デラシネ(deracine)

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映画『ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ』を見ました。

2010-04-05 22:23:21 | weblog
映画『ライアーゲーム・ザ・ファイナルステージ』をやっと見ました。
テレビで放送して、完結編は映画で、というパターンでした。
映画は全くと言っていいほど見ない人間なのですが、
これはさすがに見たかったのである日映画館に行って、見てきました。

感想は、
戸田恵梨香が死ぬほどかわいい。
以上。

まあ、それもあるんですが、
ある程度結末は予測がつく中で、しかも映画で2時間余という時間の中で、
どうやってゲーム、ゲームの駆け引き、その中の人間ドラマを見せるかがポイントだったのですが、

面白かったですね。
うん。それしかないです。
基本的に人を騙し騙されということで、
映画の全てのシーンを「何かあるんじゃないか」と思いながら見れる。
それによって見る側が集中できる。
そして、その集中して見ながら見ている側に、
想像通りの、または想像を完全に裏切る、
そういう展開が用意されている。
これはたまらなかったです。

ゲームも比較的簡潔で、
途中少しついていけなくなったところもありましたが、
今回はゲームの内容うんぬんよりも人間関係に重きが置かれていた部分もあり、
結局は戸田恵梨香演じる神崎直の心の勝利、ということでハッピーエンドでした。

基本的に後付けでタネ明かしがされることが多かったのはアレですが、
まああまり伏線をつけすぎてもアレですから、
純粋にその時その時の驚きを楽しめればいいのかな、と思います。

とにかく戸田の神崎直が素晴らしかった。演技も変に格好つけずにナチュラルでした。
バカ正直、人を信じやすいという欠点が最後に逆転を生みました。

でも主役は秋山深一の松田翔太ですよ。
半端じゃなくカッコ良かった。うん。あれは憧れる。
そしてゲームの大きな鍵を握る田辺誠一が最高。
さらに中盤の鍵となった女性が関めぐみ。
誰?と思った人も多いでしょうが、あれです、
東京ガスのCMで妻夫木君と競演した宇宙人の人です。「オカアサン…」というセリフで泣かせましたね。
今回は存在感が際立っていました。

ドラマは見てなくても楽しめます。
ただ、かなり頭を使って見ることになる上に、
途中で話を理解できなくなってしまうと、それ以降がつまらなくなる危険性がないとは言えないので、
軽い気持ちでは見ないほうがいいのかな…

でも戸田恵梨香の表情、秋山の台詞を見るだけでも、
映画館に行く価値はあります。間違いない。

ライアーゲーム、でもそれを勝ち抜くのはライアー(嘘つき)ではありませんでした。
人間不信にもなってしまいそうな(ドラクエ4のうらぎりこぞうを思い出した)気もしますが、
最後は信じる力の勝利、でしたね。

しかし4年ぶりぐらいかな、映画館に入ったの。
やはり私には映画はちょっとしんどい。
しかも途中からトイレに行きたくなって、マジで席を立とうか考えてしまった…
でも気分転換にたまにはいいかもしれません。