何度か書いたことがあるけど、自分はNOAH旗揚げからしばらくはNOAHを見ていませんでした。
2003・3・1「最後の聖戦」ぐらいからでしょうか、NOAHをよく観にいくようになったのは。
その頃から蹴りを主体にしたスタイルで、若いながらも伸びてきている選手がいました。
全日本末期にデビューした小林選手改めKENTA。
ケガが多いイメージでしたが、結果を出すようになって、
丸藤とのタッグで人気も出てきました。
初めて、この選手がすごいと思ったのが2004年1月の日本武道館大会。
GHCジュニアタッグ、相手はエル・サムライ&井上亘。
その時はサムライの強さにも舌を巻きましたが、粘りに粘って勝利を呼び込んだのはKENTAでした。
この選手は身体は小さいけど気持ちが凄い。そう思いましたね。
それからは、東京ドームでのGHCジュニア戴冠、
丸藤とのベストバウト、武道館60分フルタイムドロー、
プロデュース興行でのメイン戦、膝のケガでの欠場、
最初はファンにまったく理解されなかったヒール転向、NO MERCY結成、また膝のケガでの欠場、
ヘビーのベルト奪取と防衛ロード。そして今回のNOAH卒業。
私がKENTAを見るようになってちょうど10年ということになります。
濃密な10年でした。特に三沢逝去後のNOAH低迷、選手離脱あたりからはKENTAがNOAHにとっての希望でした。
まずはこの10年のKENTAの働き(リング内外含めて)に感謝し、今後の活躍を祈念します。
そして、いつでも、何なら明日にでも戻ってきてほしいし、
願望込みで書きますが、私はNOAHがある限り、いつか彼は戻ってくると思います。
仮に今後の行き先がWWEだったとして、WWEは人の出入りは非常に激しい所。
どういう待遇で、契約で行くかわかりませんがすぐにリリース、なんてこともあり得るでしょう。
もちろんKENTAならそうはならないでしょうが、日本人外国人問わずそんな例は数多くあります。
だから、(繰り返しますが願望込みで)またいつか戻ってくると思っています。
それはさておき、試合を振り返ります。
当日のパンフレット。今日を最後にKENTAの名前が載ることはしばらくありません。
ファイナルのカード。画質悪いです。
KENTAはセミの第6試合。会場は超満員。そして大会開始から「何をやっても盛り上がる」出来上がった状態の客席。
最初は通常のシリーズの後楽園大会が、一気にKENTANOAHファイナルで超重要な大会、超満員へと膨れ上がりました。
大学の後輩2人と観戦しましたが、チケット購入は4月半ば。
彼らはNOAHファンではないのにこんな重要な大会を見るという幸運に恵まれました(笑)
座席は後楽園ホールの後ろから2列目で、KENTAを見送りました。
こうなると知ってたらもう少し前に行ったかも(笑)
第5試合終了後から待ちきれないとばかりにKENTAコールが起きます。
今日に至るまでのVTRが流れます。
そして入場。テーマ曲は2つ前のテーマ曲でした。『What you know』これ好きでしたね。ヒールターン前の曲です。
控え室から出るところからカメラが入り、通路を通り、階段を上がり、舞台に登場します。
リングに上がり、ポーズをとります。これも、もう最後。
Tシャツ投げ入れは4枚。お客さんを煽るいつもの「儀式」に今日は時間をたっぷりかけました。でも、もう最後。
満員の後楽園は主役の登場で大熱狂となります。でももっと大きな会場でできれば・・・
そして丸藤、中嶋、杉浦も登場。
紙テープは大変な量が飛びます。
先発はKENTAと杉浦。
序盤から激しくやり合います。
KENTAは右肘にテーピング。気にするそぶりはありませんでした。
コーナーでの様子。
中嶋とのマッチアップ。丸藤は別とすればジュニア、ヘビー通じて最大のライバルと私は思います。
対角線走ってのコーナーアタック、定番ムーヴで杉浦を蹴り倒し、気合いのポーズ。
その後、方舟新章を思い出させる激しい攻防が杉浦とあり、両者ダウン。
丸藤との合体技は元々多いタッグではありませんでしたが、最後に決めたパワーボム&不知火。
そして丸藤が虎王で杉浦をKO、最後はKENTAが中嶋をgo2sleep。
NOAHファイナルの勝ち名乗り。自らの手で有終の美を飾りました。
抱き合う丸KEN。もうこんなシーンは見られません。
