負け豚の遠吠え

(連絡メール:aboboa@mail.goo.ne.jp)

【原発より危険!】 日本に中国人民解放軍医療部隊を送る 【やめてくれ】

2011年03月18日 12時55分34秒 | 中国

■<東日本大地震>中国「人民解放軍医療部隊を送る」

 

民主党はこの震災をチャンスとでもとらえているのだろうか?

世界第二位の経済大国を豪語している中国は今回の震災では

支援金1000万しかだしてない

それなのに中国共産党の軍隊である人民解放軍を日本に送り込むという。

在沖縄米海軍が、患者搬送のため、出動準備をしているのに、 日本政府から在日米軍に要請がないとのことですが、 どういう事ですか。なぜ中国軍?

尖閣諸島を占領する意図を持っていて、核ミサイルを日本に向けている国の軍隊を、今の弱ってる日本に送り込むのはなぜ?

いま、自衛隊は全力で救助に当たっているんだ。何かあっても対応できない。

こんな時に国民の不安を増大させてどうするんだよ。


慈善を隠れ蓑に何を考えているんだ中国と民主党!

ふざけるな!

 

<東日本大地震>中国「人民解放軍医療部隊を送る」

中国が地震被害が発生した日本を支援するため人民解放軍を派遣する意向を明らかにしたと、中国新聞社が15日報じた。この提案に対し、日本政府がどんな反応を見せたかは確認されていない。日本がこの提案を受け入れる場合、戦闘兵ではないものの、人民解放軍が史上初めて日本の地で活動することになる。

  中国新聞社によると、中国国防省の広報関係者は「日本国民が災難を乗り越えられるよう、人民解放軍は救援物資を提供し、医療救助隊、衛生防疫部隊、海軍病院船を派遣することを希望する」と述べた。

  中国インターネットメディアも、梁光烈国防相が地震が発生した11日、日本防衛省に「中国軍は日本に物資支援とともに医療救助部隊、衛生防疫部隊、海軍病院船を速かに送る用意がある」と伝えた、と報じた。


【落ち着いて】 テレビやネットの扇動で慌てないように

2011年03月17日 12時14分51秒 | 日本の底力

■「原発が絶望的に危ない、早く逃げろ」って風評に惑わされるな。

今、テレビやネットで「原発が絶望的に危ない、早く逃げろ」って扇動が盛んです。

でも慌てないようにしてください。

災害時には、必ず出てくるんですよね、こういう煽りが。

先日も書きましたが、さまざまな思惑をもった人や、愉快犯が流す情報が、広まってますが、

福島第一・第二原発について ・ 正しい原子炉状況(政府の説明は不確実!) ・ 原子炉状況のデマに注意

日本を愛するアメリカテキサスの親父より素晴らしき日本人へ

日本の原発はそんなにやわではありません。

「東京で放射線が20倍の数値で観測された」という結果も出ましたが、

今まで、1円の損をしてたが、今日は20円損したという事です。

つまり、殆どダメージは変わらないって事みたい。

もともと、毎日1円の損しかなかったんですよ。

それが瞬間的に20円になっただけ。

これがもともと1万円だったら20倍になって20万ならダメージは大きいでしょうがね。20円で深刻に思う人はいないでしょう。

あと、「~の住民が被ばくした模様」っていう報道。

なぜか「被ばく」とばくをひらがなで書きますが、被ばくって言葉は二種類あります。

1.被曝 :人体が放射線にさらされることをいう。

2.被爆 :爆撃によって被害を受けることである。

 被ばくって言われると「広島の原爆で被爆」ってイメージを持ち、不安になりますが、

実際の今回の被ばくは「1」の方になります(「ばく」の漢字も似てて紛らわしいね)。

つまり放射線物質が一定量体に付着しただけ(そりゃ現場作業者等ならそうでしょう)で洗い流せば大きな問ないレベルの話ですので、混同しないように。

ちょっと、この辺を見てみて無駄な不安を解消しましょう。

初級編    原発解説~「おなかがいたくなった原発くん」  ← ここをクリック

中級編   福島原子力発電所の行方  ← ここをクリック

上級編   中立なドイツの科学者による見解   ← ここをクリック


【民族精神】 素晴らしき日本民族 【世界の不思議】

2011年03月16日 23時24分07秒 | 日本の底力

■素晴らしき日本民族の精神

このような非常事態になると、人間の本性があらわれる。
それは世界人類の共通点で、災害に略奪は当たり前の事らしい。
潰れ掛けた店内で、瓦礫に挟まれ苦しむ店主を助けるでなく、チャンスとばかりに商品や金品を略奪し逃走。
「こういう事態だから仕方ない」「自分が生き延びるためだからしょうがない」これが世界の常識なのか。

この大災害で困窮している状態でも、誰もが秩序を乱さず
食べ物を分け合い、順番を譲り合い、決して「自分だけは」なんて考えない。
世界ではこんな日本人が不思議で仕方なく、
そして心から賞賛されているのです!

こんな時だからこそ、顕著に現れる民族性。
日本の最大の誇りは、自動車でも電気製品でも経済でもありません。
私達、大和民族そのものでしょう。

私達は団結し助け合い、復興に向けて力を合わせて頑張っていきましょう!

