ふくろう日記・別室

日々の備忘録です。

水脈の果て炎天の墓碑を置きて去る

2014-09-27 22:00:40 | Haiku





水脈の果て炎天の墓碑を置きて去る   金子兜太



1944年、金子兜太さんがトラック島(現ミクロネシア連邦チューク諸島)に
第4海軍施設部に着任したが、ここが「死の現場」でしかなく、多くの兵士が飢死した。
1946年11月、最終の復員船で帰国する時に、その船の最後尾でトラック島を見つめながら詠んだ句である。


以下のリンク先にて、金子兜太さんの怒りの声が読めます。


俳人 金子兜太さん語る 無残に死んだ人に代わって とんでもねえ時代です 「赤旗」9/8


九条守れの俳句掲載拒否 俳人・金子兜太さん「文化的に貧しい」2014年8月17日(日)埼玉新聞

最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (赤とんぼ)
2014-10-07 19:32:33
うっ、もう訳してる暇がないので原文で失礼。(というか私下手なので)エーリッヒ・フロムは下記のような器用な表現をしてて、面白いなと思ったので。
機会があればお知り合いの方に聞いてみて下され~:
(以下独語)

Jedermann blickt mit einer Mischung von Vertrauen und Angst auf die >>Staatsmaenner<< der verschiedenen Voelker - bereit, sie in den Himmel zu heben, wenn es ihnen gelingt, einen Krieg zu vermeiden, wobei man voellig uebersieht, dass es ausschliesslich diese Staatsmaenner sind, die die Kriege verursachen, und gewoehnlich nicht einmal aus boeser Absicht, sondern durch einen unvernuenftigen und falschen Umgang mit den ihnen anvertrauten Angelegenheiten.
Unknown (Aki)
2014-10-09 21:07:18
面白いと思うのでしたら、ご自分で訳されたらいかがでしょうか?
Unknown (赤とんぼ)
2014-10-15 06:06:17
あっ、はい。悪気があってではなかったんですが・・・お気に触ったようですね。御免なさい。

ええっと、
「誰もが、一様でない民の“上に立つ人達”(つまり政治家)を信頼と恐れの入り混じった気持ちで見ているのであり、もし彼等が戦争を防げるのであればと、のし上げる覚悟もあるのであるが、そういう政治家に限って戦争の原因を作るのだ。そして大抵は、それは悪気があっての事ではなくて、彼等に委ねられた用件の不適当で間違った扱い方によるものである。」
と、そんな感じでしょうか。

賛同者も少なくないのかな?と思ったり。戦争は良くないと思うけど、私達一人ひとりに個性があって尊厳がある限り、全くの平和はとても難しいというのが事実ではないでしょうか。適当でない結果を招く彼等には彼等の正義があって、彼等にとっては私の正義は間違い。
そういう事を、相手のパースペクティブも捉える必要があるって事を、どうやったら彼等が、“考えられる”のでなくて“感じられる”ようになる言葉はどこにあるのかな、と・・・そんな事をもう長い事考えています。

救われたい。救ってくれるのは言葉なんでしょうか?

うぅ・・・PC遅いし眠いし・・・もう何書いてるか分んなくなってきたんで寝ます。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。