プロレスリングNOAHは3月ツアーを終えてからしばしのオフ。
団体としては3週間ガッチリ休むことになりましたが、話題はいろいろあります。
久々に言いたい放題、言わせていただきます。
【グローバル・タッグリーグ】
明後日16日からはグローバルタッグリーグが開幕。
当初東北・北海道をサーキットする予定でしたが震災で名古屋、大阪へも。
2週間弱の短いツアーだけどそれが却って総当りを可能にしました。
以前、タッグはチームは意外と多い的なことを書きましたが、
ヘビーだけで揃えて8チーム、結構いるもんだなというのが実感。
バイソン&雅央はそれは楽しみだけど、誰かガイジン連れてくるとかできなかったのか。
健介&宮原は宮原育成目的だろうけど、宮原が最近どんどん良くなってる。期待したい。
杉浦&ヨネは急造チームだが、これがヨネが生まれ変わる契機になれば。
ヨネについてはKENTAにいいようにやられ、そのKENTAの行動には批判も多いけど、
じゃあヨネのファイトが何か変わったかというと何も変わってない。
3・27のKENTA戦もいつもと同じ技、同じ流れ。悪いマンネリ。杉浦の隣で勉強してください。
しかし実力的にはバイ雅と健介オフィス以外は並んでますね。潮崎組が少し落ちるかな。
秋山&彰俊は普通に考えれば優勝なんだろうけど、タッグ王者組とROHの2人は強い。軸はここかな。
森嶋&吉江も結果が欲しいけど、過酷なリーグ戦でのスタミナが大丈夫かな。
29日の最終戦を観戦の予定でしたが、帰省との絡み(新幹線復旧の状況次第)もあって微妙。
【秋山準のチャンピオンカーニバル】
昨年ケガから復帰後にブチ上げた全日本参戦、三冠挑戦が実現の糸口すら見えず、
東スポ(笑)ではNOAHと全日本の会社間の云々まで書かれてたけど、
おそらく武藤社長はここまで引っ張りたかったんだろうね。
そして豪華メンバーでのカーニバル。秋山とは切っても切り離せない大森永田、さらに生年は同じ船木などが参戦。
秋山は結果は3勝(1不戦勝)1敗1引き分けでリーグ戦敗退。
ドーリングと真田の試合を見ました。NOAHでやるより良く言えば伸び伸び、悪く言えばヨソ行きの試合。
真田との試合は、真田が正面から食らいついて、それをしっかり受け止めて。いい試合でした。
しかし、個人的には今回のCC参戦はあまり評価していません。
かつていた会社とはいえそんな個人的なことで上がるのは…NOAHに何か還元できますか?
丸藤が新日本を荒らしまわり、潮崎がG1出たりしたけど、何もNOAHに還元されてないんですよ。
かつて武藤が「新日本を潤わす」という目的で新日本に上がって、
棚橋の成長を促し、新日本を潤わせたことがありましたが、
そういう意図が感じられないのは残念なこと。
勿論気持ちはわかるし、全日本にいた「五強」で唯一三冠を巻けなかったことというのは、相当悔しいはず。
正直諏訪魔あたりを倒して三冠巻いては欲しいけど、
NOAHの現状を見るに、大事なタッグリーグの前に個人参加しなくても…というのが私の気持ち。
【週プロKENTAインタビュー】
KENTAがディスオベイをヨネ追放の上で解体し、新ユニットを作った。
そして今週の週プロでは刺激的なインタビューが掲載されていた。
読んでの不満はヨネ追放の後の動きを「体制」のせいにしていること。
でもその前にイス使ってまともな試合してないのはキミらですよ。
NOAHが元々そういう試合もやるならわかるが、NOAHはリングの「戦い」がすべて。
そこでイス使って試合壊して、では説得力がない。反省もあるようだからまだいいけど。
あと、オーディエンスの期待、とか言うけど、キミは客じゃない。
確かにNOAHで最も客目線を持ってるのはKENTA。ただ、客もいろいろいるからね。
3・27の有明での拍手と罵声と無反応と。それを感じてますか?