 

「なぜ略奪ないの? 」=被災地の秩序、驚きと称賛―米
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110316-00000135-jij-int
「なぜ略奪ないの? 」=被災地の秩序、驚きと称賛―米
時事通信 3月16日(水)16時9分配信

【ワシントン時事】東日本大震災の被害や福島第1原発事故が連日、トップニュースで伝えられている米国で、被災者の忍耐強さと秩序立った様子に驚きと称賛の声が上がっている。「なぜ日本では略奪が起きないのか」―。米メディアは相次いで、議論のテーマに取り上げている。
 CNNテレビは、2005年に米国で起きたハリケーン・カトリーナ災害や10年のハイチ大地震を例に「災害に付き物の略奪と無法状態が日本で見られないのはなぜか」として意見を募集。視聴者からは「敬意と品格に基づく文化だから」「愛国的な誇り」との分析や、「自立のチャンスを最大限に活用する人々で、進んで助けたくなる」とのエールも寄せられた。 

 

「まるで無声映画」、大震災でも秩序を崩さない日本人に喝采―中国紙
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110316-00000001-rcdc-cn

2011年3月14日、中国紙・広州日報は、大震災に遭っても秩序正しい日本人の姿に驚く中国人たちの声を紹介した。

「まるで無声映画を見ているようだった」―。これはマイクロブログで報告された在日中国人の目撃談。「東京。電車が不通となり、徒歩で帰宅する数百万人の人々。みな黙々と列をなし、ひたすら前を目指す。怒鳴り声など聞こえない。自分は車だったが、誰もクラクションを鳴らしていなかった」と日本人の冷静さに舌を巻く。

「数百人が広場に避難した。タバコを吸う人はいない。係員が走り回って毛布、お湯、ビスケットなどを配る。すべての男性が女性を助けていた。3時間後、その場は解散となったが、地面にはゴミ1つ落ちていなかった」

日本人はむやみに自分の悲しみを表に出さない。他人に心配させたくないからだ。家族や友人を失っても、大声で泣きわめかない。突然襲ってきた深い悲しみをただひたすら黙って受け止める。助けてもらったら、「ありがとう」の代わりに「すみません」という人が多い。これは「迷惑をかけて申し訳ない」という気持ちの表れだ。

「人様に迷惑をかけない」。大震災のような生死に関わる状況下でも、日本人は秩序を崩さない。被災者という立場にあって、個人は集団から離れず、集団も個人を守る。規律を守ることこそが集団の利益を維持する最良の手段であると知っているのだ。「日本人が見せた冷静と団結は震災の恐怖を和らげてくれた」とある中国人は絶賛していた。(翻訳・編集/NN)

 


【東日本大震災】 アジアの親友 台湾から激励メッセージが多数 【日本加油!】

2011年03月15日 21時04分23秒 | 親日台湾

■台湾ありがとう!私達は頑張ります!

親日国であり、アジアの親友でもある台湾から私達に励ましのメッセージが多数送られてます。

宮城地震 台湾から激励メッセージが多数  ← ここをクリック


そしてこちらは、動画―震災日本を応援する台湾ヒップホップ歌手の歌「Japan we are with you....」

Japan we are with you....大支  ← ここをクリック


以下、「Japan we are with you....」の和訳歌詞になります。

==================================

Japan we are with you....

日本で史上最強の地震が発生、あまりにひどい損害だ

もし救難隊(救援隊)が救苦、救難の菩薩なら
あの被災者たちは菩薩の示現。天災の無情を教えてくれた

台湾は日本の素晴らしいメカニズムと秩序をよく学ぼう
彼らはネットで「言葉のできない外国人も助けよう」とまで呼びかけた
避難所の体育館の数千枚の毛布や食料は平時から準備していたものだ
それから武士道はかっこよすぎる
原発作業員は「たとえ死んでもメルトダウンさせない」と言っていた

あなたたちは決して倒れないと信じている
それから在日台湾人に緊急電話番号を教えてくれてありがとう

9・21(※九九年の台湾大地震)ではありがとう
日本は救援隊員が最多で救援規模も最大だった

今回わずか一億元の義捐金ですみません
だけど日本人はネットで「台湾経済は不景気なのに。この恩を日本は忘れない」とか
「台湾はやはりアジアで一番信頼できる」とか
「台湾なら本当に安心できる」と言っている

「Tシャツに、“我是日本人 台湾謝謝”と書いて台湾を旅行したい」ともっている人も

四川大地震の時、俺たちは二十億元を贈ったが、中国は千発のミサイルを俺たちに向けている。謝謝

中国の網民は罵るのをやめてほしい
四川大地震の時、それでも台湾人は偏見を捨て、義捐金を送ったんだ
あなたたちを迫害したのは今の世代の日本人ではないから、むやみに怒るな
四川大地震で日本の救援隊は頭を下げ、被災者の遺体を見送っている

霍元甲を毒殺したのは日本鬼子だとか、日本はずっと中国映画で醜悪化されてきた
それは長年の洗脳のためだ
中国人は津波はなくても、共産党がいるから可哀そうだ

歴史の傷を忘れよう。恨みを忘れよう
俺たちはみんな家族なんだ。みんな地球人なんだ

たとえ場所にいても、日本の兄弟姉妹たちよ、がんばってください。

台湾はあなたたちと共にある。ジャパン、ガンバッテ。we are with you....

