タンブリングダイス

ロックを中心とした単勝馬券をコレクションしてます

日本競馬 闇の抗争事件簿

2008年11月25日 19時13分53秒 | 競馬全般
この本
久しぶりに競馬コーナーが充実している錦糸町の大型書店にいったら
面白そうなタイトルとこの講談社α文庫の社会派ものを結構買ってる
のですぐさま購入。
著書は元専門紙記者で名馬名勝負ものや海外競馬ものでいくつかの著作が
ある70のじいさん。
本のタイトル通り中身は

第1章 JRA VS 馬主
第2章 社台 VS 日高
第3章 個人馬主 VS クラブ馬主
第4章 美浦 VS 栗東
第5章 マスコミ対決
第6章 中央 VS 地方
第7章 ファン VS JRA

といった物々しい筋立て。

で、ザーッと読んでみたが、まあこのジイさん
相当に井崎センセイが大嫌い
読んでて声出して笑ってしまうほど毛嫌いしているようで、何度も実名で
大批判。

馬主や、JRA、競馬サークル内、民法テレビ局への批判なんかは、大ベテランの
割にはファンの視点に立って大雑把ではあるものの結構鋭く書いてるんだが、
こと井崎先生に対してはもう目の敵。
「馬」紙がつぶれたのもアベコーさんと井崎さんがタレント活動をしてるにも
関わらず社員として給料もらっていたのが原因だそうで・・・。

でも全体的にはよく突っ込んだ内容になっていると思います。
競馬専門紙草創期の内情や馬主会の暗部にここまで触れた本もそうそうないで
しょう
社台と日高に関しては吉田善哉の分厚い伝記2冊から引っ張ってきたエピソード
だらけ。 
とくに日高の没落の分析が適当すぎ。 落ち目になった原因にススキノのネオン
って・・・
そのススキノの誘惑に負けないように吉田善哉は3人の息子に東京の学校に行か
せて誘惑への耐性をつけた、というのも相当の面白説ではあるが、まあいいで
しょう。

840円の価値はあります。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« オグリ あんた最高だよ | トップ | Shine A Light »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

競馬全般」カテゴリの最新記事