Hippo日記

オーディオの事や感動した音楽の話し、お勧めの癒しの音楽など、徒然なるままに書いてみたいと思います。

春のヘッドフォン祭2019 終了

2019年04月30日 | オーディオ イベント

 

ご来場くださった皆様、誠にありがとうございました。

さて今回の出展は、20代の若い方々にスピーカーの良さを再発見してほしい、というスピーカーの伝道師として参加させていただきました。

初日の土曜日は人出は多かったのですが、ヘッドフォンのセール品お目当ての大群が中心で、スピーカーなんぞにはほとんど見向きもされませんでした。二日目の日曜日は大分人出が少なくなりましたが、じっくりと見て回られる方が多く、当社にも多くの方が足を止めて下さいました。

蓋を開けてみれば、やはり音に引き寄せられて集まってくるのは中高年の方ばかりでしたが(汗)、二十代前半の子たちもいました。(良かったー!)

この若者たちには興味深い共通点があって、ちょっとお洒落で、音楽グループの仲間で来ている様に見受けられました。当然音にこだわりのある人種という事になりますね。

反応は、「うわーっ! 凄い、いい音!!」、「やっぱりスピーカーで聴くのがいいよねぇ」、というものでしたので、わざわざ出展したかいがありました。価格を見て、「うっ、やっぱりそうなるよねー」と言いつつ、「でも不可能な額ではないよねー」という受け止め。ハイ、不可能ではありませんよ、是非お小遣いを貯めて下さいね!

それから、中学生くらいのカワイイ男の子もアニソンCD持参で、「ちょっと聴かせていただけませんか」とお見えになりました。今は無理かもしれないけれど、将来の再開を楽しみにしています!

その他、”無線と実験”の顔見知りの編集者がいらして、「奇遇ですねぇ(笑)」となって、急遽取材を受ける事になり、「何故ヘッドフォン祭にスピーカー?」という質問をうけて「これはこれは良いご質問を・・・」といった話をしておりました。

もう一つ面白い話で、出展の同業他社さんにもご注目いただき、来場客よりもむしろこちらの方からの注目度が高い? なんて事もありました。営業にもっと力を入れないといけない時期にきたかも知れませんね。

 

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春のヘッドフォン祭2019 出展情報その2

2019年04月24日 | オーディオ イベント

 

今度の土日、中野サンプラザです。是非ご来場を。

開催案内は → こちらから

エレベータで11階で降りた斜め右前方にブース(机)を構えております。

上の看板を出しています。

さて、今回はヘッドフォンユーザーの皆様に、スピーカーならではのリスニング環境をご提案します。看板の文言がそれです。頭内に音の響くヘッドフォン環境に慣れ親しんだ方々に新鮮に感じていただけるのかどうか・・・他社に類を見ないリアルな立体音響を愉しめるTriphonic(トライフォニック)スピーカーシステムをお試しください。特にEvangelist-102は、静電型ヘッドフォンをも超えるクリアー&低歪みで、尚且つ力のあるマッシヴな音質も特長です。

デモソースにはステージ感やライヴ空間のリアルな物を色々とご用意してゆきます。そしてデスクトップ・オーディオやサイドボード上設置を想定した、ニアフィールド・リスニングの設置条件でお聞きいただきます。

心配点は、非常に小さな音量でのデモが義務付けられていて、しかし会場は人込みでざわついていますので、劣悪なSN比環境で試聴していただく状況です。まぁ、ここで味見していただいて、正式確認には横浜の試聴室にお越しいただくパターンになれば良いかなと思います。

スピーカーは当社の小型スピーカーのEvangelist-061(写真↑)と新作のEvangelist-102(写真↓)になります。

11階会場の配置図を下記にてご覧ください。エレベーターを降りたロビーの2番のテーブルです。

尚、当社のオリジナル6cmユニットをご採用いただいているAudifill社さんが同じロビーの奥、6番テーブルにて出展していますので、こちらにもお立ち寄りいただければと思います。

それでは当日お会いできますことを楽しみにしております。

 

 

 

 

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小野路やまいち 無事終了

2019年04月20日 | オーディオ イベント

 

今日は小野路やまいちに出展してきました。デモの方は写真両脇の新作Evangelist-102をメインに、一日中ダイアナ・クラールのライヴ・イン・パリスをかけました。