 


日本を愛するアメリカテキサスの親父より素晴らしき日本人へ

2011年03月14日 23時50分51秒 | 日本の底力

■テキサス親父 今回の大地震について

日本を愛するテキサス親父こと、トニー・マラーノ氏が
今回の東北関東大震災について語っています。
こちらの記事 原子炉状況のデマに注意 でも触れた、
原子力資料情報室は反原発団体であり、明らかに脅威を煽るために微妙な部分をぼかして不安を煽るような表現に偏っている
という点を彼も見抜いております。
反原発勢力による意図的な作為が行われていると。

そして特筆される彼の言葉
こんな逆境下でも日本人は、日本人としての品位を失う事無く秩序を守っている。素晴らしい。」
私達から見れば当たり前かもしれませんが、こういった時だからこそ
規律を乱さず、他人や仲間を思いやり、品格を保って苦境を乗り切っていく。
彼に言わせれば、これを完璧に出来るのは日本人くらいじゃないか。

世界の不思議「何故、日本は災害時に略奪が起きないんだ!?」

日本は絶対蘇る。
そしていつまでもこの世界の不思議を誇って行こうではありませんか。

動画:テキサス親父 今回の大地震について ← ここをクリック

 


「不屈の日本」…米紙称賛

2011年03月14日 00時13分30秒 | 日本の底力

 【北米総局】東日本大震災を受け、米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は12日、「不屈の日本」と題する社説を掲載した。社説は地震大国日本の技術力と「備え」をたたえ、「日本は経済が低迷し、政治家の失態に国民の大部分は当惑しているが間違ってはいけない。日本の産業力は依然として偉大だ」と述べた。

 社説は「1億2600万人以上が住む島国が、(大規模)地震にいかに持ちこたえたかについて言及せざるを得ない」としたうえで、日本が100年以上にわたり「建物の耐震化をしてきた」と指摘。「今回の地震で高いビルは持ちこたえたようだ」と分析した。

 93年完成の横浜ランドマークタワーに触れ「高さ971フィート(約296メートル)は地震大国では驚異的。最先端の建築工学を駆使できる技術と富があって初めて可能になった」と評価。また07年導入の緊急地震速報を「世界最先端の技術」と紹介し、11日の地震発生時にも「高い評価を得た」とたたえた。

 また米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は11日、阪神大震災当時に東京支局長だったニコラス・クリストフ氏の「日本へのお悔やみ、そして称賛」と題するコラムを掲載、日本人の精神力の強さをたたえ、復興に向けてエールを送った。

 クリストフ氏は、阪神大震災時の取材で、崩壊した商店街で略奪がほとんどなかったことや、支援物資の奪い合いが生じなかった事例を紹介。「我慢」という日本語を引き合いに「日本人の忍耐力や冷静さ、秩序は実に高潔だった」と説明し、「今後、それらが示されるだろう」と期待を寄せた。


原子炉状況のデマに注意

2011年03月13日 22時02分42秒 | 災害周知

■原子炉状況のデマにご注意

関連記事:福島第一・第二原発について ・ 正しい原子炉状況(政府の説明は不確実!)

 


原子力安全保安院の資料をみていただけるとわかりますが、放射線レベルの情報が測定箇所により全く異なる単位で表記されています。
しかもマスコミはこれらを混同したり取り違えたりなどかなり酷い状況です。
そのまま解説抜きでたれ流しているだけならまだマシですが、見かけの数字が大きいほうを選択的に報道する可能性もあります。

また、USTREAMにて原子力資料情報室の記者会見なる動画が流れていますが、これは古い時点での話しであったり、説明が中抜きであるため間違ったことは言わずとも先に言っている事が後の話と直接関係なかったり、
「容器が破損するとチェルノブイリのような汚染が」というような何の容器がどう破損したらなのかわからないような曖昧な表現をしています。

調べた所、原子力資料情報室は反原発団体であり、一応専門家らしき人は所属しているようですが、明らかに脅威を煽るために微妙な部分をぼかして不安を煽るような表現に偏っているとみなさざるを得ません。

この件について動画URLつきで3号機はもうダメだ!今すぐ逃げ出せ!などというような内容のツイートなどがそこらに流れております。

危機は継続中であるものの、現在コントロール喪失に至ってはいないのでこれは全く正しくありません。
絶対にこのようなものを拡散してしまわないようにお願いします


追加情報:福島第一原発3号機について

2011年03月13日 21時42分49秒 | 災害周知

納容器か圧力容器かは不明ですが、一時弁が不調になり炉内圧力が高まりましたが21時過ぎに弁の機能を回復し、現在は炉内圧力のコントロールが可能となったとの由。
海水注入については続行中なるものの一部漏れがあるのか水位の上昇が思うに任せないということで作業は長引いている模様。


正しい原子炉状況(政府の説明は不確実!)

2011年03月13日 09時39分45秒 | 災害周知

福島第一・第二原発についての続報です。原子力に詳しい知人からの情報です。

 
情報源:
福島第一原発:http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/press_f1/2010/2010-j.html
福島第二原発:http://www.tepco.co.jp/nu/f2-np/press_f2/2010/2010-j.html
原子力安全保安院・緊急時情報:http://kinkyu.nisa.go.jp/kinkyu/2011/03/1630-20.html
その他政府会見など。

政府の連中は知識が乏しいようで、繰り返しの状況報道が続いて色々何がどうなったのかわかりづらい状態になってます。
ソースは官房長官会見と東電サイトおよび各社報道から抜き出した記事の共通点より。

福島第一原発1号機
ホウ酸および海水の注入作業が完了し、崩壊熱による炉心温度上昇を阻止しつつある状態で、ひとまず圧力容器の損壊は当面回避できそうな状況です。
一部報道で圧力容器内部にとの記事がありますが、今のところ圧力容器内部か格納容器内部かは不明です。
作業時間から推定される量から察するならば圧力容器でしょうが、昨夜の会見情報では格納容器とのこと。本当はどっちなのか謎のまま。
今現在原子炉格納容器内部に海水とホウ酸を注入中。

