Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

ディーン牧師の事件簿

2012-01-11 09:05:39 | 読書
ハル・ホワイト,高橋 まり子 訳,創元推理文庫(2011/01)

内容(「BOOK」データベースより)*****
80 歳を迎えたのを機に牧師の任を退き、愛犬とともに静かな老後を送るはずだったサディアス・ディーン。そんな彼のもとに、次々と不可解な殺人事件の謎が持ちこまれる。屋敷を相続した五人兄弟を襲う“足跡のない”連続殺人、密室状態のアパートから消えた狙撃者、教会で行われた聖餐式の最中の毒殺…元牧師の名探偵ディーン先生が六つの難事件に挑む、不可能犯罪連作短編集。*****

近頃お目にかからなくなった,機械的なトリックが主体の本格もの.スターバックスだのインターネットだのが登場するのだが,探偵役がおじいさんのせいか,全体にセピア色...戦前の探偵小説みたいに思えた.

主人公がしきりと財布の中身を心配しながらスーパーでお買い得を漁るあたりのリアリティで,こじつけ的トリックをカバーしている傾向がある.
ただし,この牧師さん以外の登場人物には陰影がなく,被害者・加害者役のロボットみたい...このあたりはシャーロックホームズ以来の,短編の伝統的宿命かもしれない.
どの短編でも,わびしく寂しい読後感.

吉永南央「萩を揺らす雨―紅雲町珈琲屋こよみ」 文春文庫(2011/04) には,本邦のおばあさん探偵が登場する.
どうも,おじいさんより おばあさんのほうが,陽気で馬力もあるようだ.

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2 コメント

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思い違い・・・ミス? (こすずめ)
2012-01-11 10:46:07
うふふ・・・おばぁさんの方がどこか憎めなくて、馬力があると言うのは事実だからでしょうね。
萩を揺らす雨―紅雲町珈琲屋こよみ、興味あります。

J子さん、その後いかがですか?
お怪我の記事を読んでお見まいと面とを書いたつもりでしたが、何故かありませんね。
最近、(じゃなくって昔から?)こんなミスが多いです。

日にち薬でよくなられることを信じていいでしょうか?お大事にね。
Unknown (J 子)
2012-01-11 17:51:33
こすずめさーん お見舞い有り難うございます お風邪は大丈夫ですか こちらは ギブスをはめて 戦ってます ほんと時が解決してくれるわね 雑誌と花々と仲良くしてます お孫ちゃん可愛い またね

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