天気も良く、人出も多かった様で、当社ブース(やまいち主催者のKASHO工房を間借りしています)にも、ひっきりなしにお客様がみえました。なので残念ながら他の趣味のブースを見に行ったり、コーヒー屋さんに行ったりとか、ほとんどできませんでした。でもまぁ宣伝は沢山出来たので文句は言えませんね。ご来場の皆様、そして当ブログを見て来てくださった皆様、本日はありがとうございました。

このイベントは、いわゆるオーディオマニアの集まりとは違う視点で感想がいただけるので、とても興味深いです。自画自賛になりますが、下記の様な感じです。

まずは、普通の人の固定観念にとらわれない素直な感想がいただけます。今までは「いい音ですねー」とのお声がけが多かったのですが、今年は”凄い”という形容詞が付くようになりました。(^^

そして小野路やまいちには、こだわりのある演奏家や楽器製作者が沢山みえるので、耳が肥えていて、且つ忌憚のないご意見をいただけます。「スネアドラムのたたき方の違いとか、ピアノのタッチの違いが克明に聞き取れるので素晴らしいスピーカーだ」、といった感じでコメントをいただけます。

私自身は、方式論とか雑誌で有名なメーカーがどうの、とかいうお話よりも、まさに音楽がどのように聴こえるかという議論が最も大切なので、オーディオフェアよりもかえって貴重なご意見がいただけると感じています。

それから、新作のEvangelist-102では、小型スピーカーに高額な値付けをして、大型超ハイエンドよりも音が良いなどという”大口”を叩いていますが(笑)、これが実際に音を聴いていただいて、どの様な受け止めになるかにも興味がありました。

上記のこだわり系の方々は、大金持ちではありませんが(失礼!!)、しかし違いが分かって、納得の行くものにはそれなりの対価は惜しまない人種だと思います。「このサイズのスピーカーがこの値段!?」という反応はまったくありませんでした。この製品は強気でボッたくっているわけではなく、落としどころを見極めて極力ローコストにまとめ上げたものであり、製造原価から普通に計算して正直な値付けをしています。なので、予想通りの反応で一安心しました。

それから、皆様異口同音に「このサイズから、この音は一体どうやって出るのか?」とのことでした。(やったー!)

さて、来週はヘッドフォン祭への出展です。こちらも、若い方の中には感性が豊かでこだわりのある方が結構いると思います。新しい出会いが楽しみです。(^^

P.S
やまいち運営でお骨折り下さったKASHO工房さんとスタッフの皆様に、誌面を借りて御礼申し上げます。

 

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Evangelist-102 新発売!

2019年04月19日 | 製品紹介

 

→ 当社ホームページでの紹介ページ

整いました~!

可愛らしいブックシェルフですが、音は大型ハイエンドを凌駕するリアリティと高質感です。信じろという方が無理だと思いますので、是非お聴きになってみて下さい。明日の小野路やまいちと、来週の春のヘッドフォン祭に持って行きますので、是非ご来場を!(勿論、当社の試聴室にご予約いただくのがベストですが。)

最大の美点は、「音楽を聴くのが楽しくなる」という事です。

先日からご紹介している超硬振動板10cmウーファーが目玉です。硬い振動板はとにかく音が煩くて、この6年間、あまりにもうまく行かずに泣きそうになりながら、しかし投げ出さずに弄り続けて、ますます説得力の出るところとなりました。

上の写真が最終版のウーファー(W100A型)です。アレ、色がついた? そうなんです。デザインもありますが、アルミコーンの制振も兼ねたウレタン樹脂コーティングでもあります。

突貫工事で、今朝なんとかカタログ原稿を印刷屋に送信しました。下記に、ちょっと長いですが、カタログの能書きを添付します。

★ カタログダウンロード(pdf)出来ます → こちらから

 

高額な大型ハイエンドスピーカーシステムをもってしても、その再生音は生演奏の音とはあきらかに何かが違います。この事は、特にクラシック音楽の様な情報量の多いソースでは決定的です。

何故その様な問題が起こるのでしょうか? 何が欠けているのでしょうか?