杉浦は握手、中嶋は張り手でKENTAと惜別の挨拶。そして丸藤がKENTAに餞の拍手。
その後マイクはなく、四方に深く礼をして退場。西北東南の順でした。
試合は中嶋が激しい攻撃で目立ちました。KENTAを張り手で、丸藤をトラースキックでダウンさせ、これがもとで丸KENは苦戦します。
こういう場ではよい意味で空気を読まずガンガンやる、健介オフィス出身らしい中嶋の激しさが場内を沸かせ、
さらに去年の横浜文体を思い出させるKENTAとの蹴りの応酬も。丸藤と中嶋の同門対決も激しかった。
対世間、という部分においては丸藤と中嶋が最も訴えることができるレスラー。シングルでも見たい。
杉浦も良かった、これもいつも通りの激しさでKENTAへの張り手、膝、急角度ジャーマン。一切の手抜きなし。
丸藤はややKENTAサポートに回っていたものの、杉浦とは鉄板の攻防を見せ、場内をうならせます。
そしてKENTAは師匠の小橋建太、ソウルメイトの柴田勝頼が見守る中(セコンドではない、来場はスクリーンの映像で知りました)、
NOAH最後のファイト。言うことは何もありません。私は無事終わってくれればそれでいいと思っていました。
スタンガン、STF、ブサイクへの膝蹴り、フットスタンプ、側頭部蹴り、go2sleep。堪能しました。
終盤はこの4人の攻防で場内は大熱狂でしたね。4人とも出し尽くしての28分31秒。
大きな大きな歓声の中、KENTAはNOAHを旅立ちました。
最後、リングの上で丸藤との会話や、お客さんへの礼のとき、笑顔で、何かをやり遂げた笑顔をしていたのが印象的でした。
いい表情でした。リング上での厳しい視線、激しい眼差しのKENTAとは一転、穏やかな表情のKENTAがいました。
2014年5月17日、KENTAをしっかりとこの目に焼きつけてきました。
写真はたくさん撮りましたが、つぶやきは一切試合中はしませんでした。
もう見れないにせよしばらく見れないにせよ、「最後かもしれないだろ?」の気持ちです。
ありがとうKENTA。私たちは、本当に素晴らしいレスラーと共に時を過ごしてきたと思います。
NOAHは残された選手が、フロントが、そして何よりファンが守ってきます。
去年2度、KENTAと握手する機会がありました。
3月の秋葉原でのスポーツアルバム発売記念サイン会、10月の横浜文体での試合後撮影権ゲットしての撮影の時。
私から見ればKENTAは小柄な方なのです。
でも握った手は小さくても、大きな仕事をする男の手でした。
その手で次は何をつかむのでしょう。世界でしょうか。
「あのKENTAと握手したんだぜ」と、誰にも自慢できるようになりたい(笑)
今後の活躍に期待します。どうか、ケガだけはないように。
-----
その他の試合をメインから振り返りますが、ここまでかなりの文章量を費やしたので軽くいきます。
KENTANOAHファイナルとはいえメインは以前から決まっていたGHCヘビー、永田vsモハメドヨネ。
大会開始前の調印式。力皇が来ていました。KENTAの同期ですね。
開始前のタイトルマッチ宣言。
ヨネの攻めは激しく、場外キン肉、ラリアットなど攻め込みますが、永田の牙城を崩すにはいたらず。
正直、ヨネの奮闘を永田が存分に受け止めて、付き合っての勝利でした。
最終盤には張り手の攻防などもありましたが、浴びせ蹴りとバックドロップ、バックドロップホールドで防衛。
ヨネは中盤、永田の蹴りで左足が痺れてしまい、これが個人的には興を削がれました。
それでも気合で向かっていったし、調子も良かったのでしょうが・・・攻撃の間が長い悪い癖も出てました。
永田はハードスケジュールの中防衛、コンディションのよさは特筆モノです。
試合後の永田インタビュー。泣いてるわけではありません。ヨネを評価してましたが、そこまでの内容ではなかった。
そしてやりたくて仕方ないように見えたナガダンス。
そのナガダンス最中に背後から丸藤登場。ダンスを終えて、振り返ればそこに丸藤がいる!!
上半身裸の丸藤が「俺の15周年の選手生命を賭けて挑戦したい」と挑戦表明。永田に「副社長としてか?レスラーとしてか?」
と問われると、「副社長だから挑戦できなかったんだ、レスラーとして挑戦する」と、相変わらず正直なマイク。
永田は「ゼアッ!」で回答。挑戦受諾のようでした。
私はダンスはぼんやり眺め、最後の挨拶の後の「1、2、3ゼアッ!」はしっかりやってしまったゼアッ!!
