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11・29プロレスリング・ノア仙台大会観戦記!10年ぶりに東北でノア観戦!!

2015-12-01 20:51:50 | プロレス
行ってきましたノア仙台。ノアを観に行くために仙台へ行ったのではありませんが、実にタイミングよく、
ノアの大会と私の東北滞在が重なりました。東北(というか福島・仙台)への旅のことは改めて書きますが、
まずは久しぶりに地方興行らしい地方興行を観戦したレポートからです。

会場は仙台でも仙台駅からは遠く東へ離れ、仙台港の近く、石森の故郷多賀城市とも近い「夢メッセみやぎ西館ホール」でした。
以下、夢メッセと略します。
西館、ってあるのは本館に当たる大きな展示場というかイベントホールがあるからですが、
西館かつてプロレスも行われたりした「アクセル仙台」という建物でした。一部にはその名残の看板もありました。
それが東日本大震災で被害を受け使えなくなり、再建した時に夢メッセと合わせる形にした模様です。全部後輩が説明してくれたことの受け売りです(笑)

会場は電車でもJR仙石線・中野栄駅から歩いていけるところではありますが、普通はクルマで行くところのようです。
大きな駐車場がありましたね。クルマで行く人には便利なところです。

会場入り口。明るく見えますがこれはカメラのアレで、17時近くで暗くなっていました。上のほうに上記「アクセル」(accel)の看板が見えますね。


さて、私はNOAH中心にプロレスを観ていますが、東京・横浜エリア以外にはほとんど行きません。
大阪に年1回行くぐらいです。NOAHを東北で観るのはこのブログを始めた10年前の秋に青森県弘前市の「河西体育センター」の大会を観に行った時以来です。

その時の観戦記→2005年11月24日の日記

東北ではそれ以来ですが、地方興行としては去年の山梨大会以来ですね。実はその山梨大会のことはすっかり忘れていて後輩に指摘されました(笑)

10年前とは何もかもが変わりましたね。
NOAHにいない、デビューしてない選手もいます。玄藩がギリギリデビュー直後。谷口はまだデビュー前。

さてこの日は当日券B席5000円(前売りなら4000円だった)で入場。正直高い。しかも6試合、2時間の興行。
とはいえそこはまあ仕方ない。会場の南側一番奥の列で観戦。大学の後輩2人と3人で観てました。
あと、「東日本大震災復興支援」と銘打たれてはいましたが、それを感じさせるものは無し。それはちょっとクエスチョン・・


会場は小規模の展示場ですが、我々が座った南側だけの天井が低くなっており、また照明の都合で観戦中は暗め。
リングだけが明るかったと言ってもいかも。でも施設全体が広くてキレイで、いい会場でした。音響のスピーカーが座席近くだったのはアレでしたが。
ただ、我々の座った正面北側にはスクリーンがあり(というかおそらく白い壁に映写したか?)、これがかなりの大きさで、良かったです。
↓こんな感じ。


観客動員は301人。極めて実数でしょう。用意された席は大体埋まっていたので満員発表にもなりましたが(苦笑)
500とか発表するんじゃないか、と推測してましたが最近はかなり実数なのかな。
つうか我々3人が行かなければ298人だった可能性も?!

でも、仙台では過去に宮城県スポーツセンターで四天王時代の全日本を観たりもしましたが、
この規模の会場で、この人数。正直、寂しさは否めません。
特に新日本が仙台で定期的にビッグマッチを行い、サンプラザという仙台では大きな箱を埋めているだけに・・・
他の団体も仙台は多く大会を行っていますけど、多く動員できる団体もあります。NOAHも頑張らないといけませんね。


さて試合。やっと試合レポ。本題の前段でどんだけ行を割いてるんだこのブログは(笑)

全6試合、休憩含めてジャスト2時間の興行、17時開始19時終了。短いとは思いましたが、ダラダラ長い興行もアレですし、日曜日だし。
盛り上がりもどうかな、、、と思う時もありましたが雰囲気そのものは良かったと思います。鈴木軍ファンも結構いましたね。