その答えは明確です。それは音力不足であり、直接的な原因は振動板の強度そのものにあります。スピーカーには長い歴史がありますが、製品化のための様々な都合により、そのスピーカーユニットには、薄くしなやかな振動板が用いられるのが通常となっています。硬くて強度の高い振動板では、やはり硬くて聴き疲れのする音になってしまうからです。

そのため、高剛性振動板と称する製品のほとんどは、硬い素材は用いていても、実際には板厚を薄くして、しなやかさを担保する事で、角の立たない音にしているのが現実なのです。従って、しっかりした、肉質感のある、生々しい音を出すのには原理的に向いていないのです。

すなわち、音の硬質感という解決の難しい問題があるにしても、高強度な振動板に真正面から取り組まない限り、音力不足でリアリティが出ないという問題の本質的解決は望めないのです。

そこで当社では、振動板の補強構造や制振処理について長年にわたる試行錯誤を行いました。そして手間とコストはかかりますが、音の硬質感の問題を高度に解決する事が出来ました。オーケストラ等、音数の多い音源でも音が混濁せず、低歪みで雑味のないクリアーな音の再生が可能で、尚且つ力と肉質感とスピード感のある、生々しく美しい再生音が特長です。

更に、過渡応答や位相特性を重視したユニ・トランジェント方式や、キャビネットの厳重な制振処置により、サウンドステージや音像のリアリティも追及しています。

Evangelist-102は、見た目は小型のブックシェルフ型スピーカーですが、その圧倒的な音力やスケール感は、従来の大型ハイエンドシステムをも凌駕している事に驚かれる事と思います。その音の躍動感や、地に足の着いたしっかりした存在感は、まさに生演奏の音の醍醐味を再現します。そして、その吸い込まれる様なリアルな仮想現実感に浸って、音楽の世界をご堪能いただけましたら幸いです。

 

肝心の価格ですが、税別¥350,000-(ペア)です。内容を洗練し、コストを抑えましたが、製品サイズに比して結構な価格ではあります。しかし音を聴かれると十分な納得感があると思いますし、大型ハイエンドシステムの高価格がアホらしくなるかと思います。

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超硬振動板10cmウーファー 更に続き

2019年04月11日 | 製品紹介

 

さて、超硬振動板10cmウーファーの更に続きです。前回ご紹介のものでは、音の生き生き感がもう一つで、更に改良を行いました。これまで、あまり効果がないと思っていたコーン円周方向の補強を再度起用し、放射方向のビームの板厚や数量を見直しました。この完成度ですと、スタックスのイヤースピーカーの方が煩く感じるくらいのところまで来ましたし、解放感も出ますので、自信をもって送り出せます。

実は、新しい補強ビームはコーン裏側だけで納まってしまい、(前回紹介の写真↑)表側の補強は不要になりました。コメントをくださったPal様、としろー様、お騒がせしまして申し訳ございませんでした。m(_ _)m

さて、今日は特性値も少しご紹介しましょう。周波数特性に固執する向きが多いので、敢えて触れない事にしていましたが、今日は私の注意している点についてご紹介します。

写真↑が周波数特性で、30cmのマイク距離での2way音圧特性(青ライン)です。フラットネスについては、特に優れているものではありませんが、位相特性(緑ライン)にもご注目下さい。

実はもっと音圧特性をフラットにすることも可能なのですが、今度は位相特性がガタガタになります。誰が言ったのかは知りませんが、聴感では絶対位相は分からないので、一般常識として位相特性は無視して構わない、という事になっている様です。相当な測定マニアでも、位相特性についてはノーコメントなのです。

実は、位相特性も音圧特性も共にフラットにするのは超困難です。タイムアライメントも当然整合させなければなりませんし、全ユニットを正相接続とするべきです。音のナチュラル感や音像定位、ステージ感は全く違います。位相特性が滑らかなのは、ウーファーとトゥイーターの馴染みが良い状態であるバロメーターです。スピーカーが消えて無くなり、向こう側に音像がすくっと立ち上がります。

そして、インパルス応答も綺麗に出ます。(横軸単位はミリ秒)トゥイーターが逆相接続だったりすると、応答波形も崩れます。

来週末の小野路やまいちに間に合わせないといけないので、おしりに火がついているのですが、タイムアライメント(=バッフル段差量)が、位相特性も含めて微調整が必要なので、最後まで決定できません。音質的に決着しましたので、やっとキャビネットに着手できます。さあ急がないと・・・

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