福島第一原発2号機
ECCSのうち原子炉隔離時冷却系が作動中。
念のため減圧措置準備とのこと。
原子炉停止(未臨界)状態にあり、冷却材・冷却系の異常の報告はなし。


福島第一原発3号機
ECCSの一部である高圧給水系が電源喪失により停止した状態であり低圧系の起動にも失敗との情報がありますが、現在私のところでは確認できていません。
また、圧力容器内部の減圧のため本日蒸気放出を実施(8:41)、これにより一時的に周辺の放射線レベルが上昇しましたが、減少傾向とのこと。
なお、外部よりホウ酸を添加した真水を注入する給水・冷却作業が開始されたとのことです。
その後ホウ酸水を注入するものの途中でポンプが故障。
その際一時的に原子炉水位が大きく低下し、その後水位復帰までの間にジルコニウム合金が水と反応し、水素が放出された可能性があります。
このため原子炉建屋上部に水素が滞留している可能性があるため、排出方法を検討中。
また、上記のポンプ故障に伴い、消火系を用いて格納容器内部に海水の注水を開始。


福島第一原発4~6号機
震災発生時点で定期点検のために停止中であり、現在も原子炉水位は正常値。
安定状態と考えて問題ないと思われます。

福島第二原発1,2,4号機
復水補給水系(通常運転で冷却された冷却水が戻ってくる経路。緊急系ではない)による注水が継続中。
非常用外部電源は生きているもののECCS(高圧給水系・低圧給水系)用水源および、自動減圧系での蒸気冷却用となる圧力制御プールの温度が100℃を超えたため、ECCS機能を喪失中。
原子炉水位は安定しており冷却材喪失はないと考えられています。
圧力上昇に備え、減圧作業準備完了。
冷温停止に向け復旧作業中。


福島第二原発3号機
既に冷温停止中。

ECCS(非常用炉心冷却装置)の解説:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%9E%E5%B8%B8%E7%94%A8%E7%82%89%E5%BF%83%E5%86%B7%E5%8D%B4%E8%A3%85%E7%BD%AE
圧力制御プールその他の用語については「原子炉 構造」で画像検索すると良くわかる図解が出てきます。

その他用語および原子力災害知識:http://www.bousai.ne.jp/vis/bousai_kensyu/glossary/index.html

★デマに関する記事に注意ください

2011年03月13日 09時39分45秒 | 災害周知

★デマに関する記事

情報は正確に!ネットでの情報交換が活発、半面デマも混ざるので注意!

 東北地方太平洋沖地震では11日、電話がつながりにくい状況が続く中、インターネットを使った情報交換が活発だったが、半面、デマ9 件も飛び交った。

 短文投稿サイト「ツイッター」では、地震の直後から被害の状況を報告する書き込みが殺到。「誰か助けて」という悲痛なメッセージもあった。過去に被災経験があると思われる人からは、地震対策のアドバイスの投稿もあった。

 避難所や、帰宅が難しい人を支援する施設の場所が分かるサイトも登場。動画投稿サイトには、地震の瞬間をとらえた映像や、被害の様子を収めた動画が投稿された。

 一方で、ツイッターにはデマ9 件も流れ、混乱を招く事態も発生。「腹部をつぶされて血が流れている」とうそをついたり、「放射線が漏れている」と不安をあおったりする書き込みもあった。(共同)

http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20110311-747382.html

 

というわけで、多くのデマが広がっています。役立つ情報のまとめサイトは多くの方が作ってくださっていますので、「こうした情報に触れたときは、いったん冷静になってみよう」という実際のケースのみ、まとめてみます。以下、見つけ次第更新してみます。修正点や、その他のデマなどあれば以下にご連絡ください。もちろん、ここにあるものはデマ全体のごく一部でしかない点もご留意ください。

http://twitter.com/#!/torakare

seijotcp@gmail.com

 

-まず、twitterブログより注意喚起の紹介

 

多くの方が非公式リツイートを利用されているため、同じようなツイートが重複し、本当に重要なツイートが埋もれています。また、非公式リツイートを公式リツイートと思い込んでリツイートされている方も多く見受けられます。

もしツイートを拡散したい場合は公式リツイートをご利用ください。複数のユーザーが同じツイートをリツイートしても、自分のタイムラインには1つか表示されない仕様になっています。公式リツイートの送信方法、公式リツイートと非公式リツイートとの違いなどの詳しい説明は、ヘルプページにて説明していますので、PCまたはスマートフォンからご確認ください。

http://blog.twitter.jp/2011/03/blog-post_12.html

 

というわけでまず、気になるツイート、エントリー、メールなどを見つけたらどうしたらいいか、とりあえずツイッターの場合として説明。

 

深呼吸

拡散の前に、RT元のアカウントの前後の発言をみて、進捗状況や訂正情報がないかを確認すること

本当に自分「こそ」が拡散する必要がある情報なのか、考えてみること

付加情報が特にない場合は、公式RTを使うこと ソース元へのリンクは常に確保しておくこと

誤りなどがあれば訂正すること、その場合も公式RTなどを利用すること

 

「何かしなきゃ!」という気持ちに駆られるのはとても理解できます。でも例えば、救援経験もないのに救出活動をしようと現地入りをして被救助者になってしまった、というのでは本末転倒です。それと同様に、「情報面で助けよう!」という思いが、他の情報を埋もらせてしまった、デマを広げてしまった、という状況を生む場合もあります。

 

救助のプロなどでない限り、「自分の助けこそが必要だ」というケースは少ないと思います。被災されていない人は、「いつもの状態」を保つのも大事な役割ですし、寄付など、これからは「みんなでやるべき活動」「誰でもできる活動」もたくさんでてきます。

 

電話会社や電力会社などの公的機関、専門分野の範囲内で確かな発言をしている専門家など、確からしい情報を持っている当事者の発言を獲得する努力が重要です。

 

-有害物質の雨がふる?

