Hippo日記

オーディオの事や感動した音楽の話し、お勧めの癒しの音楽など、徒然なるままに書いてみたいと思います。

Sleeping Beauty-1025 開発 その5/6

2019年06月14日 | 製品紹介

 

その後ですが、フロントグリルの製作がまだ出来ておりません。(^^; 今いくつかの受注で立て込んでいますので、製作品の養生待ちの時間に少しずつ進めております。

エージングが進んでから、最終の微調整をと考えておりましたが、どうやらこのままで良さそうです。段々とこなれてきて、極上の”一晩寝かせたシチュー”の様な感じになっています。

クリアーなのに柔らかい!

というのが最近デモをしていてよく頂戴する感想です。しかも、押し出し感やパンチ感もしっかり出しますので、”音の魅力感”、或いは”音楽を聴くのが楽しい”という事では頭抜けた存在になると思います。その様な訳で、Evangelist-102(写真←)とSleeping Beauty-1025(写真→)の兄弟は、今後の当社の鉄板機種と考えております。

さてこのSleeeping Beauty-1025の兄貴分としての存在価値については、低音域の充実と、より高SNな音質という事になりますが、特にステージ感のリアリティ、楽器や声の生々しい肉質感については、ウン百万円の有名メーカー品と比較しても異次元と言って良い完成度と思います。

特にクラシックでは、マイキングの良し悪しが手に取る様に分かります。最近、古い(1960年前後)録音の方が良く聴こえるのは何故かと考える事が多くなりましたが、Sleeping Beauty-1025で聴くと、一言で言えば古い録音の方が”自然な音”に聴こえるのです。

今と昔の録音の違いを簡便に言うとすれば、昔はオフなマイキング、今はオンなマイキング(或いはマルチマイク)に処理を加えてステージ感を作る、といった音作りかと思います。

さて、貴方は最近の録音の方がリアルな音だと思いますか? 私は否定する立場になりつつあります。その理由は、不自然に聴こえるからです。オンマイクなボーカルの独特な定位感や、グランドピアノの内部にマイクを突っ込んだ録音は、ポップ系音楽のステージ感を無視した音作りには許されるかもしれませんが、楽器(或いは歌声)の音を離れた位置で聴くのが常識なクラシックでは不自然な音です。

再生芸術というのは、低解像度装置のアポロジャイズ?

いずれにせよ、楽器(或いは口に)にマイクを近づける理由は、「そうしないとリアルな音にならないから」と、常識的に言われていますよね? マイクの解像度が悪いから? いいえ、私は(特に)スピーカーの解像度が低いのがその主因だと考えます。

何が言いたいかといえば、超硬振動板ウーファーの高解像度であれば、オフなマイキングでも十分にリアリティが出るという事です。即ち、本来は「クラシックは客席で録音すれば、その通りの自然でリアルな音楽が楽しめる」はずである、という事です。「(オンマイク録音による)指揮者台で聴く音が好きだ」という言い分もありますが、実は解像度不足に起因する代替措置なのではないでしょうか?

※ この話題を掘り下げると、蓄音機初期の(再生時に元の楽器そっくりに聴こえる様に作られた)ストロー・ヴァイオリンとか、この時代の童謡が独特の甲高い発声法で録音された経緯に到達すると思われます。この話題は後日にとっておきましょう。

閑話休題

しばしば、「ガレージメーカーなのに、次々と新モデルが出るのには驚く」と言われる事がありましたが、いよいよ腰を据えた仕事に移行する段階に来たと思っております。

オリジナルの超硬振動板ウーファーが、これまで市販品では困難であった”音離れ”と”マッシヴ”を両立し、しかも低歪み高SNな音質を高級品として高度に実用化出来たという事と、これまでに培ったキャビネット周りやネットワーク回路の周辺技術のノウハウを盛り込んでいるからです。また、技術の断捨離を行い、本当に必要な技術要素だけを採用して、ウケ狙いの装備は廃し、ぜい肉や都市伝説を排除した”実用的な高級品”に徹しています。

これが、Evangelist-102とSleeping Beauty-1025を今後の鉄板ラインナップと考える理由です。

 


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