オープニングは友寄vs北宮。


ゴツい2人のゴツゴツした戦いですが、地方らしくお客さんは静か。派手な技はいらないけど、少し会場を暖める手段は考えてほしかった。
友寄は声が良く出てるのでいいのだが・・・その場ボディプレス、ミサイルキック、そしてこの日も決めたダイビングボディアタック!
これが実にキレイに決まった。技自体は非常にいいものがある友寄。お客さんの声援も多かった。
もちろん北宮は友寄の攻撃を受け止めつつ、要所で動きを止め、足を攻め上げて教育。足攻めが効果的に決まって、逆エビはエスケープされるも、
最後はなんと珍しくサソリ固め。北宮が出したのを見たのは初めてかも。これで友寄タップ。北宮がキッチリ先輩としての試合をしていたのが印象的。
もがいてた時期、自分も評価してなかった時期もあったけど、GTL、GLなどに出て北宮は成長している。この日は後輩指導マッチでそれが見えた。
かくして仙台のオープニングは終了。


第2試合はザック&玄藩&キャプテンノアvs小川&クレイジー&熊野。個人的にはこれでザックとしばしお別れ。
↓大きなスクリーンのため、こういう画像が撮れた。でも紙テープが顔に・・・


ザックと小川が目を合わせています。今度は小川の目にロープが。っていうかロープがちょうど選手の顔にかかる席でした。そんな写真ばかりになりますごめんなさい。


ザックと小川の攻防がまた観られた。




時間は6人タッグになってしまったので短くても、ザックと小川の攻防は後楽園と何ら変わらぬもの。また観れてよかったし、
2人が先発で出て、さらに中盤でもまた当たったのがうれしかった。他の人たちもあまりジャマはしてなかったと思う。
自分としてはもう、目に焼き付けておきたい一心で観てました。
他ではクレイジーが活気あふれるファイト、熊野も悪くはなかったと思う。
でもとにかく小川とザック。最後小川がキャプテンを丸め込んで勝利も、終了後は2人でなにやら言葉を交わして終了。
ザック、ありがとう。30日の福島が最後でしたが、NOAHに強くなって戻って来る旨、公式サイトにもコメントがありましたね。



第3試合は高山&拳王vs彰俊&大原。拳王と大原の前哨戦シリーズ。だったら入場曲を2人のにすればいいのに。彰俊と高山ので入ってきた。


拳王はみちのく時代ここでよく試合をしていた模様。なので仙台のプロレス事情に詳しい後輩は、感慨深いと言っていました。最近みちプロはここ使わないし。
拳王大原の攻防は言う事なしなんだけど、基本は拳王攻めて大原受けて、ですね。やるたびに洗練されているようにも見えるし、
この日は地方ってこともあってか、ロープ際でのいわゆる「撮影タイム」も少し長めにやりとりをしてました。
拳王と高山は不仲なんですね、その設定も交えつつ、でしたが、フィニッシュにそれを持ち込むのはどうだろう。
でもこの4人ではその手でケリつけるしかなかったかなあ。高山のヒザが拳王に誤爆、大原が丸め込んで終了。また大原が拳王に勝利。
↓大原がムイビエンに切って取った終盤。ガッチリ決まるも高山がカットには入った。大田区まで果てなく続く戦い。質の高い攻防です。



休憩後第4試合。中堅ヘビー4人。勝彦&ヨネvsマイバッハ&ストーム。
勝彦とストームの攻防がいつもどおり素晴らしく、お客さんを大いに沸かせましたね。どこでやっても手抜きなし。
ストームの逆水平がバシバシ。勝彦の蹴りもガンガン。両者とも逃げない。
マイバッハは首を絞めまくり、ヨネは結構気合入ってるなと思ったら、どうやら勝彦とタッグ結成に動くのかな?うーん、って気もするけど。


最後はいつもどおり勝彦の垂直落下ブレーンバスター。しかしストームも常に出し切るね。ヨネ、マイバッハ、出し切ってますか?



