Hippo日記

オーディオの事や感動した音楽の話し、お勧めの癒しの音楽など、徒然なるままに書いてみたいと思います。

Sleeping Beauty-1025 開発 その1/6

2019年05月03日 | 製品紹介

 

以前ご紹介した通り、2.5wayという方式です。容積やバスレフ、スタガー特性の塩梅を詰めるために、テストBox(写真↑)を作りました。(まだトゥイーターは付いていません)

ベント穴デカッ!(笑) さぞかしドロンドロンのゆるい低音が出ると思われるでしょう? これは以前から申し上げている様に、低音の質や応答感は中低音域のマッシヴ感(=分解能)で決まりますので、まったく心配ご無用です。W100A型超硬振動板ウーファーならではのパンチの効いた低音(本件では重低音)となります。

ところで、何故(小口径2発ではなくて)大きなウーファーで1個にしないのか、という素朴な疑問がありませんか?

ハイ、よいご質問ありがとうございます。(^^

何故かと言いますと、ウーファーの口径が大きくなる程、中高音域の分解能では不利になります。なので、大口径ウーファーの2wayというのは、私としては”お話にならない”という事です。その場合は3~4wayシステムにするべきですね。(当然コストも上がります)

そこで、小口径ウーファーを2個使いにして、その内の1個のウーファー+トゥイーターの2wayをメインにして、残りの1個のウーファーが低音部のみを追加する、というネットワーク回路にして低音部の量感を増す構成なのです。2個のウーファーが同じものである事がミソで、中音~中高音域ではメインのウーファー1個だけが機能し、低音部では共通の一つのキャビネットでダブルウーファーとして機能します。まさに2wayと3wayの折衷方式なので2.5wayと呼ばれる訳です。デザイン的にもスリムな縦長になりますので、今風ですよね。

もう少し突っ込んだ話をしますと、2個のウーファーを同じ再生帯域にはしない(←スタガードと言います)理由は、中高音域で指向性が狭くなることと、トゥイーターとのタイムアライメントがとりにくくなる、という問題があるからです。また、低音専用の追加ウーファーがあることで、スリムなキャビネットに必要なバッフルステップ補正にも利用出来るので、2.5wayというのはなかなか理にかなった方式だと思います。

追伸

先ほど、スタガー調整に大体の目処が付きました。実は2.5wayは今回初めてで、スタガーのネットワーク調整がどのように仕上がるのか若干心配がありました。この心配とは、位相周りです。メインのウーファーと追加のウーファーで位相干渉が起こりますので、音色のナチュラル感とか音像定位や音場感に悪影響が出るのは困る訳です。低音増強という事だけで、追加ウーファーを適当なスロープでハイカットをすると音が悪くなります。押さえるべきポイントがありますね。スタガー方式の位相整合の問題は、音像定位のみならず、低音の質感にも大きな影響があります。

このポイントはノウハウになるのでここでは公開できませんが、6月のPARCサウンド鑑賞会での技術レクチャーでこのスピーカーを使うと思いますので、お集まりの自作ファンからご質問をいただいた場合には、こっそりお教えします。2.5wayはなかなかに具合が良いので、自作ファンのかたにもお勧めします。

Sleeping Beauty-1025では、結構強烈な低音になりそうなので、是非お楽しみに♪(大口径ウーファーはもう卒業!)

 


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