Hippo日記

オーディオの事や感動した音楽の話し、お勧めの癒しの音楽など、徒然なるままに書いてみたいと思います。

解像度と位相まわりの悪さを暴く迷録音

2021年09月19日 | オーディオいろいろ

 

コロナ禍で悶々とする日々が続きますが、遅ればせながら昨日ワクチン接種を受けまして、本日は力仕事抜きのデスクワークという事で、ブログ更新をしております。

 

さてところで、いわゆるオーディオ・テストソースというものは、高品位録音である事が前提かと思います。しかし、敢えて古くて良くない録音を再生して、装置のダメだしをする場合もありますね。

そして、写真(↑)のアルバム「パガニーニ&シュポア:ヴァイオリン協奏曲 ヒラリー・ハーン 大植英次」は、独特の録音であるがゆえに、装置のボロが出やすいソースであると思います。

※ パガニーニのヴァイオリン協奏曲1番の第三楽章はお馴染みの曲なので、クラシックファンでなくともお聴きになった事があるのではないかと思います。

私の見立てでは、この録音は典型的なマルチマイク録音であり、ヒラリー・ハーンのソロ・ヴァイオリンを浮き立たせるために、敢えてバックのオーケストラの音を抑えた音調に加工しています。(現実の生コンサートではあり得ない音作りです)

これが原因と思いますが、アマゾンの当該CDについての書き込みに、「自分の装置の欠陥ではないはずだが、オケの音が団子になっていてよろしくない」という趣旨のコメントがありました。なるほど、その様に感じられる場合が多いと思います。ここでは、この録音の良し悪しについては議論しませんが、音が「団子」になる、という事が、従来型スピーカーの問題点を示唆している点に注目します。

 

それでは、なぜ「団子」になるのか、その原因は?

・ スピーカーの解像度が低いから(オケの各楽器の音が分離されず、文字通り「音の団子」になる)

・ スピーカーの位相周りがよろしくないから(音像定位や空間再現がNGなので、左右のスピーカーの真ん中に「音の団子」が出現する)

以上の事が、音色感を抑えた(解像度感の低い)録音によって顕在化されるのが原因と思われます。

私の知る限り、この問題は廉価なスピーカーに限らず、お馴染みのハイエンドスピーカー全般も同様です。特に、分割振動をダンプして、周波数特性のフラットネスに拘った現代的なスピーカーほどその傾向は強くなります。

※ 同じメーカーでも、高級機種ほどつまらない音がすると思ったことはありませんか? その理由は上記にあります。

 

因みに、DSSダイアフラムスピーカーで聴きますと、バックのオケの音色が抑え過ぎという印象は同様ですが、「団子」にはなりません。ソロヴァイオリンの奥に空間が作られていて、雄大なオーケストラが展開されます。なので、とりあえずは自然なコンサートホールの音として聴くことが出来ます。

 

 

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