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2016・1・4新日本プロレス東京ドーム大会に行ってきました。

2016-01-07 22:11:37 | プロレス
行ってきました「イッテンヨン」。レッスルキングダム10、新日本プロレス東京ドーム大会。
年間最大、日本最大のプロレスイベントです。
私は4年連続ぐらいの参戦ですかね、平日なので仕事後に向かいました。誘ってくれた後輩は先に入って第0試合から観ていましたが、
私は18:45ぐらいのドーム入り。もう入ってくるお客さんもほとんどいませんでしたね。仕事の都合でどうしてもそのくらいになる・・・野球も同じですが。
第5試合のIWGPタッグを少しだけドームのコンコース(売店が並ぶところ)で観てました。

観客数は25204人。それが多いかどうかはともかく、平日、仕事始め、月曜という条件の中で、
あれだけドームに入れられるのは凄いとしか言いようがありません。アリーナはいつもよりは設定は控えめに見えましたが全部埋まり、
スタンド席も用意されたエリアは万遍なく埋まり、外野側は入れてませんでしたがとにかく、月曜でこんだけ入るなんてと驚愕でした。

でも2万5千という数字は驚きですね。実数、ってことなんでしょうが、そうすると過去の数字は一体?って思います。
ノアの大田区もギッシリ入って3200、もっと多くいたように思いますが、実際はそのくらいだったのでしょう。
ここは難しい部分もあるし、あくまでも数字は主催者発表ですが、観客数はちょっと今までの常識とは違うようです。
そうなると後楽園があれで2000とかホンマかいな、と思ってしまいますけどね。
まあ、主催者発表の「実数」もどこまで信頼性が担保されているのかわかりませんが。。
観客数のことは長くなるのであとやめます。とにかく数云々より内容です。それはどこの団体でも変わりなく私が一番気にする部分です。

演出は最低限度に留め、進行も良い意味で巻きで進み、ギリギリまで時間を削ぎ落とした大会でした。
それでいて小さくまとまった感はゼロ、スケールの大きさばかりが感じられる。大会は21:15ぐらいに終わりました。4時間余りの大会でしたね。

入場時に配られた手袋。左右同じデザインです。私はこの色でした。


第0~第4試合は観れていませんので論評しません。ただ、ROHのブリスコ兄弟は観たかったなあ・・・
第5試合も途中ってより終盤から。しかもトイレ行ったりビール買ったりしてて、
最後本間のこけしと、真壁のキングコングニーが決まったところだけをモニターで。
タッグリーグ優勝の勢いそのままに真壁本間がIWGPタッグ戴冠。人気者2人をこういう使い方ができるのがすごい。

その後着席。こんな位置でした。後輩が取ってくれましたが、野球では絶対座らない一塁側(笑)結構新鮮です。






第5試合終了後に今年のビッグマッチ開催予定が発表に。
目新しいのは長岡、青森のビッグマッチ、仙台でのスーパージュニア決勝2daysと地方を攻めていることぐらいで、
大阪城ホールやG1決勝両国3daysは去年と同じ・・・って、一瞬そう思いますが、
これだけの規模でできるなんて今のプロレス界ではものすごい話です。改めてそのスケールに驚かされます。


第6試合はNEVER選手権王者石井智宏vs挑戦者柴田勝頼。
タイプは違う者のまさに漢(おとこ)と呼べる者同士の戦いにドームが揺れました。
蹴って殴って蹴って殴って。小細工も何もなく、ひたすら戦う男2匹、東京ドームで新年早々真夏のような熱さでした。
石井の猛攻をどうにかしのいだ柴田が、やや唐突ながらPKで勝利。でも酔いしれましたね。
天龍を彷彿とさせるチョップとグーパンチのコンボもあり、顔面ウオッシュに近い攻防もあり、
似たような攻撃をお互いに仕掛けることもあったのですが、意地の張り合いが印象的でした。それに勝った柴田、勝因は意地でしょう。
柴田はこれでNEVER初戴冠。私はこれはNEVERに相応しい戦い、と思って見てましたが、柴田はこれでいいのだろうかとの素朴な疑問も沸きました。

リングの上にはリングを取り囲むようにビジョンが。これが一番演出では驚きましたね。すごい。青コーナー下に柴田。



第7試合は内藤哲也vs後藤洋央紀。
ロスインゴベルナブレスインハポン(長い)として話題沸騰中の内藤がEVIL、BUSHIを連れて入場。
一本気な後藤をうまくあしらい、また場外で机を使った攻撃など圧倒しますが、ロスインゴの介入が誤爆に終わると、あとは後藤ペース。
意外なほどあっさりと後藤が勝ちました。内藤が勝ってIWGP挑戦なのでは、と思っていましたが。
でも後藤の力強いファイトはいいですね。ファンの支持の多少はともかく(笑)次はオカダに挑戦ですね。
内藤はわが道を貫いているのでいいと思います。試合も面白いし。ただとにかく結果が意外だった。