次は丸藤。7・5有明コロシアム。負けられません。大方の予想通りの挑戦ですが、大方の期待通りに勝ってほしい。
でも永田政権も5ヶ月くらいじゃ・・・もっと見たいなー、って気持ちもないわけでもないゼァ。
KENTAファイナルの前の第5試合ではGHCタッグの前哨戦、森嶋&マイバッハ&拳王vs田中&高山&玄藩。
内容的には良くも悪くもNOAHらしい6人タッグなんだけど、田中がいるだけで風景は引き締まりますね。
玄藩のスライディングツバも披露され、なかなか盛り上がりましたが、これでタッグ選手権が面白くなるかと言えば微妙。
特にマイバッハがどうも中途半端に見える。拳王が言うほど覚醒してない。最後チョークスラムで田中をKOしたけど。
高山とのロープの反動を利用しての意味不明なスープレックス合戦は観戦した後輩たちから酷評されてました(笑)
拳王と田中の絡み(写真)は良かったけど、こういうカードになるとまだまだ拳王のよさは出ない気がします。
また、個人的には分裂などの動きがあると思っていた超危暴軍ですが、結束は意外と固いようです。
最後は森嶋のバックドロップで玄藩をピン。森嶋にもKENTA不在の今後を重く捉えてほしい。
大会前の調印式。王者組は欠席で大原が使いをやってました。これだと杉浦vs田中の試合に見える。
タイトル戦では弾丸ヤンキースの強さを存分に見せてもらいたいですね。
第4試合は我らがTMDKvs石森&小峠。石森小峠はザ・リーヴのCMへも登場。会場で先行上映?されてましたが面白いCMでしたね!
試合もこの4人なら面白くないわけがない。TMDKが体格差で圧倒するも、そこを掻い潜る石森と小峠がまた見事だった!!
石森は2度もハンドスプリングを見せて場内を沸かしますが2度目はマイキーにキャッチされてしまい・・・
でも今後NOAHの鍵を握る1人は、私は石森だと思っています。スーパースターと呼ばれた男がNOAHを引っ張ってもおかしくありません。
体格では差がないKENTAが成し遂げました。要は覚悟があるかどうか。石森はその覚悟がある男だと思っています。
TMDKにも同じことが言えます。
特に私が推しているシェイン・ヘイストはKENTAラストディファで丸藤との3WAYを組まれた男。この日も素晴らしいムーヴで沸かせました。
体格、ルックス、技、動き、どれを取ってもトップに立つ資格を持っています。去年のKENTA戦@ディファは燃えたなあ~
この日は南側からの入退場。出てきたときのお客さんの歓声たるや!!
試合は粘る石森小峠を最後はタンクバスター。技の正確なこと!!シェインのコーナーアタックがなかったのは残念。
写真を3枚ほど。一見客、初めてのNOAH観戦の人にも伝わるのがTMDKのプロレス。
勝ち名乗り。
南側から退場、私の席からシェインを。髪がこの日は少し前にきてましたね。
ちなみにシェインの顔のすぐ脇に見える紫のシャツの男性(リングサイド席)は田上社長の息子さん。試合中、シェインが席にきてましたね。
第3試合はGHCジュニアシングルの前哨戦、原田大輔vsクワイエット・ストームvsザック・セイバーjr。
最近NOAHでは3WAYが多いですが、個人的には反対です。あまり見たいと思いません。内容がよければいいんだけど。
あまり3人が絡み合う内容ではありませんでしたが、原田の王者らしい堂々としたファイト、ストームのみなぎるパワー、ザックの技術、
それらを存分に味わいました。3人でリングの中で三角形に向かい合ってのエルボーとかやり、
原田がザックにかけた雪崩式のブレーンバスターをストームがパワーボム!!
最後はストームが50cmの右腕から繰り出されるラリアットで原田を直接ピン。5・31へ向けて気合十分でした。
原田は王者なんだから前哨戦でも負けてはいけませんよ。しかしストームのパワーは脅威。NOAHに定着してきているし。
写真は敗れて倒れたままの原田。勝ち誇るストーム。
ザックはしばらく帰国。7・5有明には参戦予定。小川とのコンビ、次は誰が挑戦かな?
