阿雲の呼吸

 
阿部 敏郎 と 雲 黒斎

かわいいオヤジの、怪しい交換日記

悪癖

2010年04月04日 | 雲 黒斎
うちもね、猫、飼ってるんです。

これがまぁ、なんと申しますか、いいも悪いも、やっぱり「あるがまま」ってヤツでして。

すごいですね。なんにも飾らない。計算しない。

確かに、自信がなさそうにしている気配もないし、自信満々の様子もない。

ただ、「猫」なんですよね。

粗相してこっぴどく叱られた直後でも、すぐにケロッとして温々と日向ぼっこしてる。

こっちはそれ見てまたイラッとしてたりね。「この野郎!怒られたそばから!!」って、まだまだ過去を引き摺ろうとしてる(笑)。


そんな彼らと生活を送っている僕はと言いますと、まだまだ人の顔色を窺ってしまっています。

いまだに「認められたい症候群」から抜けきれてないとこがあって、何かあるとすぐに動揺しちゃう。


なかでもそうですね、やっぱり一番は、うちの奥様に対してでしょうか。

「認められたい症候群」&「嫌われたくない病」の挟み撃ち。

奥様にじっと見つめられると、ときめきではなくて、不安でのドキドキが出てきちゃったりします。


「あれ、俺、またなんかやっちゃったかな…」「あ、また怒らせちゃった…」「アッチャ~…、どうしよう、すごく呆れられてる…」


なにかとすぐにそういった気持ちがこみ上げてきて、ソワソワと落ち着きがなくなってしまう。

まぁ、僕も一頃よりは随分まっとうな生き方をするようになってきたので、その理由は「心のどこかにやましいものを隠し持っているから」ってことではないんですよ。

こういったソワソワ反応が出てきてしまう原因は、やっぱり「自分に自信がもてていないから」ですよね。

「僕が自分勝手なことばかりやってるから…」「不甲斐ないから…」「女々しいから…」「気持ちをわかってあげられていないから…」「あぁ、嫌われちゃったらどうしよう…、いよいよ見放されたらどうしよう…」

そうやって勝手に色んな事を考えて、ますます自分に対しての自信を失って、でもって、僕はそんな自信のなさを隠しておけるほど器用なワケでもなく、そのままオロオロと目が泳いでる僕を見て、ますますイライラが増していく奥様。

なんでしょう、この悪循環(笑)。


で、こういう話を二人でもっと具体的にすることとかもあるんですけど、そういうときは「なんでそこまでわかってるのに、普通にできないの?」なんて言われたりしちゃうんですよ。

まぁ、そりゃそうですよね。ごもっともなご意見です。^^;


なんですけどね、これ、なんなんだろうな。

もう、パブロフの犬みたいな条件反射で自然と出てきてしまう、それはそれはねちっこく僕に絡みついているクセなんですよ…。



 

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