★よくみかけた書き込みのパターン

 

【拡散希望】千葉在住の友人より。週明け雨の予報です。千葉周辺の皆さんご準備を! >コスモ石油の爆発により有害物質が雲などに付着し、雨などといっしょに降るので外出の際は傘かカッパなどを持ち歩き、身体が雨に接触しないようにして下さい!!!

千葉の皆さん!コスモ石油の火災で有害物質が雲に付着している。雨が降ったら危険なので肌を露出しない。長袖、カッパの着用、傘を忘れないようにとの事です。できるだけ多くの人に伝えてください。

千葉の製油所、製鉄所の火災の影響で千葉、首都圏では、科学薬品の含まれた雨が降ることが予想されます。傘やレインコートの使用をお願いします!また、コスモ石油の爆発で大気中に有害物質が含まれたため外出時には肌を出さず雨にも注意するようにとの事です。工場勤務の方より

【メールで回ってきたので転載】コスモ石油の関係者より「コスモ石油の爆発により有害物質が雨などと一緒に降るので外出の際は傘かカッパなどを持ち歩き、身体が雨に接触しないようにして下さい

 

 

☆コスモ石油より注意喚起

「千葉製油所関連のメールにご注意ください | コスモ石油」(繋がりにくいのでh抜いてます。文章は下記のとおり)

ttp://www.cosmo-oil.co.jp/information/110312/index.html

コスモ石油株式会社

コーポレートコミュニケーション部 広報室

本日、「コスモ石油二次災害防止情報」と言うタイトルで不特定多数の方にメールが配信されております。

本文には「コスモ石油の爆発により有害物質が雲などに付着し、雨などといっしょに降る」と言う記載がありますが、

このような事実はありません。

タンクに貯蔵されていたのは「LPガス」であり、燃焼により発生した大気が人体へ及ぼす影響は非常に少ないと考えております。

近隣住民の方々をはじめ、関係する皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしております事を

心よりお詫び申し上げます。

 

上URLのキャプチャー画像(以下のものを拝借しました)

http://twitpic.com/48otoo

 

 

 

 

☆千葉県浦安市もアナウンス

市原市のコスモ石油千葉製油所LPGタンクの爆発により、千葉県、近隣圏に在住の方に有害物質が雨などと一緒に飛散するという虚偽のチェーンメールが送られています。千葉県消防地震防災課に確認したところ、そのようなことはないと確認できました。正確な情報の把握により行動してください。

http://twitter.com/#!/urayasu_koho/status/46458372551213056

 

朝日新聞も記事に

「コスモ石油が否定 「火災で有害物質降る」のメール連鎖」

http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103120432.html

 

※なお、上記デマと、放射能漏れ地域の問題は別ですので、両者の議論と混同しないようにも注意してください。

 

-現地からのSOS情報?

SOS情報などの書き込みをどうすればいいのかは悩みどころです。ツイッター以外のインフラが使えないケース、というのもありえなくはないからです。しかし、情報が古くなる、情報源が拡散する、通報が何度もいってしまう、などのデメリットも多いです。ニセのSOS情報なども出てしまいました(僕も、上記のデマについて竹熊健太郎さんがツイートしているのを、一時期RTしていました。反省すべきことです)。

 

http://togetter.com/li/110613

http://togetter.com/li/110457

 

SOS系のデマはもってのほかです。ただ、その人個人が「うそつき」かどうかの判別が難しいケースもあるでしょうから、教訓としては、

 

・拡散より先に、通報などすべきことをする

・ツイッター以外の選択肢のほうが確からしい場合、それをする

 

特に、例えば下記のようなサイトなどには災害用伝言ダイヤルや災害用伝言掲示板、緊急連絡先などの一覧があるので、そちらを薦めるのがいいと思います。

 

【地震発生時緊急マニュアルまとめ】

 http://mblg.tv/enokiiii/entry/1/

 

そのほうが、「誰か近くの人なんとかして」系よりも確実かと思います。遭遇した書き込みなどが、「漠然とした大勢」よりも「具体的な機関」に依頼したほうが確実ではないか、と考えてみるのがいいかと思います。どうしても必要だと思ったなら、先程でたツイッターRT時の注意を守るのがベターだと思います。

 

-また出てしまった、外国人犯罪流言

「外国人が犯罪を起こすかも」という流言は必ず出ます。過去の日本でも繰り返し出ましたし、海外でも災害時は頻繁にでます(例えばアメリカでのハリケーンの時の黒人叩きの報道を思い出していただければ)。

 

「地震のどさくさに差別をたれ流す人々」

http://togetter.com/li/110468

 

安全を呼びかけるための注意喚起と、特定のスケープゴートを作り出す可能性のある攻撃的な恐怖流言とは別物です。歴史の過ちを繰り返さないようにしてください。不安もわかりますが、情報が少ない中で「分かりやすい敵」を作り出すのは、冤罪や不当な暴力を招く可能性があります。