てかNOAHファンならKENTAが、特にジュニアについてはストーリーを描いていることは大体気づいている。
だから「これはKENTAの作った筋書きだ、次はどういう展開かな」という期待を持っている。
体制への不満を晴らしてくれよ、というよりも、ストーリーの先を知りたい、ってのがファンには多いと思うけど。
しかし納得できる部分も非常に多かった。
まずは丸藤批判。丸藤とは宿命のライバル、これも戦うためのストーリー、なのかもしれないけど、
新日本に上がった丸藤がNOAHには何ももたらしていないことは自分も気になっていた。
さらにそれは言ってもいいのか!?でもよくぞ言った!ってのが、
「新日本はメチャクチャ調子が良くて、うちはどうなっているかは誰でもわかるでしょ?」
まさにその通り。
さらに丸藤は抗争を好まない。それは悪いことと思わないけど、三沢イズムが浸透している余り、
好機を逃す、ということも起こしているような…
かつてはCIMAとも可能性があった、カズハヤシからは「組んだっていい」と言われた。
飯伏は完全に新日本に取られ、
さらにNOAHのマッチメーカーとしてはKENTAと永田とは何もさせず、新日本との対抗戦は全て点で終わる。
中邑vs丸藤なんて組まれたらすぐ駆けつけるのに…多くが1回のみ。
まだ自身のプロデュース興行で因縁決着戦をやってみせたKENTA(一昨年?の秋山戦)のほうがそういう点では優れている。
勿論丸藤は経営者としての視点もあるだろうし、交渉事も入るから好き勝手できないのはわかる。
外野からモノをガーガー言う方が一番ラクだし、丸藤なりの考えもあるだろう。
でも、他団体に上がったけどその後NOAHに何も還元されてないのは確か。
今は大阪プロレスも良く使っているけど、新日本のほうがうまくインディーを取り込んで話題を作っている。
潮崎に対しても痛烈。
確かに三沢の隣にいた運命の男、潮崎はNOAHを背負っていかねばならないのに、
彼からはその覚悟は見えても行動が見えない。キレイにキレイにプロレスをやろうとしている。
ファンの支持は厚い。しかし、ファンに刺激を与えていないのもまた事実。
さらに最後のほうではグローバルタッグリーグでの「王者以外は雅央しかいない」との言葉も印象に残った。
まさにその通りで、雅央の存在の大きさは認めるけど、それは「グローバル」の名を冠した戦いとは別路線。
「雅央が面白かったって印象で終わったら先ねえぞ」は叱咤と思えるが、
確かに参加チームには雅央を早々に潰すぐらいでやってほしい。雅央の頑張りを見るリーグ戦ではない。
杉浦は認めているようだけど、確かに今のNOAHで「プロ意識」っていうか、
現状への危機感を持ってる(とファンから見て感じられる)のはこの2人しかいない。
GHCヘビーの挑戦者が続々外部からやってくるっておかしくないですか?
