ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

言霊(ことだま)

2009年11月07日 | ゴルフ理論…私の見解
「失敗しそうだ」
「また、上手くいかないんじゃないか」
「今日は、どうしてこうスライスばかり出てしまうんだろう」
「この間までは、調子が良かったのに」
「どうして、こんなに下手なんだろう」
「こう失敗続きじゃ、もうイヤになってしまう」
「どうして振ったら良いか、もう分からなくなってきた」

練習中やラウンド中、心の中で、こんな言葉をつぶやいていませんか?
心の中で、自分自身がつぶやいている言葉って、口に出していなくても、自分自身が聞いています。
そうすれば、「上手くいかない」とか「失敗するかも」との自己暗示をかけているようなもの。
だから、やっぱり上手くいかないし、失敗する。

「このパット、短い距離だけど、はずしそう」と思ったら、やっぱりその通りに、はずしてしまう。
こういう経験をなさったことは有りませんか?
私は、有ります(笑)。
そういう時は、「いやいや、そんなことは無い。若干、右から左への傾斜が有るから、こういうラインを通って入るはずだ。あのラインを狙って打てば入る」と、心の中で言い換えて、「はずしそう」と思った言葉を打ち消してから、打った方が良いのですが…。

他人に、「そのパット、はずしそうだな」とか、「そのショット、失敗するよ」とか「下手だな」って言われたら、どう思いますか?
「ムッ」としますよね?
「そんなマイナスのことを言わないで欲しい」って、怒りたくなりますよね?

それが、心の中で、上記のようなことを思って考えていたら、自分自身が自分自身に対して、上手くいかなくなるような、身体がスムーズに動かなくなるような言葉を発していることになります。
他人に言われたら、「ムッ」とするような言葉を、自分自身に言っているようなもの。

声に出した言葉が現実の事象に対して何らかの影響を与えると信じられ、良い言葉を発すると良い事が起こり、不吉な言葉を発すると凶事が起こるとされた、言霊(ことだま)って有りますよね?
言葉に魂が宿ると言うような意味の。

ゴルフにおいても、言霊は、ゴルファーの心理に多大な影響を及ぼします。

プロの世界では、ラウンド中などにマイナスの言葉ばかり吐く人には、誰も近づきません。
自分がその影響を受けたくないから。
かなり、はっきりしてます(笑)。

何故、そのマイナスの言葉がいけないか。

そのあたりのことについては、ゴルフダイジェスト社から発行されている大井静雄さんの『痛快!ゴルフ勉強法』に、分かりやすく簡潔にズバッと書いてあります(添付写真の本)。
著者の大井静雄さんは、脳神経外科のドクター。
脳の仕組みからゴルファーの心理や練習法を解説してあり、「なるほど、そうなのか」「やっぱり、そうだったのか」と思える内容でした。
読書の秋。
脳と身体のリンク、脳と心理のリンクに興味の有る方は、一度読んでみられては?
分かりやすくて、読みやすいし、お勧めの1冊ですよ。

読まない人も、自分の発している言葉や、心の中で思っている言葉、その言霊に、自分自身が影響を受けるってことを、脳の専門家の人も言っていると、知っておきましょう。

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2 コメント

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Unknown (HM)
2009-11-09 21:53:03
こんばんは。
この本、私もちょっと前に読みました。
『ゴルファー脳』の本ですよね
ゴルフは、マイナス思考(ネガティブシンキング)はダメで、ポジティブシンキングでなければならない。のような事が書いてあったような…。
返信する
HMさんへ ()
2009-11-09 22:35:45
この本には、素振りの効用や、1回のスイングを30秒くらいかけて行うと良いとする『超スロースイング』の効用についても、書いてありましたよね。

スポーツの動作を覚えるとき、感性に働きかけて”感覚”で覚えると良いと言うようなことも書いてありました。

本当に、「やっぱり」とか「なるほど」と思える部分が多々あって、面白かったです
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