goo blog サービス終了のお知らせ 

阿部卓馬ブログ

北海道新ひだか町サポート大使のシンガーソングライターです。ライブ告知、活動情報などを中心に更新しております。

#58 中村天風

2025年02月27日 | 偉人伝
2月27日木曜日です。

ライブ情報です↓
5月4日() 12:00~ 新冠町 阿部卓馬 とっておきの♪Spring ライブ in cafe ゆるり(ランチ付き!)
5月23日(金) 札幌市 cube garden ほしのしほ 活動10周年&ニューシングルリリース記念ワンマン企画 2025『つながる絆 コンサート』

詳しくは→ライブ・メディア情報を!

今回は「偉人伝」ということで、中村天風さんのご紹介です。
先週の記事「#52 回転と循環②」で、人生を動かしていく上での重要な要素として「気分・機嫌」というものを取り上げましたので、それにふさわしい偉人とも言えるかと思います。



中村天風 Wikipedia

詳細はWikipediaを参照していただくことにして、こちらでは何点かピックアップしてコンパクトに取り上げてみます。

■破天荒な人生

Wikiの来歴をご覧になればわかりますが、中村天風さんはちょっと想像を絶する破天荒な人生を歩まれています。
簡単に流れを書きますと、

大蔵省幹部の子として生まれる→柔道部エース→16歳で軍事探偵→日露戦争の満州での活躍・生死を分けるが生還→重い肺結核を発症→治療法を求めアメリカなど世界を旅するが見つからず→エジプトでインド聖者に出会い弟子入り→インドで修行→病気を完治・悟りを得る→帰国して実業家として成功→職を辞して辻説法を開始→「天風会」の設立→多くの人々に影響を与える

といったような感じでしょうか。
日露戦争時の軍事探偵の時には、送り込んだ113名の軍事探偵のうち生還できたのはわずか9名とか。死線を超えて、なお死病の肺結核と向き合い克服。
人生そのものがある種の小説・物語を読んでいるようです。

■教え

そんな天風さんが繰り出す教えの基本は、簡単に書くと「すべては心が動かしている」ということです。
肺結核の病気を携えた天風さんはインドでの修行の時そのインドの聖者・カリアッパ師に毎朝こう聞かれたそうです。

「調子はどうだ?」

病気の天風さんはもちろん、

「調子悪いです」

と答えるのですが、即座に聖者にダメ出しをされます。

「お前の体が調子悪いことはわかっている。心はどうだと聞いているのだ」

最初のうちは「そんなこと言ったって…」と思っていた天風さんですが、聖者は、

「どんなに体が調子悪くたって、心は意地でも『調子が良い』と言わなきゃだめだ」

と。それを毎日実践しているうちに、天風さんは心の強さを身につけていったそうで、心が強くなったら病気も完治してしまった。
そのように著作で述べています。

それを「積極(せきぎょく)的精神」という形で著作や講演会で多くの人に語っておりました。
簡単に言えば「弱気はいかん」ということで、心を常に積極的で明るく朗らかでありなさい、という教えです。

僕も「そんなこと言ったって…」「天風さんだから出来るんでしょ…」などとついつい思ってしまうタチですが(笑)
心を解き明かすうえで、このアプローチは一つの大きな形であると感じます。

その教えは他にもたくさんありますが、中でも最近イスラム教について取り上げた中で、古いアラブの世界で共通の人生観であった「人生は一度きり」というフレーズがありましたが、天風さんもまた同じように「人生は一度きり」と人々に伝えています。
しかし、その「一度きり」には悲観的な捉え方ではなく、今この一瞬、一生を味わいきる、感じきる、といったような捉え方です。
少し引用してみます↓



ご経験がありましょう。好きな人と物語っていれば、「おや、もうこんなに時間がたっちゃったの」というぐあいに、時のたつことを忘れてしまう。往来歩くのも、一里や二里は平気で、そうとう遠回りしたってくたびれやしない。反対に、嫌いなやつと歩くと、道の半町も歩かないうちにくたびれてしまう。  心朗らかに、なんにも心にわだかまりなく、楽しい、うれしいという時を味わってるあいだは、時間も空間も超越してしまうんですよ。

しかしね、くどいようだけれども、二度も三度も生まれ変われる人生じゃないよ。一遍キューッて死んじまうと、二度と出てこられない。たとえお寺の和尚さんが来世があるよと言ったって、嘘、嘘。寺の坊主が一遍死んで帰ってきたんなら、ある程度まで、嘘ごとも信用してもいいけれど、とんでもねえや、キューッとやったらキャーで、もうおしまいだ。

されば、「ああ、私は生きているな」と自己意識で感覚しているその瞬間は尊い。「私は生きている」「俺はいる」「我あり」という自己存在をしっかり保持している時間というのは尊いんだぜ。

中村 天風; 中村天風財団(監修). またうっかり、自分を後回しにするところだった (pp.211-212). アスコム. Kindle 版.




天風さんにしてみれば、転生するかどうかというのは二の次で、今この一生というものを嬉しく朗らかに味わいきる、というまさに積極的精神を体現することが重要だと述べているんですね。
確かに、転生するという考えを持っている方でも、今生の環境・肉体・精神という人生は二度あるわけではない、とてもユニークなものだ、と考えれば、その一瞬一瞬はとても貴重なものであり、天風さんの考えも違和感なく受け入れられると思います。

■その影響力

著作や講演会を通じて、天風さんは多くの方々に影響を与えました。
中でも、著名な実業家・松下幸之助さん稲盛和夫さんにも影響を与えたそうで、最近ではあの大谷翔平選手も影響を受けていると公言しているそうです。
のちに取り上げたいと思っている方で、合気道家の藤平光一さんも弟子入りして多くの影響を受けたということで、経済界から武道・スポーツ界など本当に幅広く影響を与えた偉人です。

以上、偉人・中村天風さんを簡単に紹介しました。
ご興味がある方はぜひ著作を手にしていただければと思います(^^)

最新の画像もっと見る

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (山田房枝)
2025-02-27 10:48:55
中村天風氏、力強いですよね〜
独特の語り口が、親近感を呼びます
「成功の実現」を1000回読んだという
斎藤一人氏の語り口も似てますね

天風氏の著作は、自己啓発、事業哲学的なものが多いようですが、死生観について書かれた「信念の奇跡」というのがあります。この中でも変化変転きわまりないこの世だから、今に集中する生き方を示唆しています。
これに近いのが「一日一生」の酒井雄哉氏
一日を一生のように生きよ。明日はまた新しい人生。
酒井氏は比叡山千日回峰を二度も達成された方。死と隣り合わせの苦行なので、この想いが生まれたのでしょうね

忘れかけていた偉人、初めてましての偉人
アベタクさんのお陰で、いつも良い刺激を頂いております。ありがとうございます☘️
返信する
コメントありがとうございます。 (阿部卓馬)
2025-02-28 06:55:56
山田房枝さま

天風さんご存知でしたようで、たくさん勉強されていて素晴らしいですね(^^)
斎藤一人さんへも繋がっていたとは!びっくりです。

酒井雄哉さん、僕も読みました。
非常に高いレベルで達観しているというか、凡人にはそう感じました。

また次回もどうぞよろしくお願いしますm(__)m
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。