意識の高さ、まさにその通り。リングで試合見ててもこの2人は抜けている。
あとはせいぜい秋山。内容なら鼓太郎、金丸、石森。
もうこの2人でGHCやってもいいよ。いい試合になる。
(結局鈴木みのるはやってくるみたいですね)
【最後に】
NOAHはこのグローバル・タッグリーグで4月16と29を後楽園ホール。
そしてさらに連休最終日5月8日に有明コロシアムでビッグマッチ。
24日間で3大会。財布が苦しくなるファンも多いよ?(有明は小中高生向けに当日自由席を1000円~で発売するけど)
NOAHの観客動員数減の要因の1つに首都圏大会過多があると思ってます。
他の団体も見に行くファンが多いし、連休でお金使う人も多い中、
どれだけ「カネ使ってでもいきたい」と思わせるカードや仕掛けを提供できるか。
NOAHの力量が問われる4月です。
団体としては3週間ガッチリ休むことになりましたが、話題はいろいろあります。
久々に言いたい放題、言わせていただきます。
【グローバル・タッグリーグ】
明後日16日からはグローバルタッグリーグが開幕。
当初東北・北海道をサーキットする予定でしたが震災で名古屋、大阪へも。
2週間弱の短いツアーだけどそれが却って総当りを可能にしました。
以前、タッグはチームは意外と多い的なことを書きましたが、
ヘビーだけで揃えて8チーム、結構いるもんだなというのが実感。
バイソン&雅央はそれは楽しみだけど、誰かガイジン連れてくるとかできなかったのか。
健介&宮原は宮原育成目的だろうけど、宮原が最近どんどん良くなってる。期待したい。
杉浦&ヨネは急造チームだが、これがヨネが生まれ変わる契機になれば。
ヨネについてはKENTAにいいようにやられ、そのKENTAの行動には批判も多いけど、
じゃあヨネのファイトが何か変わったかというと何も変わってない。
3・27のKENTA戦もいつもと同じ技、同じ流れ。悪いマンネリ。杉浦の隣で勉強してください。
しかし実力的にはバイ雅と健介オフィス以外は並んでますね。潮崎組が少し落ちるかな。
秋山&彰俊は普通に考えれば優勝なんだろうけど、タッグ王者組とROHの2人は強い。軸はここかな。
森嶋&吉江も結果が欲しいけど、過酷なリーグ戦でのスタミナが大丈夫かな。
29日の最終戦を観戦の予定でしたが、帰省との絡み(新幹線復旧の状況次第)もあって微妙。
【秋山準のチャンピオンカーニバル】
昨年ケガから復帰後にブチ上げた全日本参戦、三冠挑戦が実現の糸口すら見えず、
東スポ(笑)ではNOAHと全日本の会社間の云々まで書かれてたけど、
おそらく武藤社長はここまで引っ張りたかったんだろうね。
そして豪華メンバーでのカーニバル。秋山とは切っても切り離せない大森永田、さらに生年は同じ船木などが参戦。
秋山は結果は3勝(1不戦勝)1敗1引き分けでリーグ戦敗退。
ドーリングと真田の試合を見ました。NOAHでやるより良く言えば伸び伸び、悪く言えばヨソ行きの試合。
真田との試合は、真田が正面から食らいついて、それをしっかり受け止めて。いい試合でした。
しかし、個人的には今回のCC参戦はあまり評価していません。
かつていた会社とはいえそんな個人的なことで上がるのは…NOAHに何か還元できますか?
丸藤が新日本を荒らしまわり、潮崎がG1出たりしたけど、何もNOAHに還元されてないんですよ。
かつて武藤が「新日本を潤わす」という目的で新日本に上がって、
棚橋の成長を促し、新日本を潤わせたことがありましたが、
そういう意図が感じられないのは残念なこと。
勿論気持ちはわかるし、全日本にいた「五強」で唯一三冠を巻けなかったことというのは、相当悔しいはず。
正直諏訪魔あたりを倒して三冠巻いては欲しいけど、
NOAHの現状を見るに、大事なタッグリーグの前に個人参加しなくても…というのが私の気持ち。
【週プロKENTAインタビュー】
KENTAがディスオベイをヨネ追放の上で解体し、新ユニットを作った。
そして今週の週プロでは刺激的なインタビューが掲載されていた。
読んでの不満はヨネ追放の後の動きを「体制」のせいにしていること。
でもその前にイス使ってまともな試合してないのはキミらですよ。
NOAHが元々そういう試合もやるならわかるが、NOAHはリングの「戦い」がすべて。
そこでイス使って試合壊して、では説得力がない。反省もあるようだからまだいいけど。
あと、オーディエンスの期待、とか言うけど、キミは客じゃない。
確かにNOAHで最も客目線を持ってるのはKENTA。ただ、客もいろいろいるからね。
3・27の有明での拍手と罵声と無反応と。それを感じてますか?
