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2・15DDTさいたまスーパーアリーナ(コミュニティホール)大会へ行ってきました。

2015-02-15 23:24:09 | プロレス
今日は後輩に誘われてDDTのビッグマッチ、さいたまスーパーアリーナ・コミュニティーホール大会を観てきました。
(さいたまスーパーアリーナ・コミュニティーホールは以下SSAと略します)

追いかけている団体ではないので、観戦記というより感想を簡単に。
SSAはメインホールとこの日使われたコミュニティーホールとがあるんですね。今回その存在を初めて知りました。
メインではこの日、世界的ロックバンド、モトリー・クルーのライブが行われていました。途中からその音の振動が伝わってきましたね。
しかしこのコミュニティーホールも決してサブアリーナのような類ではなく、
かなりの広さを誇るホール。ステージがあるので元々はライブとかで使われるのでしょうか。
今回スタンド席は南側のみを使っていましたが、どうも東西にもスタンド席は設定できる様子。収納された座席がありました。
天井が高く、14:00開始なので日没までは自然光が入ってくる素晴らしいシチュエーション。
収容人数の割にトイレが狭く、休憩中のトイレの列はおそらくさいたま新都心駅まで延びたでしょう(嘘)
飲食の販売も同じフロアで行われ、会場入り口からフロアまでの距離も短いなどの特徴も。
会場は寒かったです。特に出入口に近かったので。アリーナ後ろの人はどれだけ見えたかな、など気になる点もいくつか。
とにかく、会場マニアとしては興味深くいろいろ見てしまいました(笑)

13:15頃の着席時。こんな感じで自然光が。私は東側アリーナの24列目。5000円の席を後輩が用意してくれました。


ステージ。広告の看板もあります。このステージの奥側がメインアリーナなのだろうと思います。


埋まってくるとこんな感じ。スタンド席のほうが観やすかった可能性はありますが、背もたれがないのでツラかったかも。



観客は主催者発表で6500人超満員札止め。実際、用意された席はパンパンに入ってました。
そして大会はダークマッチ含めると実に5時間を超えるボリューム。しかし一切飽きなかったですね。
私のようなDDTファン以外の人でも楽しめる要素が盛りだくさんでした。

何より、私が一番感じたのはこのような新しい会場を開拓し、なおかつしっかり動員して大会を成功させた点です。
このあたりのDDTの開拓者精神は素晴らしいと思います。
休憩中には(新日本の東京ドームで流したビッグマッチ予告のVと瓜二つで)今年から来年のビッグマッチもアナウンス。
なんと来年は3月に両国、さらに8月にも両国。どちらも1年以上先の予定ですが(笑)もう押さえられるんだ・・・
こういうNEXTへの期待感ですよね、それをお客さんに持って帰ってもらうことができるわけです。


試合としては、元々DDTは試合内容は一部を除いてさほど期待していません。
DDTの感想の時にはよく書いてますが「こういうものだと割り切って見れば楽しいもの」です。
何で試合途中にマイクやるのとか、試合途中にVTRが流れるのとか、そういう事は言わない。
そういうのを好まない人もいるでしょうし、「プロレス」ではないと思う人もいるでしょう。
私は頭をできるだけノアから切り替えて、楽しみました。

13:30からダークマッチ、負けた人が今後ダークマッチのみに出場、という面白いルール。
若手軍団「DNA」による6人タッグも。樋口という元力士が1人凄かった。逆に他の5人は・・・
あの樋口は相当なモノになると思います。身体がある、パワーがある。↓赤コーナー奥側の黒いタイツが樋口。


14:00過ぎくらいからオープニング。南海キャンディーズの山里も登場。
お客さん参加でのイベント?の練習もあり、いきなり会場を暖めます。
第1試合で曙や小鹿、大鷲など相撲出身者が出て、平田がダンスしてとつかみはOKの内容、
いきなり楽しませてくれました。みんな踊ってましたね。人形選手・ヨシヒコは出番少なめ。


第2試合でロイヤルランブル。ここでアジャ・コングを出してくるあたりがいい。赤井沙希は細過ぎて観てて怖い。
いろんな展開が目まぐるしく起きていて、目を離せないんですよね。
第3試合はエクストリーム王座戦。ここでオープニングで練習したイベント?が。
旭選手の登場をみんなで盛り上げるというもの。王者・彰人の相手はXと発表されててさらに正体は旭選手と明かされていたのですが、
お客さんがX=旭と知って大爆発、という体でやりました。試合は途中でルールが変わっていく形式。面白かったです。旭が勝利しました。
こうやって観客参加型のシーンを作るあたりはさすがです。思い出に残りますからね。