セミからはNOAHvs鈴木軍。まずは杉浦&原田vs飯塚&デスペラード。
飯塚はいつものように場外散歩、そして場外で杉浦をボコボコに。デスペもまたしかり。それも含めてちょっと飯塚ペが押してた印象、
原田も杉浦も当然反撃。原田の胸ドンエルボー、杉浦のランニング膝が決まって展開はNO MERCYに。この2人のコンビも魅力ありすぎ。
しかし原田がニーアッパーからジャーマンいこうとするも、デスペがレフェリーに原田をぶつけてレフェリー不在に。ここで先が見えてしまう。
飯塚は椅子を使って杉浦排除、さらにアイアンフィンガーを原田に突き刺し、
実にうまい位置に原田が倒れて、デスペがマッドスプラッシュで飛んできて、実にうまいタイミングでレフェリー蘇生で3カウント。
攻防そのものは激しくて面白かったんだけど、最後は鈴木軍の悪の手、いやフィンガーにかかってしまい負けました。



メインは丸藤&石森&小峠vsみのる&タイチ&TAKA。大田区ではそれぞれGHCヘビー、GHCジュニア、GHCジュニアタッグで当たる同士。
先に入場のNOAH軍、コスチュームがカラフル軍。みのる軍はみんな真っ黒。


選手コール時、リングアナが石森と言おうとしたらタイチが邪魔をしてコールできず。しかもリングアナ、そのまま石森コール無し!!
ひどい!しかも地元なのに!というか、まあそれはタイチの茶番に付き合ったんだろうけど、
地元出身のレスラーがいたら、それをコールに入れてあげようよ。「宮城県多賀城市出身、石森太二」とか。
いくら地元でも来てるお客さんが皆知ってるわけじゃないと思う。しかも今日の会場のすぐ先が多賀城なのに。

そしてこの試合、盛り上がりましたね。石森のファンが多かったというか、NOAHへの声援が多く、熱くなっていきました。
タイチには「キモッ」と言うお客さんもいたり、自分も「タイチは帰れ!」って言ったらタイチに睨まれたけど。
地方興行の良さ(良さか?)がこのあたりにも。基本お客さんとの距離は近いですよね。

さて試合は序盤小峠がつかまる展開も、これが勿体無い。地元の石森がいるのだから、石森がつかまって声援を引き出す展開がいいと思った。
レフェリーも巻き込んだりしつつ、楽しい面も見せつつも、場外ではセミ同様鈴木軍が容赦ない攻撃。
↓丸藤を私の席のすぐ前でボコボコにするGHC王者。海賊王なのか場外乱闘王なのか・・・でもこの日結構近くで乱闘が多くて燃えた。


中盤からは石森多めになり、タイチとのマッチアップもあるも、また石森はハンドスプリングからの動きを読まれていたり。結局互角だったが。
そして丸藤とみのるの攻防。丸藤の逆水平、みのるのチョップの音が響く。いつも通りの流れる攻防が仙台でも。丸藤は不知火は決められず、みのるは最後スリーパーで捕獲。
しかしみのるはそこでTAKAにタッチ。丸藤はダメージあれどTAKAには負けられない・・・でも終盤の混戦の中で入ってきたみのるがゴッチ式!
これはヤバイ!と思った瞬間、丸藤を持ち上げようとするみのるに小峠がミサイルキック!!これでみのるを弾き出す!
石森もタイチを今度こそのハンドスプリングからのオーバーヘッドキックで排除!!NOAH軍の必死さが最後は勝敗を分けたか。
最後は丸藤がTAKAを虎王から不知火の必勝パターンで降して、大歓声の中、NOAH軍勝利。メインが締まりました。



石森はマイクを持ち、タイチを挑発。ベルトを粗末にするな、的な事も。石森も長く一緒にいたベルトですからね。
さらに締めのマイクでは、大田区で自分と丸藤もベルト取り返すことと、王者として仙台に凱旋することを約束。拍手の中終了しました。


ちなみに上の2枚の写真、丸藤がずっと写真右側を見ていますが、これは鈴木軍を睨んでいるのです。

かくしてNOAH仙台大会終了、私の久しぶりの東北でのNOAH、プロレス観戦も終了しました。
楽しかったです!地方ならではの光景、雰囲気も感じられ、また東京の会場でやる時と変わらぬクオリティも多々あり、東京ほど頑張ってない人もいた気もするけど、
とにかく選手もスタッフも一生懸命大会を作っている感じがしました。お客さんも盛り上げようとする人も多かったですね。
うーん、って部分も無かったわけではありませんが、メインでNOAH勝利、ってのもあって総じて楽しめたし、
旅先でプロレスというのもまたいいものだと思いました。
同行してくれた上に会場へ連れていってくれた、仙台駅まで送ってくれた、後輩に感謝。

プロレス、次回は12.9ディファ有明大会を予定しています。いよいよ清宮がデビューです。


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