昨日のNOAH10・25日本武道館大会の観戦記を簡単にいきます。
天気は曇り、多くのイベントがある土曜ということを考えれば、
客入りはまあまあかもしれません。
アリーナ、1階はよく埋まりましたが、2階席が半分(おそらくS席)まではぎっしり、
ところが昨日も書きましたが線を引いたように半分より上がガラガラ。
おそらくはNOAHファンはほとんど集まって、NOAH以外のファンは集まらなかったということなのでしょう。
ただ、丸藤-KENTAをもってしても満員にはできなかった、その事実は残ります。
さて、メインについてまず書きますが、
詳しく経過を知りたい人は、私が尊敬してやまないばーにんぐKさんのブログ、
太陽が見てるから
をご覧ください。非常に詳しいです。
おい、お前は経過を書くのを放棄すんのか、と思うかもしれませんが、私にそこまでの能力がなく…
まず、1つのハイライトは試合前にありました。
入場で、丸藤がいつものようにジャンプしてのリングインをすると同時に、四方のコーナーが爆発!
NOAHでは初めての演出だな~KENTAの時もかな~と思っていたら、
今度はKENTAが入場ゲートにゆっくり姿を現す。
そしてGHCジュニアのベルトを掲げると、今度はそこで入場ゲートから爆破音!
NOAHもこのダブルタイトルマッチを盛り上げてきました。
そしてリングで睨み合い、額をつける両者。
さらにコールの時も両者に大声援が降り注いだが、
何といっても一番大きかったのは「キョーヘー」コール。私も目一杯叫びました。
NOAHでは初の京平さんのレフェリングです。
試合の中からいくつか印象に残ったシーンを。
前回のベストバウトの時は、2人が動きに動いたため、見る側の頭脳を完全に超越した攻防だったのに対して、
今回は両者ともややじっくりいった感じがあります。
特にグラウンドでの締め技なども多用していました。
丸藤の変型コブラクラッチはいつタップがあってもおかしくなかったし、
KENTAの腕極め卍固めもいい感じで入っていました。
ただ、結果としてその締め、固め技が多かったことが、60分につながったことは否定できませんね。
ロープワークも見所でしたね。
特に中盤あたりでKENTAが1度丸藤の先を行くような動きを見せ、進化してるなあという印象。
ここではKENTAの膝蹴り、丸藤のアックスボンバーが決まり、五分でした。
途中丸藤が膝蹴りを出してきたのには驚きましたが。
残念だったのは場外戦。
特別ルールで10カウント制だったため、
正直、思い切った場外戦ができませんでした。花道を使った攻防も一切なし。
しかも、場外カウントがなかなか始まらなかったり、
始まってもいつしか止まっていたり。このあたりは正直見てて違和感がありました。
そんな中でも丸藤の場外ブレーンバスター、鉄柵超えケプラーダ、コーナーからのデットリードライブなどは、
KENTAに大ダメージを与えていきました。
KENTAは場外戦はやや劣勢でしたが、エプロンの丸藤に飛び膝蹴りを食らわしたのには驚きました。
丸藤が放送席まで吹っ飛んでいったのはインパクト大でしたね。
終盤でもKENTAはコーナーから場外へ何か技を狙っていましたが丸藤に切り返されました。
ただ、ハッキリ書きますが、場外10カウント制は何も生み出しませんでした。
2人の攻防の幅を狭めただけ。PWFルールなら仕方ないのかもしれませんが、2度とやらないでほしい。
それと京平さん。
NOAHのリングに上がって初ののレフェリングでしたが、
以前全日本で見たときよりも、やや悪い意味で目立つようになっていました。
ロープエスケープしてるのにロープを蹴るのも、意味ないし、昔はやってなかったはずです。
そのため、特に序盤は失笑が起きたり、ヤジが飛んだりしていました。
それが和田京平なんだと言われればそれまでですが、
ただ、途中から京平さんも抑え気味になっていったので、
2人に集中することができましたが、あのままやたら目立つ動きをされていたらと思うと…
