Hippo日記

オーディオの事や感動した音楽の話し、お勧めの癒しの音楽など、徒然なるままに書いてみたいと思います。

Evangelist-102 新発売!

2019年04月19日 | 製品紹介

 

整いました~!

可愛らしいブックシェルフですが、音は大型ハイエンドを凌駕するリアリティと高質感です。信じろという方が無理だと思いますので、是非お聴きになってみて下さい。明日の小野路やまいちと、来週の春のヘッドフォン祭に持って行きますので、是非ご来場を!(勿論、当社の試聴室にご予約いただくのがベストですが。)

最大の美点は、「音楽を聴くのが楽しくなる」という事です。

先日からご紹介している超硬振動板10cmウーファーが目玉です。硬い振動板はとにかく音が煩くて、この6年間、あまりにもうまく行かずに泣きそうになりながら、しかし投げ出さずに弄り続けて、ますます説得力の出るところとなりました。

上の写真が最終版のウーファー(W100A型)です。アレ、色がついた? そうなんです。デザインもありますが、アルミコーンの制振も兼ねたウレタン樹脂コーティングでもあります。

突貫工事で、今朝なんとかカタログ原稿を印刷屋に送信しました。下記に、ちょっと長いですが、カタログの能書きを添付します。

★ カタログダウンロード(pdf)出来ます → こちらから

 

高額な大型ハイエンドスピーカーシステムをもってしても、その再生音は生演奏の音とはあきらかに何かが違います。この事は、特にクラシック音楽の様な情報量の多いソースでは決定的です。

何故その様な問題が起こるのでしょうか? 何が欠けているのでしょうか?

その答えは明確です。それは音力不足であり、直接的な原因は振動板の強度そのものにあります。スピーカーには長い歴史がありますが、製品化のための様々な都合により、そのスピーカーユニットには、薄くしなやかな振動板が用いられるのが通常となっています。硬くて強度の高い振動板では、やはり硬くて聴き疲れのする音になってしまうからです。

そのため、高剛性振動板と称する製品のほとんどは、硬い素材は用いていても、実際には板厚を薄くして、しなやかさを担保する事で、角の立たない音にしているのが現実なのです。従って、しっかりした、肉質感のある、生々しい音を出すのには原理的に向いていないのです。

すなわち、音の硬質感という解決の難しい問題があるにしても、高強度な振動板に真正面から取り組まない限り、音力不足でリアリティが出ないという問題の本質的解決は望めないのです。

そこで当社では、振動板の補強構造や制振処理について長年にわたる試行錯誤を行いました。そして手間とコストはかかりますが、音の硬質感の問題を高度に解決する事が出来ました。オーケストラ等、音数の多い音源でも音が混濁せず、低歪みで雑味のないクリアーな音の再生が可能で、尚且つ力と肉質感とスピード感のある、生々しく美しい再生音が特長です。

更に、過渡応答や位相特性を重視したユニ・トランジェント方式や、キャビネットの厳重な制振処置により、サウンドステージや音像のリアリティも追及しています。

Evangelist-102は、見た目は小型のブックシェルフ型スピーカーですが、その圧倒的な音力やスケール感は、従来の大型ハイエンドシステムをも凌駕している事に驚かれる事と思います。その音の躍動感や、地に足の着いたしっかりした存在感は、まさに生演奏の音の醍醐味を再現します。そして、その吸い込まれる様なリアルな仮想現実感に浸って、音楽の世界をご堪能いただけましたら幸いです。

 

肝心の価格ですが、税別¥350,000-(ペア)です。内容を洗練し、コストを抑えましたが、製品サイズに比して結構な価格ではあります。しかし音を聴かれると十分な納得感があると思いますし、大型ハイエンドシステムの高価格がアホらしくなるかと思います。

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7 コメント

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Unknown (カノン5D)
2019-04-19 22:26:33
完成おめでとうございます!
これからお披露目の巡業ですね。
ヘッドフォン祭で聴けること楽しみにしています。
新作はチョットびっくり (としろー)
2019-04-20 01:29:17
Hippo様
完成おめでとうございます。低コスト化の話があったので、サランネット(グリル)付なのは意外でしたが、一般的にはその方が扱いやすいでしょうね。
差し出がましいのですが、ユニットおよび値段は違えど同じ10cmウーファーのドルフィンと拮抗しないのでしょうか。
お値段アップを踏まえた上で、今回の作品はフローティングマウント+グランドマス構造にしたスペシャルバージョンを今後追加するのもいいかも知れませんね。(音が殆ど変わらなかったら不要ですけど)
ところで、このユニットは色から察して、一瞬ケブラーかと思いましたが、アルミなんですね。しかも、センターキャップが逆ドーム型(?)かつ同じ金色なので、なんかコレ見たことないです。
今後、多くの方が、むぅ・・一体何モノ?と眉をひそめるのではないでしょうか。
2ウェイブックシェルフの最高峰としてメートル原器的扱いの、ダイヤモンド製ツイーターを装備したペア100万近くする某B社製品へも一石投じそうですね。
ただ、あちらの製品は音作りだけではなく、見た目や素材や能書きも合わせて、オーディオにお金を出す方々にウケるような構成に見受けられるので、高額で売れるのもわかる気がします。例えばお医者さんとか。(←個人的に実例あり)今後も売れ続けるのではないでしょうか。
悲しい話ですが、もしかしたらハイエンドを扱うショップのお得意様の多くと、オリジナルハンドメイドであるガレージメーカーは接点ないかもですね。
Unknown (Mr. Hippo)
2019-04-20 05:20:11
カノン5D様、おはようございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
Unknown (Mr. Hippo)
2019-04-20 05:54:58
としろー様、おはようございます。

