あべやま歯科クリニックー最新インプラント情報ー

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あべやま歯科クリニックができることできないこと

2007年12月24日 | あべやま歯科クリニック
ミニマルインターベンションインプラントの特集があちこちで組まれるようになり、歯科医師向けの専門書も出版されるようで、ようやく患者様中心のインプラント治療が広がりつつあることを実感しているあべやま歯科クリニックです。
さて、我々、あべやま歯科クリニックは医療法上では『診療所』に区分されている規模の小さな医療機関です。規模の小さな医療機関の特徴を活かし社会に貢献できることは、2つあると思います。
ひとつは、『地域密着』です。地域に根ざした、アットホームな雰囲気、そして、御家族も含めて全てを知り尽くしたあたたかいケア。そして、マーケッティングの世界では、『地域一番』を目指すことが『商売繁盛』の秘訣と言われて久しいのですが、果たして歯科医院はそれで良いのでしょうか?小売業であれば、同じ地域の他店より『価格が安い』というのが『決定的な差別化』になるのですが、歯科医院は同じモノを他の医院と競争して売っているわけではありません。『地域一番』のような経営戦略をあまりに追求すると、患者様のQOLを向上させる『医療サービス』とは別のところに歯科医院スタッフが力を注ぐという本末転倒が起ってしまう危険性を感じます。
もう一つのキーワードは、『専門性』でしょう。大きな病院は、確かに専門医がいるのですが、どうしても小回りが利きません。入院が必要な手術は大学病院との連携が必須ですが、それ以外のインプラント手術であれば、個人病院で十分対応可能な場合が多いのです。当院は、インプラント手術に関しては、欧米のインプラント専門クリニックと同等かそれ以上のレベルにあると考えています。しかし、当院は、小児歯科における咬合誘導や本格的な矯正などは専門医が不在ですので、治療が必要な場合は、専門医院か大学病院に紹介しております。当院は、歯科医師2名でやっている小さな医療機関ですので、何でもできるわけではありません。もちろん、一般的なこどもの歯科治療やかんたんな矯正(プチ矯正)などはやっていますが、専門医が治療した方が良い症例に関しては、きちんと他の医療機関に紹介し、連携して治療しております。これは、医科(お医者さん)の世界では、当たり前の話なのですが、歯科では、常勤医1名の診療所でも『一般歯科・小児歯科・矯正歯科』など複数の専門診療科を掲げて、自院で何でも対応できるということをうたっている場合が多いのです。何でもできるというのは、素晴らしいことだと思いますが、当院では、MIインプラント治療という『専門性』を明確に打ち出して、患者様にわかりやすく信頼される『地域一番』の『高度な専門性を持った』歯科医院になりたいと思っています。

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