Hippo日記

オーディオの事や感動した音楽の話し、お勧めの癒しの音楽など、徒然なるままに書いてみたいと思います。

Sleeping Beauty-1025 開発 その2/6

2019年05月12日 | 製品紹介

 

非常に悩んでいたのですが・・・はい、フローティングマウントを採用するには、50~60万円(ペア)の価格設定では難しい・・・W100Aウーファー4発だけで40万円相当なので、あとはトゥイーターとキャビネット、ネットワークの予算で精一杯です。

けれども、先発のEvangelist-102との差が”低音ドカーン!”だけではちょっと品格が・・・(^^; やはりここは、雑味の無い高SNな音でW100Aウーファーの高解像度感やリアルなステージ感を存分に発揮させたいところです。

そこでコストダウン策として思いついたのがこれ(写真↓)です。名付けて”免振フランジ”と言ったところでしょうか。2個のフランジが伸縮ジャバラで繋がった構造で、一方のフランジにウーファーを取り付けて、もう一方の(一回り大きい)フランジをバッフル開口に接着します。

写真の様に上から(ウーファーの取り付け面を)押すとジャバラが縮んで引っ込みます。

カットモデル(写真↓)で見ると、断面はこんな感じ。

※ この写真(↑)には当社の著作権があります!

この部品は軟質樹脂で出来ていて、形状は複雑ですが、3Dプリンターで一体物として製作出来ます。即ち、無人運転で一体製造出来るので、人件費がほとんどかからない、という点がコストダウンの要点です。

これにて公知技術となりましたので、だれも特許を取れません~♪

バラしていいのか? どうせ誰もまねしませんから! なにしろ、剛体Boxにユニットをボルト留めするのが理想であると、世の”常識人”は固く信じ込んでいますので。しかも、その権化の某社の、SNが悪くてステージ感のまるで出ない音を崇め奉る人のなんと多い事!

しかし分かる人には分る(と言うよりも、マニアでない”普通の人”の方がすぐに分かります。)ので、とにかく少数派でも良いから、地味に良いものを提供したいと思います。

因みに、グランドマスはコストダウンのために無しとします。

さあ、今度は違いの分かる方でも不安になってきましたか?(笑)

実は、フローティングマウントは、”浮かせる”事自体に最大の効果度があります。グランドマスは有効ですが、しかし、結構贅沢なプラスアルファなのです。

そんな事を言っても、反力でユニット自身(磁気回路側)が揺れたら、音に力が無くなるとか悪影響があるのではないかとお思いでしょう? では、常識人の優れた頭脳でちょっとお考え下さい。スピーカーユニット単体でも、振動系とユニット本体の重量比はざっくり100倍程度あります。つまり、反力をデッドマスで受けずとも、効率約99%で振動系を駆動出来るので、ロスは-1%、即ち約-0.1dBのアッテネーターを挿入した程度のダメージしかないという事です。この現象は単純でリニアなものですから、音質劣化の要素は実用上無視して構わない(0.1dBのSPL低下でしかない)、という事です。

という訳で、Sleeping Beauty-1025は上級機種に相応しく、フローティングマウント(グランドマス無し!)標準装備と決めました。トゥイーターも同様の構造を適用します。

お楽しみに!

 


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6 コメント

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Unknown (通りすがりのハゲ)
2019-05-17 02:17:18
興味深い構造です。この構造で「浮く」効果が現れる周波数はどれぐらいなんでしょうか。
また、浮く効果が現れる周波数の手前に共振点がありそうですが、悪影響は現れないのでしょうか。
いずれも軟質樹脂の物性に左右される内容ですね
Unknown (Mr. Hippo)
2019-05-17 06:24:05
通りすがりのハゲ様、お早うございます。

共振点は数Hzと言った感じです。但し、バッフル開口とユニット取り付けフランジの隙間に、芯ずれ防止用のフェルトを挿入しますので、これが共振のQを抑える効果も兼ねます。

フローティングマウントは、雑味の無いクリアー感とピラミッドバランス、サウンドステージの奥行き感の深さ、が特長です。理屈は重要ですが、是非音でご確認いただければ幸いです。
Unknown (pal)
2019-05-18 11:46:34
フローティング マウントの目的が ユニットの能力を100%引き出す為だと 理解しております。
キャビネットの鳴きや 共振を徹底して否定し
ユニット間の時間軸管理を行い
そして 大型スピーカーを 打ち負かす
中 小型システム

一本 150万 4ウェイ
20畳以上の リスニングルームを想定
他に目移りしなくなる
夢のスピーカー
妄想してしまいます。
(_ _).。o○
Unknown (Mr. Hippo)
2019-05-18 12:05:17
Pal様こんにちは。

妄想ですか? 承りますよ!(笑)

ウーファーは20cm2発の対向駆動。
ミッドバスは10cm2発
ミッドハイは5cmハードドーム
トゥイーターは25mmハードドーム
何れも手作り超硬振動板で、ウーファー以外はフローティングマウント。キャビネットは100Lくらい。
価格は税別1本120万。(但し対向駆動なので、カーヴBoxは不可です)
Unknown (pal)
2019-05-24 12:41:49
丁寧な回答 ありがとうございます。
秋葉原の損保会館で 行われた アナログオーディオフェアに 先日 行ってきました。
テクニクスの 本気のシステム
600〜700万はする組み合わせで ちあきなおみから クラシックまで 聴きました。
綺麗な再生ではありましたが、迫るものがありません。
切なさや 妖しさ。
溜息まで 感じさせてくれないものでしょうか。
Unknown (Mr. Hippo)
2019-05-24 22:33:01
Pal様、今晩は。

>綺麗な再生ではありましたが、迫るものがありません。

ケチを付ける余地はないが、何とも物足りないということですよね。私の場合は「音力がない」とか「肉質感がない」「位相周りが悪い」という指摘になります。何れも数値化する技法が確立していませんが、耳の肥えた先人たちは聴感で追い込んでいた事柄だと思います。

最近の全般的な傾向として、音圧特性のフラットネスや歪み率、クソ重いキャビネットと言った、素人に分かり易い話にやたらと特化している印象を受けます。この様なアプローチによって、確かにケチを付ける余地は減少しますが、しかしPal様のお感じの通り、音の感動感が無いのです。

(音楽の分からん奴、という言い方まではしませんが)音の魅力感とは何かについての問題意識の無い技術者では、如何に理屈や測定技術を駆使しても、良い音は作れないのです。

多少はマシな音をお聞かせ出来ると思いますので、よろしければ来週末の”国分寺オーディオ協会”や再来週末の”PARCサウンド鑑賞会”にお越しくださいませ。

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