正直NOAHには不要なレフェリーです。
上記の場外カウントの不透明さもありました。あのトシで60分動くのはさすがですが、昨日一度限りでもう結構です。
さて、話を試合に戻しますと、
序盤は両者がそれぞれ主導権を握り合い、
中盤はお互い激しく動き、
終盤は消耗戦、というのが大まかな流れでした。
私は60分やるだろう、という前提で見ていたため、あまり退屈には感じなかったですが、
当然観客の中には寝技や締め技を退屈に思った人もいるかもしれません。
そして時間が過ぎていく中で、「決める気あるのかよ!?」という声もチラホラですがありました。
事実、大技を出してもなかなかフォールにいかない(いけない)ところも勝負にいってない、と思わせるものでしたね。
KENTAは割りと大技を出しましたが、丸藤の不知火は通常版とその場版のみ。
それがあったら丸藤だったかも…逆にKENTAは手が尽きた感も。
ですが、そういう(決める気がないのか?という)声、気持ちを掻き消したのが終盤の攻防。
特にKNETAが2発go2sleepを決め、丸藤が最後の最後の最後で変型ポールシフトを出したところは、
これはイッたか!?と思わせるシーンがありました。
私は上記の通り、60分やるだろうと思って見ていましたが、
心の片隅では「実は決着つくんじゃね?」という思いがあったのも事実。
それを大きくさせてくれる終盤の攻防でした。
結局60分フルタイムドロー。
それだけを見れば確かに残念ですが、
私の心臓は60分、いや前後も合わせると数時間。
ずっとドキドキしっぱなしでした。
この2人には見るものの気持ちを高揚させるものがあります。
こんな気持ちは前回2006年のこのカード以来でした。
「60分できるようになりたいって、レスラーならまず思うんだよ」
というのはジャイアント馬場さんの言葉です。
馬場猪木は言うに及ばす、鶴田も長州も藤波も、
そして四天王と呼ばれた三沢、小橋、川田、田上も60分の試合をやってきました(シングルかタッグかはともかく)。
その域に彼らが追いついたわけです。
しかも激しい動きをするジュニアでです。
これだけで私は賞賛の価値が大いにあると思います。
いつも書いてるようにガチだヤオだは子供が言うことですが、
ひょっとしたら今回は60分、お互いにそう思ってリングに上がったのかもしれません。
でも、60分はやろうと思ってもできるものではありません。
それをやり抜いた、しかも物凄い攻防の末にやり抜いた。
本当に素晴らしいと思います。
その事実だけでもう、ベストバウトの資格十分だと思います。
プロレス界の未来はこの2人に託しましょう。
それだけの価値がある60分、極上の1時間でした。
他のカード、及び写真は明日以降に。
天気は曇り、多くのイベントがある土曜ということを考えれば、
客入りはまあまあかもしれません。
アリーナ、1階はよく埋まりましたが、2階席が半分(おそらくS席)まではぎっしり、
ところが昨日も書きましたが線を引いたように半分より上がガラガラ。
おそらくはNOAHファンはほとんど集まって、NOAH以外のファンは集まらなかったということなのでしょう。
ただ、丸藤-KENTAをもってしても満員にはできなかった、その事実は残ります。
さて、メインについてまず書きますが、
詳しく経過を知りたい人は、私が尊敬してやまないばーにんぐKさんのブログ、
太陽が見てるから
をご覧ください。非常に詳しいです。
おい、お前は経過を書くのを放棄すんのか、と思うかもしれませんが、私にそこまでの能力がなく…
まず、1つのハイライトは試合前にありました。
入場で、丸藤がいつものようにジャンプしてのリングインをすると同時に、四方のコーナーが爆発!
NOAHでは初めての演出だな~KENTAの時もかな~と思っていたら、
今度はKENTAが入場ゲートにゆっくり姿を現す。
そしてGHCジュニアのベルトを掲げると、今度はそこで入場ゲートから爆破音!
