ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

選手の才能よりも指導界の見直しを…

2016年01月12日 | ゴルフ理論…私の見解
ひとつ前の投稿記事に続いて…なのですが、
本当に、こんなことを言ってしまうと、





最近のクラブの進化は、小柄な人にとって不利に働くのですよ。
って言っているようなものじゃないですかね?

そうすると、小柄なゴルファーの人は、どうなるのですか?

小柄な人はゴルフに向かないとでも!?

ゴルフは、バレーボールやバスケットボールのように、高身長の人が圧倒的に有利に働くスポーツじゃないはずですよね。

体格など関係無く、
誰にでもできるスポーツのはず。

それなのに、
こんな発言をすると、ともすればアマチュアの方々にも、
「自分は身長が低いからゴルフ上手くなれないかもしれない」っていう負の感覚を植え付けてしまいかねない!
そういう誤解を招く言葉のようにも思えます。

プロの世界においても、
身長が158cmと決して大きくないイ・ボミ選手が昨年のトーナメントにおいて2億円稼いだ現実を、どう見るのですか?
小柄なのに稼いだじゃない。
稼げたじゃない。
また、飛距離だって出ているじゃない。
小柄だけど、アプローチだって目を見張るくらい上手いじゃない。

この辺りのことを、どう説明するの?ですよ。

才能や素質に恵まれている人にゴルフ界に来てもらって、そこから育てる!?



これって、選手の素材に頼る方法ですか?
素質や才能に恵まれている人、プロゴルフ界に来てくれの選手頼み!?

身長に恵まれない人は要らないってことですか?

本人のプロゴルフ界で頑張りたい!との意欲や希望は、小柄な人では叶えられないってことですか?

こういう方法って、ゴルフの指導界にとっては、好都合で、もしかすると楽な方法かもしれません。

どんな指導をしていたって、持ち前の“センス”を、その選手が発揮してくれたら、そこそこの成績を出すようになってくれるかもしれませんから。

でもね…、
長くゴルフの指導界にいた人なら分かるかもしれませんが、
素質や才能、または、それまでおこなっていたスポーツ経験や実績を見込んで、ゴルフ界にスカウトし、練習をしてもらっても、なかなか結果が伴わなかった例など、たくさん有る。

私も、そういう例を見てきました。

だから…、
そうじゃなくて、プロゴルフの世界にチャレンジしてみたいと熱望している人の、
ゴルフが好きでたまらない人の才能を開花させることのできる指導法を、
指導界は研究・開発して行くべきなんです。

プロゴルフの世界に憧れて頑張りたい!としている若者をお預かりして大切に責任を持って育てる…選手の才能に頼るよりも、まずは、こちらの感覚の方が大事。
選手の素質や体格を見るよりも、指導界の見直しの方が大事なのでは?と思います。
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