ACE KIDS ACADEMY&CJA日本語学校

岡村ゼミナールの園児・小学生向けの珠算・習字・英会話部門、播磨にある日本語学校についてのブログです。

日本語教師の国家資格化の行く末=未来予想

2018-11-25 06:32:41 | お知らせ
日本語教師の国家資格化の行く末

文化庁での議論の内容等が現状では不明確のため、確かな予想は立てづらいけれども、この問題は日本語学

校の業界ではかなり大きなインパクトをもっているため、何種類かの対応策を練って準備しておかなければならない重要課題です。

                     記

➀司法試験や公認会計士になるための国家試験のような難関にはならないでしょう。

なぜなら、従来から既に複数のルートでの日本語教師資格の取得が行われていて、その検定試験などのレベ

ルも、合格率が25%前後という過去の経緯があるからです。

その歴史や実績等を完全に無視することはできないし、極端に難易度を挙げて合格者数を絞るべき社会的理

由なども見当たらないと考えます。

今回の改正に向けての議論においては、あくまでも日本語教師の外国人向けの指導能力向上のためという目

標があるけれども、それは、筆記試験を全国一律で強制し、難しくするだけでは、受験生の教室現場での指

導能力を測れるものではないと考えます。

むしろ、これまでの資格取得の課程においては、教育実習制度に類する学習経験:指導現場での技能等がと

りわけ重要視されている経緯から見ても、筆記試験だけの難化はないと見るのが辺りでしょう。

そういう意味で、むしろ、これを機会に面接試験や実技面でのチェック体制が強化される可能性があります。
しかし、こういった実技面でのチェック体制やその趣旨の貫徹は、おそらく万人単位にも達すると予想され

る受験生ごとに設けられた僅か数分程度の短時間の面接や実技チェックでは不可能であり、適正な能力確認

ができないため、通訳案内士試験のように、筆記試験に加えての二次試験や三次試験制度を新たに導入した

としても、真の実技能力の有無やレベル等の審査は煩雑過ぎて難しく、世間の納得は容易には得られないでしょう。
②となると、運転免許制のように、教壇に立っての現場指導能力を高めるという今回の改正の趣旨から見れ

ば、❶実技技能面の測定と必要レベルの認定は、既存の大学や特定の日本語学校でのような、今までの何種

類もの教育機関での実技演習制度をそのまま活用する一方で、❷知識や心理・才能面での受験生の能力測定

のみを、国家が資格試験の名目で行うという案も考えられるでしょう。

これが最も中立的で妥当な案でしょうか・・・
そこでは、❶の技能認定と❷の筆記試験の合計・合体で初めて資格を取得できるという新制度が予想されます。
③それにしても、❷の筆記試験を、資格取得希望者の全員が、全国一斉に、特定の一日で受けるとすれば、他

の試験においての例が数多くあるにしても、相当な施設や準備が必要となり、システムを整えるには、新制

度発表時から1~2年は十分にかかるでしょう。

新制度実施に向けての議論を煮詰め、制度設計が完了し、実施の手順や準備が完了するまでに、どれくらい

の時間・日数・年単位の期間がかかるでしょうか?

④・・・と言うことであれば、未だこの先2~3年前後は、既存の資格取得手続きの続行ということになりそうですね・・・

とはいえ、受験生にとっては、新制度が、資格取得に従来以上に大きなエネルギーが必要とされますので、

今の内に資格を取得しておいた方が無難だということにはなるでしょう。

これが、日本語教師資格取得のための駆け込み需要が発生するかもしれないという見方の根拠になっています。

もちろん、政府の動きや世間の動きを正確に予知することはできないので、将来に向けて幾種類かの流れの

予測を立てて、それらに対応しておく心構えだけは必要でしょう。

平成30年11月25日 日曜日
CJA日本語学校:岡村寛三郎


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