第2試合は小川の急遽欠場により出番がやってきた池田大輔が大原とシングル。これ、結構面白かったですね。
大原もラフを封印気味で、大ちゃんとバチバチ、とばではいかなくてもムイビエンな攻防を見せました。
格上らしさを存分に出した大ちゃんがムイビエンを耐えると、大ちゃんボンバーで勝利。イナズマ!も出しました。
第1試合は北宮vs熊野。試合後の北宮のコメントが気持ちいい。
KENTA退団は「これで上に1つ空きができたっていうこと」。この気持ちをみんなが持てば・・・
負けた熊野を評価していたけど、私には北宮の完勝に見えました。熊野は丸め込み何もできてない。
北宮の攻撃の幅の広さに驚きました。今回は腕攻め、最後は卍からグラウンド卍。
ただ、この2人の試合が何度も繰り返されることで面白くなってきているのは確かです。
以上です。長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
とにかく満員で雰囲気のいい大会でした。下手な野次もあったけど、私には歓声にほぼ飲み込まれていたように感じました。
山田邦子も来てましたね(笑)、KENTAグッズも長蛇の列でした。G+の加入の勧誘が必死でしたね。
バルコニーもあんなに入った後楽園は見たことないですね。
次は5・31ディファ行きます。NOAHはいつまでも応援し続けます。
KENTAがいないのは寂しい、NOAHにとっては痛手です。
でもファンが諦めてどうする。私はNOAHはもちろん、ファンにも奮起を促したいですね。
そしてこのブログを読んで、1人でも多くの人が会場に来てくれることを期待します。
最後、TV解説席に座ったKENTAを最後まで見ようと、多くの方が残っていたようですね。
私はすぐ会場を後にしましたが・・・撤収中のリングに上がったのこと。最後までKENTAらしいですね。
KENTAと、これからのNOAHに幸あれと心から願うばかりです。
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2003・3・1「最後の聖戦」ぐらいからでしょうか、NOAHをよく観にいくようになったのは。
その頃から蹴りを主体にしたスタイルで、若いながらも伸びてきている選手がいました。
全日本末期にデビューした小林選手改めKENTA。
ケガが多いイメージでしたが、結果を出すようになって、
丸藤とのタッグで人気も出てきました。
初めて、この選手がすごいと思ったのが2004年1月の日本武道館大会。
GHCジュニアタッグ、相手はエル・サムライ&井上亘。
その時はサムライの強さにも舌を巻きましたが、粘りに粘って勝利を呼び込んだのはKENTAでした。
この選手は身体は小さいけど気持ちが凄い。そう思いましたね。
それからは、東京ドームでのGHCジュニア戴冠、
丸藤とのベストバウト、武道館60分フルタイムドロー、
プロデュース興行でのメイン戦、膝のケガでの欠場、
最初はファンにまったく理解されなかったヒール転向、NO MERCY結成、また膝のケガでの欠場、
ヘビーのベルト奪取と防衛ロード。そして今回のNOAH卒業。
私がKENTAを見るようになってちょうど10年ということになります。
濃密な10年でした。特に三沢逝去後のNOAH低迷、選手離脱あたりからはKENTAがNOAHにとっての希望でした。
まずはこの10年のKENTAの働き(リング内外含めて)に感謝し、今後の活躍を祈念します。
そして、いつでも、何なら明日にでも戻ってきてほしいし、
願望込みで書きますが、私はNOAHがある限り、いつか彼は戻ってくると思います。
仮に今後の行き先がWWEだったとして、WWEは人の出入りは非常に激しい所。
どういう待遇で、契約で行くかわかりませんがすぐにリリース、なんてこともあり得るでしょう。
もちろんKENTAならそうはならないでしょうが、日本人外国人問わずそんな例は数多くあります。
だから、(繰り返しますが願望込みで)またいつか戻ってくると思っています。
それはさておき、試合を振り返ります。
当日のパンフレット。今日を最後にKENTAの名前が載ることはしばらくありません。
ファイナルのカード。画質悪いです。
KENTAはセミの第6試合。会場は超満員。そして大会開始から「何をやっても盛り上がる」出来上がった状態の客席。
最初は通常のシリーズの後楽園大会が、一気にKENTANOAHファイナルで超重要な大会、超満員へと膨れ上がりました。
大学の後輩2人と観戦しましたが、チケット購入は4月半ば。
彼らはNOAHファンではないのにこんな重要な大会を見るという幸運に恵まれました(笑)
座席は後楽園ホールの後ろから2列目で、KENTAを見送りました。
こうなると知ってたらもう少し前に行ったかも(笑)
第5試合終了後から待ちきれないとばかりにKENTAコールが起きます。
今日に至るまでのVTRが流れます。
そして入場。テーマ曲は2つ前のテーマ曲でした。『What you know』これ好きでしたね。ヒールターン前の曲です。
控え室から出るところからカメラが入り、通路を通り、階段を上がり、舞台に登場します。
