エコでにこにこ~ストップ温暖化!

ストップ温暖化センターのお知らせや、スタッフのつぶやき

水問題と環境問題について考える

2008-06-19 23:56:31 | Weblog
 ミャンマーにサイクロンが襲撃し、一ヶ月。2005年8月に未曾有の
  被害をもたらしたアメリカのハリケーン「カトリーナ」といい、
  地球温暖化により熱帯性低気圧が巨大化し、風水害による被害の拡大が
  懸念されています。

   日本でもここ毎年、台風や集中豪雨による被害が各地に大きな
  爪あとを残しています。日本は、世界的に見ても水資源に恵まれた
  地域と言われますが、それでも夏場や真冬に渇水の地域があったり、
  逆に大雨で川が決壊したり、都市部では地下街に水が流れ込んだり、
  と水の偏在も問題となっています。

   滋賀県の北西部・高島市にある針江という地域―以前、NHKのテレビ
  番組で紹介されてご存知の方もいらっしゃるかもしれません。各家には、
  川端(かばた)と呼ばれる水路を家の中に引き込み、コイや淡水魚と
  人が仲良く共生する暮らしが今も続いています。井戸からわいた水を
  飲料や調理に使うのはもちろんですが、洗い物から出た米粒や野菜
  くずなどはコイやその他の魚のエサとなり、水の浄化に一役買って
  くれています。

   私も田舎育ちなので、子どもの頃、夏には父とよく川に遊びに
  出かけました。父は釣りではなく、水中眼鏡をつけモリを持って、
  川魚を捕るのです。その横で、私は泳いだり、水辺の生き物を捕まえて
  遊んでいました。しかし、大きくなってからは川も汚れ、水辺で遊ぶ
  家族連れを見かけることはめっきり少なくなりました。

   阪神大震災の被災者の方が、「地震後、水が出なくて、コップ1杯の
  水で歯磨きもすませていたのに、水道が復旧したらまた平気で水を
  流しっぱなしで歯磨きしている自分がいる」と話されていました。
  当たり前ですが、人間もその他のあらゆる生物もまた、水がなくては
  生きていけません。梅雨に入るこれからの季節、雨に降られることも
  多いですが、暑くなってきて水恋しい時期でもあり、さらに6月は
  環境月間です。水と暮らし、また環境問題について、少し思いをめぐら
  せてみませんか?