫前日まで(雑草生育期:草丈30cm以下)

量:500〜1000mL /10a

方法:100〜150L /10a雑草茎葉散布

回数:3回以内

 

試験内容:100倍希釈液散布

3月26日:散布前

3月31日:5日後

4月10日:15日後

 

株周りに発生したギシギシも枯れました。

散布前

散布5日後には萎えてきました。

散布15日後には完全に枯れました。

4月に入ってからは朝晩の気温の低下が激しく枯れるまでに時間を要したように感じました。

無散布区の変化はこちらです。

3月26日

5月1日

早く除草作業を行わなければなりません!!

今後も使用回数3回で、どの位除草管理ができるか継続して試験を実施したいと思っています。

バスタ液剤は水田畦畔でも普及されています。

バスタの問題雑草への効果

畦畔でのバスタ®液剤の散布方法

この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 農薬部ブログ : ぶどうの... | トップ | 「時期の防除:カスケード乳... »
最新の画像もっと見る

記事」カテゴリの最新記事