阿部ブログ

日々思うこと

豪ASIS長官は留任し、2019年まで勤務する

2014年09月02日 | 雑感
英GCHQ長官とMI6長官、豪ASIO長官、トップ交代」でも述べたように、英国連邦の諜報機関のトップが交代するが、オーストラリアの諜報部長官(Australian Secret Intelligence Service:ASIS)は留任が決まっている。2014年に任期が切れる長官職だったが、オーストラリアのジュリー・ビショップ(Julie Bishop)外相は、ASISの現長官であるニック・ワーナー(Nick Warner)を再任すると発表している。ワーナー長官は、2019年まで長官として職務に専念することとなる。

ワーナー長官は、1999年~2003年_テヘラン大使、2003年~2004年_ソロモン諸島地域支援ミッションの特別コーディネーター。2004年~2005年_外務貿易省・副大臣、2005年~2006年_首相のシニア・アドバイザー(国際担当)、2006年12月には国防大臣に就任している。2009年8月にASIS長官に任命された。ワーナー氏がASIS長官に任命された背景には、若かりし頃(1973年から1977年)に合同情報部、1979年から1988年までは国家評価室(ONA)に所属し、アフリカ(ソールズベリー、ローデシア)で勤務しており、元々情報畑の出身だ。
ニック·ワーナー長官は、Order of Australia(AO)、Public Service Medal(PSM)。

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