窓辺で目隠しになっている、赤い花のエゴの木。何か解らない鳥が、混み入った枝葉の中に入っている。よく見たら雉鳩だったけど、ふだんエゴの木に雉鳩は、殆んど来ていない。しかも、信じられない事に、硬いエゴの実を食べていたのだ。
秋の稔り 色付いて
大きい 鳥が 入っている
この季節 庭には 雀と雉鳩
エゴの木に 雉鳩は 珍しい
石ころ みたいに 硬いのに 食べてる 消化するか
新築の現場は、風花のお家だと、言っているけれど、誰も信じていません。歴史地区なので、遺跡調査がされました。何の問題もなかったようです。でも、風花ちゃんは、小判でも出ないかと、幾日も一人で通っているそうです。
風香ちゃん 何してるの
調査だよ ほんとはお宝探し
もう帰ったの 何にも出ないから
風花と散歩をしながら、秋の山野草を見ようと来ました。桜林に人影は無く、深く静まり返っていました。それでも一羽の筒鳥が、そっと姿を見せてくれました。このあいだの筒鳥は、とうにこの場所を脱けたはずです。秋の花は、あまり咲いてなく、それで大写しで撮りました。
もう、誰もいなければ、この立寄り場は終了だろう。爺さんが一人だけ、使い込んだ三脚と望遠レンズを、移動させて撮影をしていました。近くの桜の枯木で、筒鳥が警戒心も無く、太毛虫を何匹も喰らっていました。何処まで帰る渡りの旅か、無事を祈ってシャッターを切っていますよ。
暑いので、山里で水遊びを。けれども、風花(ふうか)は静かで、喜んでもくれません。先代犬の舞風(ぶう)ちゃんは、水が大好きだから。狂ったように遊びました。油断をすると、池や流れがあれば、勝手に飛込のでした。
まだ夏なのに 秋海棠の花が 咲き乱れていた
舞風ちゃんは チョコラブで 焦茶の毛が とても長く
尻尾も ふさふさして とても太く 女の娘でした