リングに上がり、ポーズをとります。これも、もう最後。
Tシャツ投げ入れは4枚。お客さんを煽るいつもの「儀式」に今日は時間をたっぷりかけました。でも、もう最後。
満員の後楽園は主役の登場で大熱狂となります。でももっと大きな会場でできれば・・・
そして丸藤、中嶋、杉浦も登場。
紙テープは大変な量が飛びます。
先発はKENTAと杉浦。
序盤から激しくやり合います。
KENTAは右肘にテーピング。気にするそぶりはありませんでした。
コーナーでの様子。
中嶋とのマッチアップ。丸藤は別とすればジュニア、ヘビー通じて最大のライバルと私は思います。
対角線走ってのコーナーアタック、定番ムーヴで杉浦を蹴り倒し、気合いのポーズ。
その後、方舟新章を思い出させる激しい攻防が杉浦とあり、両者ダウン。
丸藤との合体技は元々多いタッグではありませんでしたが、最後に決めたパワーボム&不知火。
そして丸藤が虎王で杉浦をKO、最後はKENTAが中嶋をgo2sleep。
NOAHファイナルの勝ち名乗り。自らの手で有終の美を飾りました。
抱き合う丸KEN。もうこんなシーンは見られません。
杉浦は握手、中嶋は張り手でKENTAと惜別の挨拶。そして丸藤がKENTAに餞の拍手。
その後マイクはなく、四方に深く礼をして退場。西北東南の順でした。
試合は中嶋が激しい攻撃で目立ちました。KENTAを張り手で、丸藤をトラースキックでダウンさせ、これがもとで丸KENは苦戦します。
こういう場ではよい意味で空気を読まずガンガンやる、健介オフィス出身らしい中嶋の激しさが場内を沸かせ、
さらに去年の横浜文体を思い出させるKENTAとの蹴りの応酬も。丸藤と中嶋の同門対決も激しかった。
対世間、という部分においては丸藤と中嶋が最も訴えることができるレスラー。シングルでも見たい。
杉浦も良かった、これもいつも通りの激しさでKENTAへの張り手、膝、急角度ジャーマン。一切の手抜きなし。
丸藤はややKENTAサポートに回っていたものの、杉浦とは鉄板の攻防を見せ、場内をうならせます。
そしてKENTAは師匠の小橋建太、ソウルメイトの柴田勝頼が見守る中(セコンドではない、来場はスクリーンの映像で知りました)、
NOAH最後のファイト。言うことは何もありません。私は無事終わってくれればそれでいいと思っていました。
スタンガン、STF、ブサイクへの膝蹴り、フットスタンプ、側頭部蹴り、go2sleep。堪能しました。
終盤はこの4人の攻防で場内は大熱狂でしたね。4人とも出し尽くしての28分31秒。
大きな大きな歓声の中、KENTAはNOAHを旅立ちました。
最後、リングの上で丸藤との会話や、お客さんへの礼のとき、笑顔で、何かをやり遂げた笑顔をしていたのが印象的でした。
いい表情でした。リング上での厳しい視線、激しい眼差しのKENTAとは一転、穏やかな表情のKENTAがいました。
2014年5月17日、KENTAをしっかりとこの目に焼きつけてきました。
写真はたくさん撮りましたが、つぶやきは一切試合中はしませんでした。
もう見れないにせよしばらく見れないにせよ、「最後かもしれないだろ?」の気持ちです。
ありがとうKENTA。私たちは、本当に素晴らしいレスラーと共に時を過ごしてきたと思います。
NOAHは残された選手が、フロントが、そして何よりファンが守ってきます。
去年2度、KENTAと握手する機会がありました。
3月の秋葉原でのスポーツアルバム発売記念サイン会、10月の横浜文体での試合後撮影権ゲットしての撮影の時。
私から見ればKENTAは小柄な方なのです。
でも握った手は小さくても、大きな仕事をする男の手でした。
その手で次は何をつかむのでしょう。世界でしょうか。
「あのKENTAと握手したんだぜ」と、誰にも自慢できるようになりたい(笑)
今後の活躍に期待します。どうか、ケガだけはないように。
-----
その他の試合をメインから振り返りますが、ここまでかなりの文章量を費やしたので軽くいきます。
KENTANOAHファイナルとはいえメインは以前から決まっていたGHCヘビー、永田vsモハメドヨネ。
大会開始前の調印式。力皇が来ていました。KENTAの同期ですね。
開始前のタイトルマッチ宣言。
ヨネの攻めは激しく、場外キン肉、ラリアットなど攻め込みますが、永田の牙城を崩すにはいたらず。
正直、ヨネの奮闘を永田が存分に受け止めて、付き合っての勝利でした。
最終盤には張り手の攻防などもありましたが、浴びせ蹴りとバックドロップ、バックドロップホールドで防衛。
ヨネは中盤、永田の蹴りで左足が痺れてしまい、これが個人的には興を削がれました。
それでも気合で向かっていったし、調子も良かったのでしょうが・・・攻撃の間が長い悪い癖も出てました。
永田はハードスケジュールの中防衛、コンディションのよさは特筆モノです。
試合後の永田インタビュー。泣いてるわけではありません。ヨネを評価してましたが、そこまでの内容ではなかった。
そしてやりたくて仕方ないように見えたナガダンス。
そのナガダンス最中に背後から丸藤登場。ダンスを終えて、振り返ればそこに丸藤がいる!!