NOAHもこのダブルタイトルマッチを盛り上げてきました。
そしてリングで睨み合い、額をつける両者。
さらにコールの時も両者に大声援が降り注いだが、
何といっても一番大きかったのは「キョーヘー」コール。私も目一杯叫びました。
NOAHでは初の京平さんのレフェリングです。
試合の中からいくつか印象に残ったシーンを。
前回のベストバウトの時は、2人が動きに動いたため、見る側の頭脳を完全に超越した攻防だったのに対して、
今回は両者ともややじっくりいった感じがあります。
特にグラウンドでの締め技なども多用していました。
丸藤の変型コブラクラッチはいつタップがあってもおかしくなかったし、
KENTAの腕極め卍固めもいい感じで入っていました。
ただ、結果としてその締め、固め技が多かったことが、60分につながったことは否定できませんね。
ロープワークも見所でしたね。
特に中盤あたりでKENTAが1度丸藤の先を行くような動きを見せ、進化してるなあという印象。
ここではKENTAの膝蹴り、丸藤のアックスボンバーが決まり、五分でした。
途中丸藤が膝蹴りを出してきたのには驚きましたが。
残念だったのは場外戦。
特別ルールで10カウント制だったため、
正直、思い切った場外戦ができませんでした。花道を使った攻防も一切なし。
しかも、場外カウントがなかなか始まらなかったり、
始まってもいつしか止まっていたり。このあたりは正直見てて違和感がありました。
そんな中でも丸藤の場外ブレーンバスター、鉄柵超えケプラーダ、コーナーからのデットリードライブなどは、
KENTAに大ダメージを与えていきました。
KENTAは場外戦はやや劣勢でしたが、エプロンの丸藤に飛び膝蹴りを食らわしたのには驚きました。
丸藤が放送席まで吹っ飛んでいったのはインパクト大でしたね。
終盤でもKENTAはコーナーから場外へ何か技を狙っていましたが丸藤に切り返されました。
ただ、ハッキリ書きますが、場外10カウント制は何も生み出しませんでした。
2人の攻防の幅を狭めただけ。PWFルールなら仕方ないのかもしれませんが、2度とやらないでほしい。
それと京平さん。
NOAHのリングに上がって初ののレフェリングでしたが、
以前全日本で見たときよりも、やや悪い意味で目立つようになっていました。
ロープエスケープしてるのにロープを蹴るのも、意味ないし、昔はやってなかったはずです。
そのため、特に序盤は失笑が起きたり、ヤジが飛んだりしていました。
それが和田京平なんだと言われればそれまでですが、
ただ、途中から京平さんも抑え気味になっていったので、
2人に集中することができましたが、あのままやたら目立つ動きをされていたらと思うと…
正直NOAHには不要なレフェリーです。
上記の場外カウントの不透明さもありました。あのトシで60分動くのはさすがですが、昨日一度限りでもう結構です。
さて、話を試合に戻しますと、
序盤は両者がそれぞれ主導権を握り合い、
中盤はお互い激しく動き、
終盤は消耗戦、というのが大まかな流れでした。
私は60分やるだろう、という前提で見ていたため、あまり退屈には感じなかったですが、
当然観客の中には寝技や締め技を退屈に思った人もいるかもしれません。
そして時間が過ぎていく中で、「決める気あるのかよ!?」という声もチラホラですがありました。
事実、大技を出してもなかなかフォールにいかない(いけない)ところも勝負にいってない、と思わせるものでしたね。
KENTAは割りと大技を出しましたが、丸藤の不知火は通常版とその場版のみ。
それがあったら丸藤だったかも…逆にKENTAは手が尽きた感も。
ですが、そういう(決める気がないのか?という)声、気持ちを掻き消したのが終盤の攻防。
特にKNETAが2発go2sleepを決め、丸藤が最後の最後の最後で変型ポールシフトを出したところは、
これはイッたか!?と思わせるシーンがありました。
私は上記の通り、60分やるだろうと思って見ていましたが、
心の片隅では「実は決着つくんじゃね?」という思いがあったのも事実。
それを大きくさせてくれる終盤の攻防でした。
結局60分フルタイムドロー。
それだけを見れば確かに残念ですが、
私の心臓は60分、いや前後も合わせると数時間。
ずっとドキドキしっぱなしでした。
この2人には見るものの気持ちを高揚させるものがあります。
こんな気持ちは前回2006年のこのカード以来でした。
「60分できるようになりたいって、レスラーならまず思うんだよ」
というのはジャイアント馬場さんの言葉です。
馬場猪木は言うに及ばす、鶴田も長州も藤波も、
そして四天王と呼ばれた三沢、小橋、川田、田上も60分の試合をやってきました(シングルかタッグかはともかく)。
その域に彼らが追いついたわけです。
しかも激しい動きをするジュニアでです。
これだけで私は賞賛の価値が大いにあると思います。
いつも書いてるようにガチだヤオだは子供が言うことですが、
ひょっとしたら今回は60分、お互いにそう思ってリングに上がったのかもしれません。
でも、60分はやろうと思ってもできるものではありません。
それをやり抜いた、しかも物凄い攻防の末にやり抜いた。
本当に素晴らしいと思います。
その事実だけでもう、ベストバウトの資格十分だと思います。
プロレス界の未来はこの2人に託しましょう。
それだけの価値がある60分、極上の1時間でした。
他のカード、及び写真は明日以降に。