てかNOAHファンならKENTAが、特にジュニアについてはストーリーを描いていることは大体気づいている。
だから「これはKENTAの作った筋書きだ、次はどういう展開かな」という期待を持っている。
体制への不満を晴らしてくれよ、というよりも、ストーリーの先を知りたい、ってのがファンには多いと思うけど。
しかし納得できる部分も非常に多かった。
まずは丸藤批判。丸藤とは宿命のライバル、これも戦うためのストーリー、なのかもしれないけど、
新日本に上がった丸藤がNOAHには何ももたらしていないことは自分も気になっていた。
さらにそれは言ってもいいのか!?でもよくぞ言った!ってのが、
「新日本はメチャクチャ調子が良くて、うちはどうなっているかは誰でもわかるでしょ?」
まさにその通り。
さらに丸藤は抗争を好まない。それは悪いことと思わないけど、三沢イズムが浸透している余り、
好機を逃す、ということも起こしているような…
かつてはCIMAとも可能性があった、カズハヤシからは「組んだっていい」と言われた。
飯伏は完全に新日本に取られ、
さらにNOAHのマッチメーカーとしてはKENTAと永田とは何もさせず、新日本との対抗戦は全て点で終わる。
中邑vs丸藤なんて組まれたらすぐ駆けつけるのに…多くが1回のみ。
まだ自身のプロデュース興行で因縁決着戦をやってみせたKENTA(一昨年?の秋山戦)のほうがそういう点では優れている。
勿論丸藤は経営者としての視点もあるだろうし、交渉事も入るから好き勝手できないのはわかる。
外野からモノをガーガー言う方が一番ラクだし、丸藤なりの考えもあるだろう。
でも、他団体に上がったけどその後NOAHに何も還元されてないのは確か。
今は大阪プロレスも良く使っているけど、新日本のほうがうまくインディーを取り込んで話題を作っている。
潮崎に対しても痛烈。
確かに三沢の隣にいた運命の男、潮崎はNOAHを背負っていかねばならないのに、
彼からはその覚悟は見えても行動が見えない。キレイにキレイにプロレスをやろうとしている。
ファンの支持は厚い。しかし、ファンに刺激を与えていないのもまた事実。
さらに最後のほうではグローバルタッグリーグでの「王者以外は雅央しかいない」との言葉も印象に残った。
まさにその通りで、雅央の存在の大きさは認めるけど、それは「グローバル」の名を冠した戦いとは別路線。
「雅央が面白かったって印象で終わったら先ねえぞ」は叱咤と思えるが、
確かに参加チームには雅央を早々に潰すぐらいでやってほしい。雅央の頑張りを見るリーグ戦ではない。
杉浦は認めているようだけど、確かに今のNOAHで「プロ意識」っていうか、
現状への危機感を持ってる(とファンから見て感じられる)のはこの2人しかいない。
GHCヘビーの挑戦者が続々外部からやってくるっておかしくないですか?
意識の高さ、まさにその通り。リングで試合見ててもこの2人は抜けている。
あとはせいぜい秋山。内容なら鼓太郎、金丸、石森。
もうこの2人でGHCやってもいいよ。いい試合になる。
(結局鈴木みのるはやってくるみたいですね)
【最後に】
NOAHはこのグローバル・タッグリーグで4月16と29を後楽園ホール。
そしてさらに連休最終日5月8日に有明コロシアムでビッグマッチ。
24日間で3大会。財布が苦しくなるファンも多いよ?(有明は小中高生向けに当日自由席を1000円~で発売するけど)
NOAHの観客動員数減の要因の1つに首都圏大会過多があると思ってます。
他の団体も見に行くファンが多いし、連休でお金使う人も多い中、
どれだけ「カネ使ってでもいきたい」と思わせるカードや仕掛けを提供できるか。
NOAHの力量が問われる4月です。