上半身裸の丸藤が「俺の15周年の選手生命を賭けて挑戦したい」と挑戦表明。永田に「副社長としてか?レスラーとしてか?」
と問われると、「副社長だから挑戦できなかったんだ、レスラーとして挑戦する」と、相変わらず正直なマイク。
永田は「ゼアッ!」で回答。挑戦受諾のようでした。
私はダンスはぼんやり眺め、最後の挨拶の後の「1、2、3ゼアッ!」はしっかりやってしまったゼアッ!!
次は丸藤。7・5有明コロシアム。負けられません。大方の予想通りの挑戦ですが、大方の期待通りに勝ってほしい。
でも永田政権も5ヶ月くらいじゃ・・・もっと見たいなー、って気持ちもないわけでもないゼァ。
KENTAファイナルの前の第5試合ではGHCタッグの前哨戦、森嶋&マイバッハ&拳王vs田中&高山&玄藩。
内容的には良くも悪くもNOAHらしい6人タッグなんだけど、田中がいるだけで風景は引き締まりますね。
玄藩のスライディングツバも披露され、なかなか盛り上がりましたが、これでタッグ選手権が面白くなるかと言えば微妙。
特にマイバッハがどうも中途半端に見える。拳王が言うほど覚醒してない。最後チョークスラムで田中をKOしたけど。
高山とのロープの反動を利用しての意味不明なスープレックス合戦は観戦した後輩たちから酷評されてました(笑)
拳王と田中の絡み(写真)は良かったけど、こういうカードになるとまだまだ拳王のよさは出ない気がします。
また、個人的には分裂などの動きがあると思っていた超危暴軍ですが、結束は意外と固いようです。
最後は森嶋のバックドロップで玄藩をピン。森嶋にもKENTA不在の今後を重く捉えてほしい。
大会前の調印式。王者組は欠席で大原が使いをやってました。これだと杉浦vs田中の試合に見える。
タイトル戦では弾丸ヤンキースの強さを存分に見せてもらいたいですね。
第4試合は我らがTMDKvs石森&小峠。石森小峠はザ・リーヴのCMへも登場。会場で先行上映?されてましたが面白いCMでしたね!
試合もこの4人なら面白くないわけがない。TMDKが体格差で圧倒するも、そこを掻い潜る石森と小峠がまた見事だった!!
石森は2度もハンドスプリングを見せて場内を沸かしますが2度目はマイキーにキャッチされてしまい・・・
でも今後NOAHの鍵を握る1人は、私は石森だと思っています。スーパースターと呼ばれた男がNOAHを引っ張ってもおかしくありません。
体格では差がないKENTAが成し遂げました。要は覚悟があるかどうか。石森はその覚悟がある男だと思っています。
TMDKにも同じことが言えます。
特に私が推しているシェイン・ヘイストはKENTAラストディファで丸藤との3WAYを組まれた男。この日も素晴らしいムーヴで沸かせました。
体格、ルックス、技、動き、どれを取ってもトップに立つ資格を持っています。去年のKENTA戦@ディファは燃えたなあ~
この日は南側からの入退場。出てきたときのお客さんの歓声たるや!!
試合は粘る石森小峠を最後はタンクバスター。技の正確なこと!!シェインのコーナーアタックがなかったのは残念。
写真を3枚ほど。一見客、初めてのNOAH観戦の人にも伝わるのがTMDKのプロレス。
勝ち名乗り。
南側から退場、私の席からシェインを。髪がこの日は少し前にきてましたね。
ちなみにシェインの顔のすぐ脇に見える紫のシャツの男性(リングサイド席)は田上社長の息子さん。試合中、シェインが席にきてましたね。
第3試合はGHCジュニアシングルの前哨戦、原田大輔vsクワイエット・ストームvsザック・セイバーjr。
最近NOAHでは3WAYが多いですが、個人的には反対です。あまり見たいと思いません。内容がよければいいんだけど。
あまり3人が絡み合う内容ではありませんでしたが、原田の王者らしい堂々としたファイト、ストームのみなぎるパワー、ザックの技術、
それらを存分に味わいました。3人でリングの中で三角形に向かい合ってのエルボーとかやり、
原田がザックにかけた雪崩式のブレーンバスターをストームがパワーボム!!
最後はストームが50cmの右腕から繰り出されるラリアットで原田を直接ピン。5・31へ向けて気合十分でした。
原田は王者なんだから前哨戦でも負けてはいけませんよ。しかしストームのパワーは脅威。NOAHに定着してきているし。
写真は敗れて倒れたままの原田。勝ち誇るストーム。
ザックはしばらく帰国。7・5有明には参戦予定。小川とのコンビ、次は誰が挑戦かな?
