Accountant's Office KIGAWA

会計・税務のひとり言

出身校への寄付

2006-07-24 16:29:55 | Weblog
初めに、大雨の被害に見舞われた方々、心からお見舞い申し上げます。

ところで、夏本番ですね。今年から「海の日」が、7月20日から7月第3週目の月曜日に変更されましたね。数年前の「成人の日」と「体育の日」を、それぞれ同月の第2週目の月曜日へ変更したいわゆる「ハッピーマンデー法」の海の日版ですね。

3連休でのんびりされた方も多いと思います。

この時期は夏祭り時期。伝統のある祭りばかりでなく、町内のお祭りなど小規模で開かれるお祭りも多いですね。

そんな中、会社代表者の出身校から行事に対して寄付のお願いが来ませんか。もしかして、単純に「寄付金」で処理していませんか。注意しないと、ケガをしますよ。

税法などで抽象的な表現の代表格は、「社会通念上」ですね。これに続くのが「業務遂行上」です。他にも「おおむね全員」なんてのがありますね。

代表者の出身校に寄付した金額を、何気なく寄付金として処理していませんか。

ちょっと待った!!!

ここで出てくるのが「業務遂行上」です。何も代表者の出身校に対する寄付ばかりでなく他の支出でも「業務遂行上必要と認められない支出」は、損金不算入です。

ここで代表者が絡むとちょいとややこしい。法人の所得の計算上、役員賞与とされ、法人税の課税標準額に含まれるほか、代表者個人の所得として所得税の課税標準額にも含まれます。ダブルパンチですね。

ただ、代表者が係わる支出をすべて自己否認する必要もありません。例えば、出身校への寄付を代表者の出身校ばかりでなく、会社と固有の関係のある学校にも行っているとか。もちろん代表者の出身校が会社と固有の関係があれば、当該寄付は損金算入されます。

「業務遂行上」。ややこしいですね。

会社と学校との固有の関係で真っ先に思いつくのは、社員を入社させているですね。他にも固有の関係があれば、「業務遂行上」必要な支出として主張できると思います。

ただ、よく「広告費」として領収書を貰う場合がありますが、注意しないと代表者への賞与と認定される場合があります。注意しましょう。