おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

春の便り

2020-02-02 11:12:06 | 福島

 昨日来たお客さんが、福寿草の花が咲いたのを見かけたという話をしていたので、今朝は早速探してみることにした。毎年同じ場所に群れて咲いているが、数日前に確認したときにはまったく見かけなかった。

 いつもより30分遅く、明るくなるのを待って朝の散歩に出る。福寿草は、この時期は大概雪の下で、花を見かけるのは三月になってからだ。いくらなんでもまだ早すぎるんじゃないかと思っていたが、探してみると、ちゃんと蕾が顔を出していた。

 この場所には、フキノトウもたくさん顔を出す。が、フキノトウのほうは全然確認することができなかった。

 ただフキノトウに関しては、タミちゃんが実家に帰った際、近所から山のようにもらって来たので、今晩か明日の晩にでも天ぷらにして食べようと思っている。天ぷらの中でもフキノトウは、僕は特別なものだと思っている。これほど鮮烈に春を感じさせる食べ物はないんじゃないかと考えているのだ。同じようにタラノメも春を感じさせる天ぷらだが、フキノトウに比べると香りと苦味では格が落ちる気がする。

 朝食後は天気がいいので、さっさとカフェの準備を済ませ、さくら湖に出かけた。タミちゃんは自転車、僕とテオが走って湖を周遊する。

 道中、橋の上から湖に突き出した場所に椅子が並べられているのを見つけた。湖畔の木の下に、白いテーブルと椅子が数脚並べられている。まるで映画のワンショットみたいな風景に、自宅にああいう場所があったら素晴らしいんだけどなあと、しばらく足を止めて空想にふけってみた。

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