第2試合は小川の急遽欠場により出番がやってきた池田大輔が大原とシングル。これ、結構面白かったですね。
大原もラフを封印気味で、大ちゃんとバチバチ、とばではいかなくてもムイビエンな攻防を見せました。
格上らしさを存分に出した大ちゃんがムイビエンを耐えると、大ちゃんボンバーで勝利。イナズマ!も出しました。
第1試合は北宮vs熊野。試合後の北宮のコメントが気持ちいい。
KENTA退団は「これで上に1つ空きができたっていうこと」。この気持ちをみんなが持てば・・・
負けた熊野を評価していたけど、私には北宮の完勝に見えました。熊野は丸め込み何もできてない。
北宮の攻撃の幅の広さに驚きました。今回は腕攻め、最後は卍からグラウンド卍。
ただ、この2人の試合が何度も繰り返されることで面白くなってきているのは確かです。
以上です。長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
とにかく満員で雰囲気のいい大会でした。下手な野次もあったけど、私には歓声にほぼ飲み込まれていたように感じました。
山田邦子も来てましたね(笑)、KENTAグッズも長蛇の列でした。G+の加入の勧誘が必死でしたね。
バルコニーもあんなに入った後楽園は見たことないですね。
次は5・31ディファ行きます。NOAHはいつまでも応援し続けます。
KENTAがいないのは寂しい、NOAHにとっては痛手です。
でもファンが諦めてどうする。私はNOAHはもちろん、ファンにも奮起を促したいですね。
そしてこのブログを読んで、1人でも多くの人が会場に来てくれることを期待します。
最後、TV解説席に座ったKENTAを最後まで見ようと、多くの方が残っていたようですね。
私はすぐ会場を後にしましたが・・・撤収中のリングに上がったのこと。最後までKENTAらしいですね。
KENTAと、これからのNOAHに幸あれと心から願うばかりです。
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NEW KENTA Tシャツも会場販売はこの日が最初で最後だったんですよね。とても良い大会だったようで何よりです。私はG+で観戦します。
正直なところ、小林健太選手がこんなに大きな存在になるなんて思ってなかったんです。デビューしてしばらくは「健太キュン」なんて呼ばれていたほど可愛らしい感じで強さなんて微塵も感じませんでした。変わってきたのは主様が見始めた頃だとおもいます。だんだん声援の比率が男女逆転して来ましたもんね。当時の全日公開オーディションの様子を見るとわかりますが、努力の人だったんですね。
またいつかノアに戻ってくれる事を願ってやみません。
行けなかったとは残念でしたが、テレビでどうぞご覧ください。
いい大会でしたよ。
KENTAも常々、あの頃の小さい選手がこうなるとは誰が想像した?的なことを言いますよね。
丸KENタッグで女性ファンの心をつかみ、丸藤戦あたりでプロレスファンの心をつかみましたね。
その裏には物凄い努力があったのでしょう・・・
我々は素晴らしい選手とともにいたことになります。
戻ってくる日を待ちながら、活躍を期待しましょう。
会場で観戦しましたが、素晴らしい光景が見れましたね。
KENTAの今後の成功を祈りたいと思います。
またいつか日本で(?)素晴らしい試合を見せて欲しいです。
中、素晴らしい興行になりましたね。
自分達の両隣席がそうだったように、久しぶりのノア観戦の方も多かったと思います。
また、いつもの連中のヤジもありましたが、会場の熱気と声援で気にならなかったです。
結果的にKENTA壮行試合興行となりましたが、GHC戦やそれ以外にも見所の多い興行で
試合内容も良かったと思います。
私はKENTA個人のファンで会場に足を運んでいるわけではありませんが、ベルトを失っ
た今年も会場人気も含め、間違いなくノアマットの中心はKENTAでした。
主役を失ったノアの今後を思うと、観戦しながら ”今後は誰を推していけばor誰が
アピールすれば...”とかずっと考えてしまいました。(関係者か! byあべしんさん)
そんな中、壮行試合はほとんどの選手がセコンドや通路でじっとリング内を見ていたの
が印象に残りました。
永田が締めた後、私も会場に残りKENTAコールしました。ロープを外したリングに上が
って声援に応えるって、たぶん初めて見ました。貴重な光景だったかも?
次回は三沢メモリアルを観戦します、5.31ディファは所用で行けませんので観戦記を楽し
みにしています。
今後も会場に足を運びますので、宜しくお願いいたします。
はじめまして!!
コメントありがとうございます!!
