遊ぶということ
「パパだいすき、こんどのにちよう、いっしょにあそんでね」
ある日、6さいの娘から手紙をもらった。
イベントなどで家を空けることが多く、普段も店から帰ると夕食をとり、
酒を飲んで寝るという生活を2ヶ月程続けていた。
家族と一緒にいるために自営業になったにもかかわらず、
仕事にだけ一生懸命になりバランスを崩していた。
私は娘を幼稚園に送る車の中で、次の休日は一緒に遊ぼうと約束をした。
久しぶりの休日は秋晴れのさわやかな青空に包まれていた。
妻と娘と息子と公園へ行き、遊具で遊ぶ子供達を見ていた。
それから図書館で本を借り、レストランで食事をして家に帰った。
そして一緒に昼寝をして、家族全員で夕食をとった。
久々の家族との時間に気分よく次の朝を迎えたのだが、
幼稚園に送る車の中で娘はこう言った。
「ぱぱ、きのうあそんでくれなかった」
思いがけない言葉だった。
「公園にも行ったし、レストランだって行ったじゃないか」と言うと、
娘は少しの間を置いてからうつむいていた顔を上げ、私の目を見ながら言った。
「だけど、いっしょにあそんでないよ」
娘の言葉で大切なことを思い出した。
大人の目線で何かをしてあげたではなく、子供の中に入り、一緒に楽しむことが重要なのだ。
本を読んであげたり、ボールを投げあったり、じゃれあったりすることが「一緒に遊ぶ」
ということなのだ。
私は娘の目を見ながら言った。
「今晩ごはんが終わったらボール入れしようね」
すると、すこし不安そうだった娘の顔から笑みが溢れだした。
「パパだいすき、こんどのにちよう、いっしょにあそんでね」
ある日、6さいの娘から手紙をもらった。
イベントなどで家を空けることが多く、普段も店から帰ると夕食をとり、
酒を飲んで寝るという生活を2ヶ月程続けていた。
家族と一緒にいるために自営業になったにもかかわらず、
仕事にだけ一生懸命になりバランスを崩していた。
私は娘を幼稚園に送る車の中で、次の休日は一緒に遊ぼうと約束をした。
久しぶりの休日は秋晴れのさわやかな青空に包まれていた。
妻と娘と息子と公園へ行き、遊具で遊ぶ子供達を見ていた。
それから図書館で本を借り、レストランで食事をして家に帰った。
そして一緒に昼寝をして、家族全員で夕食をとった。
久々の家族との時間に気分よく次の朝を迎えたのだが、
幼稚園に送る車の中で娘はこう言った。
「ぱぱ、きのうあそんでくれなかった」
思いがけない言葉だった。
「公園にも行ったし、レストランだって行ったじゃないか」と言うと、
娘は少しの間を置いてからうつむいていた顔を上げ、私の目を見ながら言った。
「だけど、いっしょにあそんでないよ」
娘の言葉で大切なことを思い出した。
大人の目線で何かをしてあげたではなく、子供の中に入り、一緒に楽しむことが重要なのだ。
本を読んであげたり、ボールを投げあったり、じゃれあったりすることが「一緒に遊ぶ」
ということなのだ。
私は娘の目を見ながら言った。
「今晩ごはんが終わったらボール入れしようね」
すると、すこし不安そうだった娘の顔から笑みが溢れだした。