 

※政治家についての流言もあるようです。不満もわかりますが、「これだから○○はダメ」ではなく、「今、為政者がなすべきこと」を要求し続けるのが先かと思います。責任追求は後でもたっぷりできると思います。

 

-トルコが日本に100億円の援助?

http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1299912098/l50

 

「トルコが日本に100億円の援助をする」という情報があちこちに独り歩きしていますが、これまでソースが一切提示されていません。デマと断定はできませんが、メディアがどこも報じていないので、「報じてから言及しても遅くはない」という距離感でいいと思います。あまり有害な流言ではないかも知れませんが、こうした事態でも「ソースの明記されていない情報」への注意が必要となります。中には「トルコは新日だから」というような反応もありますが、海外の支援そのものが喜ばしいことなので、「親日か反日か」という軸で議論をするのは有用ではないと思います。

 

ついでに、「○○国の掲示板の反応」として、悪意ある書き込みだけを抜粋したまとめなどをみて、「○○国は反日なのか!」と憤るのも有用ではないと思います。どの国にも、偏った人、他人の不幸を喜ぶ人、騒ぎたいだけの人はいます。この国にも、海外で災害があったときに、はしゃぐひとは一部いました。そういう人は無視していいですし、それを全体化するような議論もスルーしたほうがいいでしょう。

 

実際に受けた海外からの支援などは、色々な記事にまとまっています。受けた恩には、いずれ感謝を伝えましょう。感謝は、ソースを確認してからでも遅くはないはずです。

http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103120341.html

 

-日本が地震兵器で攻撃された可能性うんぬん

論外です

 

-著名人死亡説

海外など今回の地震への注目はとても大きいものですが、日本の著名人に関する真偽不明情報も多く流れているようです。

 

The creator of Pokemon died today in the #tsunami, #Japan. RIP: Satoshi Tajiri. #prayforjapan.

 

「今日、ポケモンクリエイターの田尻智氏が日本の津波でなくなりました、安らかに」

 

The Creator of Hello Kitty, Yuko Yamaguchi, died today in Japan. #prayforjapan

 

「今日、ハローキティのクリエイター、山口裕子さんが亡くなりました」

 

こうしたツイートに、ソースが貼られることはありません。日本でもニュースになっておらず、やはりソースはありません。海外でも、善意による行動が、誤った情報を広げる結果になってしまっています。ネットから誤った情報を取得する海外の方が増えないように、英語の出来る方の手助けも重要です。

 

-関西電力の節電よびかけチェーンメール

 

関西電力で働いている友達からのお願いなのですが、本日18時以降関東の電気の備蓄が底をつくらしく、中部電力や関西電力からも送電を行うらしいです。一人が少しの節電をするだけで、関東の方の携帯が充電を出来て情報を得たり、病院にいる方が医療機器を使えるようになり救われます!

 

関西地区にお住まいのみなさん。地震に伴い、関西電力が電力の提供を始めたようです。少しの節電でも立派な支援になります。電子レンジや炊飯器など、普段さしっぱなしのコンセントを今日だけでも抜いて節電しましょう。

 

「友達からのお願い」「電気の備蓄」といった単語が並びます。ですが、関西電力はそうした呼びかけは行っておらず、またチェーンメールについては否定しています。

 

このたびの東北地方太平洋沖地震により被害を受けられた皆様に心からお見舞い申し上げます。

当社は当社名で震災に関連してお客さまにチェーンメールを送ることはございませんので、ご注意ください。

http://www.kepco.co.jp/

 

ただし、節電自体は大事なことでしょう。

 

-埼玉県の水を飲むな?

 

埼玉県の水道水が危ない、透明でも異物混入の可能性があり飲むな

 

埼玉の人気を付けてー、水道水飲んじゃダメだよー!放送聴いてなかった人絶対飲んじゃだめだからねー!!

 

ソースがありません。

 

-東京電力を装った男?

 

一人暮らししてる人へ 今都内で、東京ガスや東京電力を装った男がうろついているそうです 一人暮らしの女性は危険なので絶対でないで下さい

 

東京などで電力会社やガス会社の社員を装って一人暮らしの女性宅に押し入る輩が出ているようです。多少でも被害のでている地方にお住まいの女性の方はご注意ください。

 

拡散希望> 都内の女性宅に"東京電力""安否確認"などで見知らぬ男性が訪問してくる事件が相次いでいます。うちにも来ました。くれぐれも気をつけてくださいね。

 

これ自体の真偽は不明です。ただ、伝聞調の情報を拡散する場合には、十分に注意する癖をつけてください。またこのようなやりとりの場合、仮に事実だとしても、「今都内で」といった書き込みが拡散すると、いつのことなのかわからなくなるというデメリットもあります。また、「都内」といっても広すぎて、注意喚起としては不十分です。拡散するなら、書き方にも注意が必要です。

 

ただし、全ての真偽はわかりませんが、当事者と名乗る方もいますし、便乗的犯行や性的被害にあわないよう、みなさん十分気をつけてください。「こうしたケースもあるかも知れないから気をつけてね」という文言だと思って受け止めるぐらいがちょうどいいかもしれません。なお、報告ツイートの場合は、110番通報したかどうかなどの情報も載せるのがいいでしょう。

 

-「情弱叩き」とかじゃなく

「デマにダマされる人は情弱」とか笑ってもあまり意味ないです。減らす努力が必要です。もちろん、「デマ流す実験」とかやるのは論外中の論外です。

 

