Hippo日記

オーディオの事や感動した音楽の話し、お勧めの癒しの音楽など、徒然なるままに書いてみたいと思います。

エンヤでクリスマス

2013年11月28日 | CD発掘

今晩は、前回に引き続きクリスマスアルバムのご紹介です。

エンヤ 雪と氷の旋律、 ワーナーレコードWPCR-13203 →アマゾンで検索すると

原題はAnd winter came・・・→そして冬が来た・・・、ですね。日本語のタイトルを考えるのは苦労するのでしょうねぇ。

さて、エンヤは有名ですから、いまさら解説はいりませんね。(^^

そこで録音について。評論家の博信幸氏がエンヤの録音について力説されているのをどこかで読んだ事があるのですが、「ヴォーカルの録音を無数に重ね録りして、緻密で厚みのある音を作り出している」という旨の事を言われていました。エンヤと言うと、ホンワリと柔らかく響く音楽という印象があるかも知れませんが、実はかな~り音力の強い音も出てきます。

例えばトラック4のコーラスは正に多重録音のエネルギー感の強い音ですが、なまじ解像力のある装置で聴くと、ヒリついたキツイ音になる事があります。反対に鈍い音のシステムでは何事もなく鳴ってしまいますが、これではエンヤ本来の魅力感が半分無くなった状態だと思います。

まぁ手前味噌ですが、PARC AudioやA&Cオーディオの音作りは、このエネルギー感をヒリつかせずにしっかり出すのも特長です。熱(厚)いけれど爽やかな音で、エンヤの魅力を再認識いただければと思います。

それでは今日はこの辺で・・・

追伸
当社の最新型スピーカーシステムDuranty(しかもアルミドームバージョン!)の出荷第一号機がほぼ仕上がりました。(ご依頼のS様、ありがとうございます!)オーディオフェアでデモした試作品に対して、かなりの追加仕様となりましたので、次回のブログではこの辺をご紹介したいと思います。

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ノートルダム寺院のクリスマス

2013年11月21日 | CD発掘

今晩は。オーディオフェア出展後、大変感謝な事ですが結構注文をいただくようになりまして、ハイそうなんです、ホームページもブログの更新も滞ってきてしまいまして・・・(^^; とは言いましても、全然黒字経営ではなくて、オリジナル製品は外注を使わずにほとんど社内製作する事で経費を抑えているので、いわゆるビンボー暇なし状態なんです。まぁ、独立起業すると往々にしてその様になるらしいのですが、なかなか難しいものですね。

大分間があいてしまいましたが、CD発掘コーナーです。ところで今年もあっという間に年末がせまってきて、クリスマスシーズン到来ですね。それで、クリスマス物は結構好きなので、今日はこれを一つご紹介したいと思います。

聖夜・ノートルダム寺院のクリスマス RCA R32C-1056

ところがこれは廃番で、今は→こちらです。

クリスマスCDと言えばPropriusのカンターテドミノがお馴染みですが、こちらは隠れた名盤だと思います。1973年のクリスマスミサの実況録音で、レーベルが変わりつつ、未だに販売され続けています。

お馴染みの曲が心地良いのは勿論ですが、オルガニストであるピエール・コシュローの幻想的な即興演奏も聴きどころです。即興演奏といえばジャズを思い起こしますが、オルガンの即興演奏というのは、高度な専門技能を身に付けたオルガニストならではの技で、ミサの進行に合わせて即興演奏を行います。但し本当に限られた教会でしか行われていません。

録音について。恐らくナグラ(小型テープレコーダー)か何かで録音したものと思われます。少々ノイズが多いのですが、情報量は結構あります。余計な事をせずにシンプルに録音されている様で、非常に遠くから聞こえてくる感じがしますが、実際のカテドラルではたしかにこの様に聴こえます。実際にはそれ程離れて聴いている訳ではなくても、見た目の2倍位遠くに聴こえるのです。

残響6秒の世界で、かつオフマイクな録音なので音が混濁しがちですが、解像度の高いシステム程ディテールが再現されます。音像や音場感の優れた録音だと思います。いつも申し上げる通り、頭上から降り注ぐ様な感じに聞こえるのが正解です。音の洪水の様な即興オルガンのスケール感も実に心地良いです。

それでは今日はこの辺で・・・

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バスレフダクトの調整と問題点

2013年11月13日 | スピーカー自作

今晩は。すごーく遅くなってしまいましたが、やっと新製品の自作用のバスレフ・ダクト・フランジをホームページの方にアップしました。(→詳細はこちらから

そこで今日はちょっとお堅いタイトルになりましたが、自作時のダクトチューニングのご参考情報を提供出来ればと思います。

ところで最近はシミュレーションが非常に便利になりましたね。その代わりに下の図の様な体系的理解のための資料を見るチャンスが少なくなってしまったかもしれませんね。

 昔はシミュレーターもないし、便利な測定器もなかったので、こんな感じの資料を見ながらほとんど手探りでやっていましたから、本当に苦労したというか、ちっともうまく行かなかったですねぇ・・・(^^; でも、お客様から相談を受けたりすると、上の図の様な「傾向と対策」の理解の重要性を改めて感じる事があります。

