谷川岳 一ノ倉本谷下部
今年はさ、あれだよね。
一ノ倉沢のさ、あれ。
たぶん、もうないよね。
幻の滝が出てるだろうよね。
9月の中頃から、山仲間に囁かれていたものの、
折からの天候不順で計画は延期、延期を繰り返して10月に入ってしまった。
そして、ようやく秋空の好機が。
S子さんと、いざ一ノ倉本谷。
「幻の滝」 幻とはいえ、実際にはないものが、あるように見えるたりするわけではない。
むしろ、それは恐ろしい。
((((;゜Д゜)))ガクブル
「万年雪」といわれる本谷の雪渓が消えた時にのみ姿を現す。
つまり、存在の確認が難しく稀有なこと。有り難い現象。
(´∀`*)))ハイ、正解ィ★★
一ノ倉出合から沢通し。
衝立前沢の滝は腰まで水に浸かって、チョックストンを越える。
フィックスを伝って滝上まで
このスラブからロ-プを出してテ-ルリッジ下部まで。
沢床に降りて右岸バンドを上がり、草付手前で右にトラバる。
岩ドロな斜面をトラバ-ス。結構いやらしい。
ガ━━Σ(゚Д゚|||)━━ン!!
あとは、乾いたナメとスラブを快適に。
足を突っ張ったりしながら。
水線を右に左に、思い思いのトレ-スを引く。
幻の大滝は、左壁に取りつく。
結構、クラック、リス、バンド状が目立つものの、なかなかどうして。
S子さん、ナイスリ-ドです。
クライミングシュ-ズにすべきだった。ちょっぴり後悔。
( ;_;)ヾ(・ω・`*)ナカナイデェ
あとは、ワイド画面のようなスラブを行く。
左に滝沢下部。右に衝立岩。
見慣れたテ-ルリッジからの景観とは違う世界が広がる。
゚+。感:.゚(O*p´∀`q*)゚.:激。+゚
本谷バンド到着が想定時間を越えていたので、ここは潔く4ルンゼを諦め、南稜テラスへ。
撤収です。
撤収ッー!! (-o-\) λλλλλ,,,,,ゾロゾロ
幻に想う。
『人の生を享くるは難く、やがて死すべきもの、今いのちあるは、有り難し』
仲間とともにある、幸せ。
去り難き、幸せ。
有り難し。
sak