素晴らしい光景・・・その通りですね。
私はまたいつか見られると思っています。
それがNOAHのリングなのか別なのかはさておき、
KENTAが活躍することは間違いないと思います。
こんな選手を見ていたんだと誇りたいですね。
興行として素晴らしいものがありましたね。
選手もそれに応えた、やはりプロレスとは選手と観客が創り出すものなんだなあと。
KENTAがいない、ならばどうするか、それを全員で知恵を絞ってやっていくしかないですね。
まずは丸藤が主役となろうとしていますが、
逆に言えばチャンスは今まで以上に転がっています。
最後の最後のKENTA登場は私は退場していました。
それはいいのですが、やはりお客さんをそこまで熱くさせるKENTA。
素晴らしい選手でしたね。
私は5・31、6・13と観戦します。
また盛り上げていきましょう!!
数々の写真からも盛況の大会であったと伝わります。本当に超満員でしたね!映像で激闘を見るのが楽しみです。
見る人それぞれのKENTAとの歴史。それが強い印象熱い印象として残り、一つの時代が過ぎました。わたくし個人的には2002年、静岡で見た池田とのシングル戦で蹴撃スタイルへの変貌を観てから強いインパクトを得ましたね。そこからKENTAを認識し始めました。…ここから先が書くと長くなりそうですので割愛します(笑)。
KENTAだけがノアではない。ですがKENTAほどノアを”背負った”選手はいない印象があります。そういう意味では誰が出てくるのか、丸藤か、TMDKか、石森の名前も挙げられてましたがヘビージュニア問わず期待して見たいですね。
出てこなければ、もう…いや、出てきてくれるはずです!
まあだからと言ってKENTAファンというわけではないのですが笑、プロレスの素晴らしさを伝えてくれたKENTAには感謝しかないですし、これからどこに行っても頑張って欲しいです!またいつかNOAHに戻ってきてくれると嬉しいな~
それにしても会場の熱気が凄かったですね。あれだけ熱があると選手の皆さんもより気合が入ってるように見えました。(KENTAがいなくても…という気持ちが選手たちにあったのかもしれませんが。)
超危暴軍も、結成以来あれだけブーイング受けたことなかったんじゃないですかね笑…なんか楽しそうにやってたのが印象的でした。
ファンも興行の良し悪しの大きな部分を担っているんですね…
どうしても見逃せないのが小峠にひどい野次を飛ばしていた人です。
正直、ゴリラさんに関しては聞こえる限りだと愛情表現の方法に問題があるだけで、ノアが大好きすぎてああなってるのかなと感じます。逆に、「大原ちょっとこっち来い」が一度ウケてから多用するようになったり可愛げすら感じてきました笑
野次にもいろいろ種類があると思いますが、彼からは酒の力による冷やかしというか憂さ晴らしというか、なにかこう馬鹿にしてるようにしか感じません。(小峠だけに限らず。)完全に必要ない。
女性が一人必死にうるせーと言っていましたが、私も「てめーうるせーぞこの野郎」と大声で言ってしまいました。(声が通る方ではないので前5列ぐらいしか聞こえてないかもしれませんが…)
顔と声も一致したので、今度見つけたらノア公式にあったようにすぐに職員にお願いしに行こうと思っています。
最後は文句になってしまいましたが、私史上(7大会w)ホントにベストの興行でした。最初の熊野コールからずっと鳥肌もんでした^ ^
またこういう雰囲気を味わいたいな~と思う大会でしたw
ディファは行けないので、観戦記楽しみにしております。
長文・駄文失礼しました。
そうですね、ファンそれぞれが思い入れを抱いている選手なんですよね、KENTAは。
熱くさせるものが彼にはありました。
その思いを胸に、そして声に歓声に現した満員の観客でした。
KENTAはNOAHを背負いましたね。
その気持ちがファンに伝わったんですね。
でも同じ人間なら、KENTAの後に誰が飛び出してきてもいいはずです。その資格は平等にあります。
あとは気持ちですよね。
まずは大本命の丸藤がGHC奪還に動きました。注目しましょう。
ますますNOAHを好きになり観戦されているご様子、うれしいですね。
KENTA-杉浦戦から1年・・・あの激闘はいまでも目に焼きついていますね。
また戻ってきても、戻ってこなくてもKENTAは応援したいですね。
会場の熱気は凄かったですね。あんなに出来上がった後楽園は久々でした。割と静かな人がNOAHファン、多いんですが。
ゴリラの野次もそうですが、アンチ小峠(あとヨネにも厳しい)は結構有名な悪質野次客です。
私も去年ディファで一喝したことがあります。
女性の「うるせー」の声は聞こえてましたが、南側後ろのほうにいたら、他の歓声がすごくてあまり聞こえませんでした。
ただ、どこまでが良いか悪いかの線引きは難しいと思います。お金払って見ている「お客さん」には変わりないですし。
でもあれは良くないですよね。雰囲気を悪くしています。
またこの日のような熱気ある大会があると信じて、ぜひ会場へ行ってください。
KENTAのいないNOAHを支えるのも、ネクストKENTAを生み出すのも、ファンの声援が第一ですからね。