今年の夏休み、私が本当に経験した背筋が凍る怖い話です。
私、別に霊感とかあるわけじゃないけど、「なんかここ、居心地悪いな…」って感じる場所があるんですよ。
例えば、ここの空気感苦手だなーと思っていたら、実は平家伝説があることだったり、
開発する際に事故があって犠牲者が出た場所だったり。
そんな大それたところじゃなくても、なーんかここ通りたくないよな~って場所があって、
家の近所にもいくつかそういう場所があります。
家の近くのサイゼリアがある辺りもその一つ。
あんまり好きじゃないの、その辺り。
でも、夏休み、家だと勉強できないというティガーが「勉強を朝はマック、午後からサイゼリア」というルーティーンだったのね。
基本的には自転車で行っていたんだけど、今年の夏は雨が多くて、大雨だと、車で送って行って、指定の時間に迎えに行っていました。
その日もしとしとと雨が降っていました。
ティガーが夜8時に迎えに来て、というので、サイゼリアまで行きました。
駐車場に着くと、まだティガーは出てきてなくて、ちょっと待つことにしました。
その時、右の窓の辺りに違和感を覚えたんです。
なんだか身体を大きく動かすのが怖くて、そーっと、目だけを右の窓に向けました。
すると、窓に黒い影が動くのが見えました。
身体が固まって動きません。
ヘンな汗も出てきました。
それは、なんと、
大きなGだったのです。
Gじゃわからない?
ゴキ○○よっ!!!!!!!!!
かなり大きいサイズ、黒黒と光ってる。
あまりの恐怖が目の前に現れると、人間って、「これは現実じゃない」って勝手に脳内修正するのね。
Gは、実際には私の頭の横、約20センチのところにいるはずなのですが
私には1mくらい先にいるように見えました。
私は、叫ぶこともなく、
「これは、サイゼリアから飛んできて、窓の向こう側にくっついてるの」
と認定しました。
でも、待ってよ~~~
だったらなんで背中見えるのよ~~~~?
とにかく、窓を開けて外に出そう。
でも、下手に開けてこっちに突撃してきたらどうしよう???
もうパニックになりながら、窓を開けようとするのですが、どのボタンを押したら、運転席の隣の窓が開くのか
わからなくて、サイドミラー閉じてみたり、後ろの窓開けてみたり。
最終的に運転席の窓を少し開けたら、意外とすんなりと出て行ってくれました。
しばらく放心状態で、心落ち着かせて、家路に着きました。
冷静になると、
一体いつからご一緒していたんですか?
どこにいて、いつごろから、窓の上部にいらしたんですか?
気づいたのが、駐車場について、車を止めてからで本当に良かった。
もし、運転中だったら、もしかしたら、大事故になっていたかもしれない。
私がパニックになって、Gが車の中を飛び回って、最悪、座席に落ちるとか、服の中に…
ぎゃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
私が死ぬ分には構わないけど、そんなことに巻き込まれた人がいたらと思うと
本当に恐ろしい。
霊なんかより、よっぽど怖い、私がこの夏経験した本当にあった話でした。