>同じ10cmウーファーのドルフィンと拮抗しないのでしょうか。

Evangelist-102は手作りウーファーということで、価格も音もまったく異なります。完全に別の製品となります。

>ペア100万近くする某B社製品へも一石投じそう・・・

異常に高額な値付けの製品が最近増えてきたのは、市場が小さくなって、少数を売って利益を確保する方向性になっているためです。これまで量販で儲けてきた大手高級メーカーの最後の生き残り策となります。そもそも趣味性の高い製品なので、今後は事業規模を小さくする方向に行かざるを得ないと思われます。

W100Aウーファーは一本10万円程度の価格になる特別な製品であり、本来はドイツのアクトン社のユニットと比較するクラスと考えております。従って数百万円クラスのハイエンド製品の系統に属します。しっかりした音力という点では、他にない方向性を打ち出しているつもりです。

当社の製品は、違いの分かる(お医者さんや弁護士さんではない)方に、なんとか手の届く価格で超高品位なものを提供しようという試みです。事業規模も小さいので、今後の(日本の)オーディオ市場にはむしろ相応しい方向性かと思います。いわゆるハイエンドショップに置いていただくというよりは、口コミで広まる方向性になるものと考えております。
追伸 (Mr. Hippo)
2019-04-21 13:34:12
としろー様、センターキャップについての件、失念しておりました。

見た目がお気に召さないご様子と察しました。センターキャップは目玉の真ん中となるので、目立つ部分であり、大手メーカーでは、大きな凸キャップを推す営業部門と音質重視の技術部門との間でもめ事になる事があると聞いた事があります。

翻ってW100Aウーファーに関しては、当ブログでお分かりと思いますが、音質最優先で決定しています。

一口にセンターキャップと呼んでしまいますが、その機能は、形状や寸法、材質、厚さによってまったく異なる機能を持っています。軽くて柔らかい、単なるダストキャップの場合もあれば、W100Aの様に超硬振動板の補強構造として欠く事の出来ない機能を持っている物もあります。

ここ(W100A)ではボイスコイルボビンとコーンネック部の剛性アップのために最適な塩梅にしています。なので、デザイン的には色を変えるくらいしか出来ませんが、今回はキャビネットの明るい色彩と段差モールの金色に合わせています。

いわゆる高額ハイエンド製品は外観(中身の部品の見た目も含む)に多大な費用を割いていますが、音質に寄与する実質部分は意外にチープだったりします。(なんせ商売なのですから)その意味では、当社は実質部分に重きをおいているのが特長になります。

その様な訳で、としろー様のお求めとは方向性が大分異なっている様に感じますが、決して外観を軽視するつもりはございませんので、今後も忌憚のないご意見をいただけましたら幸いです。

が、しかし、当社の場合は様々な高級品を聴いても納得の行かない向きのお客様が中心なので、としろー様におかれましても、その様な思いがあるものと推察いたします。論より証拠、百聞は一見(聴)に如かず。是非一度音をお聴きになってみて下さい。

因みに、某B社の、分割振動の共振鋭度が低いのを特徴としたミッドレンジは、(Evangelist-102のカタログ能書きの通り)私の言う旧来の問題点をそのまま引きずっている顕著な例であり、私の音作りとは対極になります。

Unknown (としろー)
2019-04-21 19:45:34
Hippo 様
前回は、語弊のある言い回しで申し訳ございませんでした。
寧ろ、唯一無二のユニットということでマニア層こそ触手をくすぐるのではと言いう意味で書きました。(大半が自作派だとは思いますが)
いわゆる製品に対する興味を引く「掴み」としても今回の仕上げは中々よろしいのではないでしょうか。
また、リクエストがない限り、配色もこのままでよいと思います。
今でも市場価値のあるヤマハNS-1 Classicのウーファー部にもちょっと似ていて悪くないと思いますし。
https://audio-heritage.jp/YAMAHA/speaker/ns-1classics.JPG

尚、ダイヤモンドツイーター装備の高級ブランド某B社(但しブランド名だけの安物もアリ)については、
御社と相反する思想ではあるかとは思いますが、案外、どれどれ~と、両方に興味を示すお客様もいるかもしれません。(歳喰うごとに世間には色んな人がいる事を感じますので)

大きなお世話かもですが、何かのきっかけで、そのような方がワザワザご予約・ご試聴に見えた際には、
「ウチのはこうですが、どうでしょうか。」と、まずはヤンワリ対応してあげて頂いたら幸いです。
まあ、真っ先に下取り価格気にされるのでしたら論外でしょうけど。
(↑だったらハイエンドのブランド品ですね)
もしかして、今後、目覚める人もいるかもですね。
Unknown (Mr. Hippo)
2019-04-21 20:54:44
としろー様、今晩は。

失礼がなかったか、ちょっと心配しましたが、よかったです。

>尚、ダイヤモンドツイーター装備の高級ブランド某B社・・・

むしろB社の方が従来の常識であり、当社はどちらかというと突然変異(笑)なので、現状でどうしても渇きを覚えた人が(当社に)興味をもたれることになります。なのでそんなに心配は無いです。

生意気に大口を叩いていますが、本当は余計な説明などせずに、先入観無しで聴いていただければ、十分にお分かりいただけると思います。皆さんの反応を見ていると、かなり分かり易い様子です。本来、いい音というのは、実は誰でもすぐに判る様です。

本日、当社を始める前からお付き合いのあるハイエンドショップに、Evangelist-102を携えて久しぶりに遊びに行きました。音を聴いて目の色が変わって、ちょっとコレ売りたいかもと。それで、これだったら余計な説明をするよりも、黙って聞かせた方が良いゾとご指南いただきました。まぁ、営業はホントに難しいですね。

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