今回のような災害で、しかも情報が遮断されてしまっている空間がある場合では、情報の不足と不安感情の高まり、そして関心を持っている人口の多さから、デマに飛びつく人がでやすい、デマが流れやすい構造になってしまっています。

 

一定数、ダマされる人が出ること自体は避けようがありませんが、その被害を最小化するのは課題です。デマを流してしまった人を過剰に責めるのもまた、パニックや不信を増大する意味では本末転倒になる場合もあるので、淡々と対応するのがいいと思います。

 

デマを拡散しないためには、「らしい」という発言に即座に反応するのではなく、公的機関などのアナウンスを獲得する努力が重要です。ただ、情報が遮断されている現地の場合、口コミ以外の情報源がないケースもあります。繰り返しになりますが、「情弱叩き」ではなく、確かな情報を共有する努力と工夫が課題です。

 

※絶対にだまされない「情強」などいません。そして本当に「情強」なら、「弱者」への手助けをまっさきに考える必要があります。「騙される側になってしまうかもしれない」という意識は常に欠かせないものです。

 

-「RT依頼」「拡散依頼」について

より多くの人に見られるよう「拡散希望!」とツイートする人は多くいます。専門家が注意喚起を促す場合と、伝聞情報を拡散する場合とでは、同じ情報拡散でも効果があ違います。「拡散希望!」系のツイートは、他の人もどんどんRTしていることでしょう。内容は他のニュースと比べても確からしいか、「自分のRTこそが本当に必要か」、いちど立ち止まってみるのがいいと思います。

 

著名人の方のところには、「この内容をツイートしてください!」というリプライが大量に届いています。中には自覚的に、「自分のところにリプライしてくれれば拡散します」と仰る人もいます。数万人~数十万人の人に見られるアカウントやブログには、ラジオや雑誌と同規模の閲覧可能性があります。使い方によっては有意義にもなりますが、逆に機能することもあります。ダメ情報で必要な情報を埋めてしまわないよう、依頼する側も、依頼を受ける側も、リスクとメリットを常に比べることが重要です。あわてて英雄になろうとする必要はありません。善意のリソースも有限です。効率的に使ってください。

 

-進行系の情報について

非専門家ではデマかどうかを確認したくてもできないケースも多くあります。その場合、「いますぐ自分こそが行動しなくてはならない」というケースでないなら、判断と行動を保留しておくのがいいと思われます。判断保留・行動保留と、思考停止は別です。思考停止してうのみにするのではなく、情報を比較するのが重要です。ネット上での発信も、良かれ悪しかれ、誰かの具体的行動を変える力がありますから、なおさらです。

 

現在、特に原発についての憶測情報が多く飛び交っています。多くの人は、原発の専門家ではないので、詳しいことがわからず不安でしょう。だからこそ、ネットでの流言が回りまわって現地でのパニックを引き起こしたりしないよう、公的機関の明らかにしている範囲での「事実」を、常に確認することが大切です。

 

専門家や報道機関が、確からしい情報を発信する努力をするがゆえに、断言できないという事情もあります。そのため、会見などをみてモヤモヤした人もいるかもしれません。しかしだからといって、それを専門家でもないよくわからない人が断言してしまい、そっちを多数が信じてしまうと、もともこもありません。また、「報道統制をしているんだ!」という一方的な陰謀論は、その不確かな情報がはびこる温床でもありますので、距離をとってください。未確定の情報については、先人や専門家による検証作業そのものの比較をするのもいいでしょう。「デマかな?」と思ったら、「○○+デマ」というキーワードで検索してみて、懐疑している人の意見をあえて獲得するのも効果的です。

 

「献血に関するデマ」「被爆を防ぐ方法に関するデマ」「電力供給に関するデマ」「支援物資募集に関するデマ」も多くあります。これらは生活に密接に関わるため、誤った情報を少しでも減らさなくてはなりません。「"デマです"」などでグーグルリアルタイム検索すると、デマの否定をツイートしている方が多くいるので、いちど眺めてみるのもいいでしょう。だいたいの傾向がつかめるかも知れません。

 

-デマ参考サイト

「迷惑メール」に関するヤフートニュース一覧

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/spam_mail/

 

産経新聞記事:「次は近畿」「有害物質の雨が降る」 ネット上でデマ飛び交う

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110312-00000767-san-soci

 

NHKニュース:ネットにうその情報も 確認を

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110313/k10014634781000.html

 

TBSニュース:チェーンメールに注意 事実と異なる情報

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4671856.html

 

※以上のようなデマについて議論するとき、ネットで情報拡散のお手伝いをしている人と、現地でデマを信じてしまう人とを同列に扱わないようにも、気を付けなくてはなりません。命に関わる場合、自分の命を最優先に、最悪のケースを考えて行動する必要もあるからです。ただし、その情報の確認作業が重要なことは言うまでもなく、ましてその未確定情報を世界で共有すべきかどうかは、別の問題です。


福島第一・第二原発について

2011年03月12日 23時27分01秒 | 災害周知

福島第一・第二原発について政府の説明が具体的かつ的確といえないので、詳しい知人より頂いた見解を示します。

情報は的確に。

1.現在の状況
福島第一原発:http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/press_f1/2010/2010-j.html
福島第二原発:http://www.tepco.co.jp/nu/f2-np/press_f2/2010/2010-j.html

