ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

「体幹力」を活かすには

2015年10月28日 | ゴルフ理論…私の見解
レッスンを受講くださる方々に、先日のブログに書きました、この動きのことについての“実験”をおこなってもらっています。



1.ごく自然に椅子に腰掛けて、手のひらを太ももの上に置きます。



2.この状態から肩甲骨を上に挙げてみてください。



3.肘や手首、背骨は、肩甲骨の動きにつれて、少し動きます。







4.では、表面上から見て動いた箇所、肩甲・肘・手首・背骨の全てを意識して動こうとしてください。


そして、肩甲骨のみを上に挙げようとした場合と、
この動いた全ての箇所を意識して動かそうとするのでは、どちらが動きやすいかを比べてみてください。

※今までのところ、全員の方が「肩甲骨のみ」とお答えになりました。

5.では、こういう風に身体の動きを変化させようとした場合、




肩甲骨から動き始めるのと、
手首から動き始めるのとでは、
同じ動きだと感じますか?
違う動きだと感じますか?
ともお尋ねしています。

※この問いに関しても、全ての方が、「違う動きになると感じる」とお答えになっています。

肩甲骨から動き始めても、手首から動き始めても、結局、この出来上がる形は、



表面上から見ると同じ形のように見えたとしても、
実際におこなってみると、「肩甲骨から」と「手首から」では「違う」とお感じになる方が、ほとんど。今のところ全員です。

ですから、ゴルフスイングの場合も、表面上から見た形は、よく似ていても、
たとえ、しっかりと真似ているつもりでも、
実際には異なる動きになることも有りえると言えますね。(^^;


6.さらに、肩甲骨から動いた場合と、手首から動いた場合を比べてみると、胴体(体幹)に付着している筋肉がスムーズに動くと感じるのはどちらですか?
とも質問しています。

※そうすると、「肩甲骨から…」と、これまた全ての方がお答えになっています。

肩甲骨から動いた場合も、手首から動いた場合も、働く筋肉は、そんなに変わらなくても、
「筋肉の動く順番」が変わりますよね。
どういう順に動かすと身体はスムーズに動くのか?
こういった“実験”をしてみると、リアルに“体感”できるのではないか?と思います。

ゴルフスイングにおいても、本当に「体幹力」を活かそうとするなら、
手先よりまだ先にあるクラブのことを意識しながら振るよりも、「肩甲骨の動き」。
これを練習するのが良いのでは?と思います。(^-^)/

…椅子に腰掛けたままおこなえる、この“実験”。
よろしければ、皆さまもおこなってみてくださいね。

肩甲骨の動きが大事な理由、
少しはご体感いただけるかも…と思います。
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