セミはIWGPインタコンチネンタル選手権、王者・中邑真輔vs挑戦者・AJスタイルズ。
ドーム翌日からこの2人とマシンガン&ギャローズのWWE入りがネットを賑わせていますが、
この試合の前にそういう情報が流れてこなかったのは良かったです。
それはともかく、プロレスのうまさにかけては当代随一の2人。ややAJが故障明けということで動きが重いのかなとも思いましたが、
終盤は先の先の先の読みあい。すごいよ。こういう攻防ができるのがすごい。
さらにAJはファイヤーバードスプラッシュまで出したし、中邑は雪崩式ランドスライドという大技まで。ドームに映える技も多かった。
思ったよりは良くも悪くも重厚な感じがしましたし、終盤のエルボー合戦は要るかなあとも思いましたが、
この2人の作り出すプロレスの世界に酔いしれました。世界に出せるカード、内容でしょう。最後は中邑のボマィエ2発。
AJは雪崩式スタイルズクラッシュにいけなかったのが痛かった。
それにしても面白かったし、このセミとメインは時間をたっぷりかけて魅せてくれたので良かったです。
WWE云々は発表を待ちましょう。

写真。


入場ゲートはこんな感じ。カッコいい。




メインはIWGPヘビー級選手権、王者・オカダ・カズチカvs挑戦者・棚橋弘至。
オカダ入場。金色に輝く入場ゲート。オカダマネー(レインメーカードル)の吹き上がり方がハンパなく、リングにまで到達。すごいね。


新日本を追いかけていない自分ですら、この対戦は何度も見ている感覚なのですが、
まあ、間違いなく今までのこの2人の対戦で一番面白かったと思います。

棚橋はまだまだ支持も大きいし、何より自分と同い年。まだまだやれるところをみせて欲しかった。
↓棚橋がオカダを追い込む。


序盤中盤は棚橋のオカダへのヒザ攻めがあまりに厳しく、主導権は棚橋が握っていたように思えるのですが、
オカダも要所要所でアッと言わせる技で反撃します。場外での鉄柵越えランニングボディアタックはマスカラスのよう。
棚橋のハイフライをドロップキックで迎撃したシーンは名場面。
終盤はツームストンをめぐる攻防、さらにはレインメーカーを巡る攻防と、定番なんだけどこれに進化があったと思います。
そして棚橋が勝負をかけたハイフライをオカダが受けて、3カウント寸前で返した時はすごかった。
もちろんオカダのレインメーカーを棚橋も食らった上で返している。これはもう盛り上がりますよね。
オカダのドロップキックのタイミングも最高でした。あれは見る価値がある。
最後は何度も粘りに粘った棚橋をオカダが振り切り・・・
いや、抵抗する棚橋の手を離さなかったオカダ。その手が雨を降らせるための大事な大事な命綱でした。
最後はレインメーカー。オカダがついに東京ドームで棚橋に初勝利し、王座防衛。

ベルトを巻かれるオカダ。マネージャー、外道のマイクも冴え渡りました。


恒例の3つあります、から最後入場ゲートで「カネの雨が降るぜ」と決めて終了。
マイクは良くなる余地がたくさんあるオカダですが、イッテンヨンを締めて、人気実力すべてにおいて頂上を極めたと思います。




以上です。
2階席ってこともあり周辺はおとなしい人もいましたが会場全体としてはよく盛り上がり、
何より今回はハードよりソフトで魅せてくれた、とにかくプロレスの「試合」がすべての自分にはとても楽しめる大会だったと思います。
後半しか観ていませんが・・・

NEVERもセミもメインも、どれも極上でした。メインはベストバウト候補になってもいいくらい。
こうして、私の今年のプロレス観戦スタートを切りました。
来年もイッテンヨンはあると思いますが、今後平日が続くんですよね。土日にできないものかなーと思ったり。
でもイッテンヨンはそれで定着しているのもあるよなーと思ったり。
とにかく月曜日であれだけ集められる、そこに驚きっぱなしで、試合で盛り上がりっぱなしで。
年初からお祭りを堪能しました。やはり新日本を年に何度かでも観るのは非常に勉強になりますね。
気になった点もないわけではないけど、まあそれはそれとして。とにかく楽しかった。

さあ、次は1.9NOAH開幕戦です。


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