以下17cm程度以下のいわゆる小型スピーカーシステムを前提に、傾向と対策をお話ししてみます。

まずはじめに、バスレフ方式は非常に便利ですが、しかし欲張ろうとすると上手く行かない、と言う事を理解しておきましょう。上の図の様に、ダクトを伸ばして共振周波数を低くすると、増強効果も低くなります。反対に短くすると中低音域が充実する代わりに、深い低音が出にくくなります。そこで、いいあんばいのところで妥協するしかない、と言う事になりますね。

この時に注意が必要です。ベースの低い音や、バスドラムの音程に注目して調整すると、ダクトは長めにしたくなります。この様にしたくなるのが人情かと思いますが、しかし中低域の厚み感、或いは低音感が薄くなってしまうのは問題ですね。

私的には、低い音は妥協し、ダクトは短めにして低音感を充実させた方が、バランスの良いシステムに仕上げ易いと思います。また小型システムでは、バッフルステップ(低音の回折現象)の影響で中低音域の音圧が緩やかに低下するため、元々低音感が出にくくなっていますので、これを補うためにも、意図的にダクトを短めにした方がバランスがとりやすいと思います。

それではベースの低い音を出したい時はどうするかと言えば、やはりBox容積を大きくするしかないと思います。容積を大きくすると、各カーブ全体が左(低音)側にシフトする感じになりますので、低音再生限界が低くなります。しかし”バスレフ特有の中弛み”も大きくなってきますので、やはりダクト長は欲張らない方が良いと思います。

また、ここで改めてお勧めしておきたいのはバッフルステップ補正です。中弛み問題が大幅に軽減されますので、ダクトチューニングもぐっと低音側に持っていく事が出来るからです。

さて、ダクトの長さ調整だけでは解決しない問題もありますので、最後に思いつくままに列挙してみます。

・ 共振周波数での共振鋭度が高すぎて、特定の音程でボンつく場合
意図的に大口径のダクトを使用した場合にこの問題が生じる事があります。この場合は一回り細いダクトにすると良いですが、他の解決方法として、ダクト内面にフェルトを貼ると効果があります。

・ 中低音域の特定の音程で”ぽんっ!”と鳴ってしまう場合
ダクト固有の気柱共鳴によるもので、内面にフェルトを貼る事で軽減出来ます。

・ 低音の応答が遅れる場合
その様に言う方がいますが、私の場合はその様な経験をした事がありません・・・(^^; むしろ部屋の定在波の方が問題であると思います。例えば、ほとんど物のない四畳半の部屋では、丁度グランカッサ(大太鼓)の音程で猛烈な共鳴がおこります。ダンッというしょっぱなの打撃音の後、一瞬音が無くなって、0.3秒位かけてドロドロドロ~ン!と音圧が立ち上がるので、これは非常に不自然です。

・ ダクトから中高音が漏れる場合
これもしばしば話題になりますが、では楽音に対して具体的にどの様な影響があったのか、私は残念ながらきちんとした説明を聞いた事がありません・・・(^^; 私の場合は音離れの劣化や音像が低くなる事が心配です。それで私の確認した範囲では、Box内部の吸音処理を充分にやる限りは案外問題が無い様です。むしろ気柱共鳴の方が問題に成り得ると思います。そのためにBox背面にダクトを設置するのは賛成です。但し低音増強効果は減少するので、バッフルステップ補正は併用したいですね。

ざっとこんなところでしょうか。

それでは今日はこの辺で・・・

2018/5/14 追記
このページは閲覧が多いようなので、最新の見解を追記致します。下のリンクをクリックしてご閲覧下さい。

→ 「バスレフは低音が遅れる」の誤解

 

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2013インターナショナルオーディオショウに行って来ました

2013年11月04日 | オーディオ イベント

真空管オーディオフェアでいただいた注文製作品がやっと一段落したので、今日は休業日を利用してインターナショナルオーディオショウに行って来ました。

この手の超高額オーディオとは無縁なので、今までは行く気もしなかったのですが、スピーカーを売る商売を始めた以上は、きちんとお勉強しておかなくてはと思って調査に行った次第です。さすがに他のオーディオショウと比較すると全体のグレードは高いと思いましたが、高級品ならば良いかと言えば、そうでもないところが趣味の世界ですね。(^^

勿論スピーカー製品の調査が目的だった訳ですが、お馴染みの有名メーカーの物については、ブログが炎上してしまう様なコメントになってしまったりするのでノーコメントにします。(^^;

それでも、わざわざ行った甲斐があったと感心したものもありますのでご紹介します。どの道価格のゼロの個数が違うマーケットなので、どんなに褒めてもこちらの商売とは無縁ですからね。(笑)

ドイツのランシェ・オーディオ社のスピーカーシステムです。プラズマ・トゥイーター搭載の3wayシステムで462万円也。とにかくこの音離れ、軽さ感は今回のショウの中でもずば抜けていました。本物の生演奏を聴いているのと変わりない音の質感と空間が出ていました。それもそのはず、トゥイーターに振動板がないのですから、それはそれは軽く鳴る訳ですね。いいものを聴かせていただきました。

それにしても、どのメーカーもそうでしたが、あのゴムホースの様なスピーカーケーブルは何とかならんのでしょうかねぇ。大袈裟にすればいいってものではないでしょうに・・・ただであげると言われても御免ですね。こんなものが自宅でのたうちまわっているのを想像したくもありません。(^^;

それでは今日はこの辺で・・・

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