正式な発表は↑のプレスリリースが一番良いソースだと思われます。
現状で全ての原子炉において制御棒が全挿入され、核分裂連鎖反応は停止状態(未臨界)であるものの、第一原発の一部の炉で冷却材の喪失、循環系の停止などによる冷却機能の喪失が発生し(一号炉)減圧措置として放射性物質を含むガスを放出する減圧措置と共に消防および自衛隊による炉内への給水活動が継続中、第二原発においては冷却材喪失はないものの圧力制御系の一部が機能喪失に至ったため、緊急減圧措置を用意という状況です。

大雑把にはスリーマイル島原発事故(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%AB%E5%B3%B6%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80%E4%BA%8B%E6%95%85)の時のように、燃料集合体の一部が溶融して原子炉圧力容器内部に落ちている状態であり、現在の所原子炉内部だけの事象に踏みとどまっているという状態と考えられます。

2.爆発事故
第一原発での余震直後の爆発事故は水素ガスによる爆発と推定されており、損壊部位は原子炉建屋(原子炉構造物の最外層部分)の一部が破損したものということです。
爆発前後での周辺放射線レベルが変わらないどころか下がっているため、圧力容器および格納容器内部に存在する高レベル放射性物質の飛散がないと判断されたため、現状では圧力容器・格納容器共々機能を喪失していないと考えて差し支えないでしょう。
ただし、水素は燃料ペレットを直接収納する容器であるジルコニウム合金(ジルカロイ)が溶融する近辺の温度で水と反応して発生したとしか考えられない状況で(他に発生源がない)、なおかつ周辺から核分裂生成物であるセシウム同位体が検出されたため、燃料集合体の一部が溶融しているのは確実であろうと推測されています。

3.今後の予想と対応
ここからは完全に私の頭の中での話ですが、今後の最悪のシナリオは
・余震による原子炉圧力容器・格納容器の破損による完全なメルトダウン
・冷却材喪失の進行による容器破損(給水不足→メルトダウン進行→水蒸気爆発による完全損壊)
・余震その他の原因による制御棒脱落による再臨界(核反応暴走)

大体以上のようなものですが、幸い第一原発については減圧可能状態にあるため、当分圧力上昇での容器損壊は防げる状態であり、第二原発については冷却系の機能損失はなく、ガス放出も可能であるので双方共に状態をコントロールする手段は完全には失われてはおりませんので、余震その他によるさらなる機能損失がなければチェルノブイリのような原子炉構造が完全崩壊するような爆発事故および深刻な放射能汚染に至る可能性は低いと言えます。

現在一番深刻な状態にある第一原発一号炉については消防・自衛隊による給水が続いており、米軍が協力を申し出るという状態ですが、先ほどの政府会見によりますと

・一号炉格納容器内部に海水を注入する冷却措置を行う
・一合炉圧力容器内(冷却系)にホウ酸化合物を含む冷却水を注入する

という措置を講ずるとのことでした。
これは何を意味するかといいますと、ホウ酸化合物は中性子を激しく吸収する物質で、制御棒と同じような役割を果たします。PWR(加圧水型軽水炉)では実際に制御棒と同じく反応度を下げるために使われますが、これを注入することで自発的な再臨界事故を徹底的に予防する措置です。あと冷却材の追加という意味も当然あります。

また、通常は空気と少々の真水しかない格納容器内部に海水を満たすということですが、これは全く例のない思い切った冷却措置だと言えるでしょう。
事故が次の段階に進展する前に炉を完全放棄することを前提とした予防的冷却措置を講ずるという意味です。
圧力容器ごと冷却することで内部温度と圧力を下げるわけですが、手持ちの真水の投入では追いつかない量となるので海水を使用するのでしょう。(海際ですからね)
当然内部構造物は鉄なのであとで錆びてしまいますからもはや一号炉は廃炉するしかなくなるのですが、圧力容器が割れるよりは遥かにマシだという判断であろうと思われます。

なお、注水には5時間程度が見積もられており、前後作業をあわせて考えても今後12時間程度に巨大な余震が発生しなければかなりの確率で事故の深刻化を阻止し得る作戦ではないかと私は考えています。ただし、短期的な意味で、ですがね。そのままほっとけば炉の材料が腐食しますから。

3.避難措置
第一原発周辺20km/第二原発周辺10kmに避難命令が出ているようですが、これは何か起きる前から避難を行うことで整然と作業を進めるためと理解すべきであり、不安要素の増大と関連付けるべきではありません。
万が一作業中に巨大余震などの緊急事態が生じても避難体勢を整える手間と時間を省略しておくべきであり、当然の措置としての予防的避難です。

とりあえず第一弾としてはこんなところでしょうか。
一部放射性物質の降下があった場合に対しての対処を勧める記事がネット各所で見受けられますが、現状では余震のほうがよほど脅威です
巨大余震およびそれに伴う津波に対する緊急避難体勢を取っていれば、最悪の核事故がおきてもそれほど慌てることなく対処できますので、まずは地震対策を可及的速やかに整えて下さい。


拡散希望!! 電力会社の者です!節電に協力して下さい!!

2011年03月12日 11時38分12秒 | 災害周知

拡散希望!! 電力会社の人からのお願いです。

 

電力会社の者です!節電に協力して下さい!!節電に協力して下さい!!あなたの節約した電気が、病院に使われ、傷付いた一人の命を救います!!個人的な予想ですが、完全復旧送電には最低一週間はかかります。せめて一週間、節電をなんとか、心より、どうか宜しくお願いします!!!m(_ _)m

↑Twitterからのメッセージです