第4試合は私の席のすぐ近くで場外乱闘が行われて盛り上がりました。
バラモン兄弟も登場で盛り上がる盛り上がる。ボウリングもやりました。ゴージャス松野も登場。
DDTで「強さ」を見せられる一人、坂口征夫(坂口征二の子、坂口憲治の兄だか弟)も登場、
その坂口がいるユニット、酒呑童子が勝利。勝って酒盛りをしていました。


第5試合でTLCマッチ、タッグ4チームが入り乱れ、計8人がテーブル、梯子、椅子を持って大暴れ。
特にひときわ大きい石川修司が怪物級の動きを見せていました。全員ちゃんと見せ場があって面白かった。
高木&葛西が勝利、最後は二段重ねの机の上へのパールハーバー。初めて見ました、あんなの。


終了後には高木のデビュー20周年のお祝い。
この人がいなかったらDDTは無かったわけで、高木三四郎大社長の功績は大変なものがありますね。45歳、まだまだこれから。



第6試合は中澤マイケルが休業前ラストマッチ、復帰戦となる男色ディーノとのシングル。
ここで松崎しげるが登場、試合中にマイク、ディーノにキス、終了後は歌と大活躍。試合はまあ・・・
2人のパンツ重ね着合戦が凄かった。マイケルは一瞬でも気を緩めたらヤバイくらいの小さいパンツ。
マイケルは休業してシンガポールでDDTの仕事をするようなのですが、それに奥さんが難色を示していたものの、
終了後の松崎しげる「愛のメモリー」で和解という設定。(メイン後の映像では覆ってたけどw)
試合ではなくそれ以外のところで魅せるDDTらしさ爆発の試合でした。正直茶番なんですけど、ここまでやり切ると清清しい。
↓松崎しげる歌唱中。



第7試合は桜庭vsササダンゴマシン。ササダンゴ、白い衣装じゃササダンゴじゃない・・・(笑)
これも試合内容ではなくそれ以外で沸かせるパターン。パワーポイントでの説明、試合中の回想シーンVTR。
パワーポイント良かったですね。でもかなり高度なパワポスキルを坂井・・・いやササは持っている様子。


セミはKO-Dタッグ。若いDDT所属、遠藤と竹下が持つベルトに大日本の雄、いやプロレス界随一のパワータッグ関本&岡林が挑戦。
関本組が危なげなく?奪取。私はDDT組が勝つと思っていたのですがあっさりと岡林のゴーレム。
ただ、竹下はジャーマンで関本を投げ、遠藤もアルゼンチンで岡林を担ぎ、見せ場はあったのですが。
いやー、強かった。そして終了後また松崎。次の挑戦者(ディーノ&ササダンゴ)を歌で紹介。これいらない。
松崎登場で唖然とする関本&岡林の表情が面白かった。誰がこのタッグを倒すのか・・・
若い2人はなぜ連係技を出さないんだろう?そしてお客さんの支持は?結構気になった。素材は素晴らしいだけに今後に期待。


メインはDDTの強さのトップ2と言っていい、HARASHIMAvs飯伏幸太。
二人の気持ちがぶつかり合う好勝負でした。ただ、正直に書けば煽りVで飯伏がすごいことになる、的なことを言ってた割には・・・
ってのが感想です。HARAの徹底したボディー狙い、ステージの上のセットから飯伏ケプラーダ、終盤には拳で殴り合う場面も・・・
確かに凄かったんですけどね。最後はHARAの必殺、スワンダイブ走馬灯をロープ上でキャッチした飯伏が、
そのままフェニックス・プレックス。あっさり決着の感もあるんだけど、あの技の説得力はすごいですね。あまりない型の技だけに。
5年前の一騎打ちと同じ結末になりました。私は飯伏の動き、HARAの表情、このあたりに釘付けになりました。
メインには相応しかったけど、ちょっと私がハードルを上げ過ぎたかもしれません。

勝った飯伏の表情。煽りVでは「ネオ・メジャー」という言葉を使っていました。その上昇志向は天晴です。


最後にマイク。「DDTはさらにデカくなって再出発します!」


ここまで大きくなってビッグマッチを成功させても、初心を忘れていないのが素晴らしい。
そして挑戦者精神、開拓者精神は、大小問わず多くのプロレス団体が見習うべきものと思いました。
また誤解を怖れずに言えば、大衆演劇として楽しめる空間を作っているように感じました。
「プロレス」への世間からのハードルを下げているわけです。これを良しとしない人もいるでしょうが、
DDTはそこを完全に振り切っていると思います。同時に既存のプロレスファンも十分楽しめる内容もあります。
誘われれば観に行く団体ではありますが、やはりDDTは面白いですね。
SSA、次はメインアリーナを狙ってほしい。そのための戦略を大社長中心にもう、考え出していると思いますよ。
以上です。



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