新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

好天に誘われて皇居見物 (後編)

2019-12-03 23:32:52 | タウンウオッチング

「好天に誘われて皇居見物 (前編)」のつづきです。

「前編」で載せた「『大嘗宮一般参観』,『令和元年秋期皇居乾通り一般公開』参観経路」に、私の歩いたルートと、ちょっとしたスポットプロットしてみました。

「前編」の最後に載せた「私が最初に目にした大嘗宮」の写真は、Aで撮影したもので、時刻は11:20でした。
ここから大嘗宮前(★C)までが、行列嫌いの私(こちらをご参照方)には苦行以外の何ものでもありませんでした
せっかく「参観経路」図をいただいたのに、ろくに見ることもせずにバッグにしまっていた私、AからすぐにCに行けるものと早合点したのですが、周りの人たちの会話から、ちょいと雰囲気がビミョー なことに気づきました。
そして、本丸跡外周路反対側(東側)を見ると、、、、

あれまぁ~ 何ですか? あの行列

ここでバッグから「参観経路」図を取りだして、よく見ると、本丸外周路をほぼ3/4周しなければCに行き着けない…

今になって思えば、この行列の前半本丸外周路の前半=西側まだ良かった
紅葉も楽しめたし、

大嘗宮正面からその全貌を眺められましたから…

宮内庁前で別れた「大嘗宮だけ観られればいいや」組の人たちと合流するBから先(本丸外周路東側)見えるのはただただ前を進む人たちの後頭部のみ…

加えて、B地点(通過時刻は11:30)で群衆をさばいていた皇宮警察官「ここから約60分かかります。大嘗宮を観ることをあきらめた人は、ここから下に降りられます」という呼びかけもなかなかでした
せめてもの救いは、天候が良かったことくらいかな…
寒風にさらされたり、の中であんな行列に並ぶことを思えば、まだマシです。
天候が悪かったら、あんなに人が集まらなかったでしょうけれど。
今週末の東京は、それこそ「雨 or」の悪天候らしいです。

それはともかく、それでも行列ジワジワと進み、ついにC到着
ホント★Bから1時間を要して、時刻は12:30でした。

ここまで来ると、行列に並ぶことなく、ある程度自由に、大嘗宮を拝見することができました

まずに入ったのは、をつけたままほとんど生木の部材が、鳥居千木、鰹木などに使われていたこと。

近くで観ていた人からの、

皮をつけたままの木の方が風雨には強いらしい

という会話が聞こえてきて、真偽は判りませんほぉ~、そういうものか…と思った次第です。

と、ここで大嘗宮の全体図を…。(参観経路図の裏面です)

「天皇陛下がご即位の後、初めて新穀を皇祖・天神地祇に供えられ、自らもお召し上がりになり、国家・国民のためにその安寧と五穀豊穣などを感謝され、ご祈念になる大嘗祭の中心的な儀式」という「大嘗祭の儀」は、「悠紀殿供餞の儀」「主基殿供餞の儀」セットになっていて、大嘗宮も、東側の悠紀殿と西側の主基殿を中心に、ほぼ左右対称に作られています。

悠紀殿主基殿をしげしげと見ていた私、ある「違い」に気づきました

それは千木

どちらも、皮のついたままの木材半分にして、皮のついている側建物の外側に向けていますが、そのは、悠紀殿が、

水平に切られている、いわゆる「内削ぎ」なのに対して、主基殿のそれは、

主基殿の千木

垂直に切られている、いわゆる「外削ぎ」になっています

ここで思い出したのは、伊勢神宮でした。

こちらで書いたように、内宮(皇大神宮)の本殿は千木が内削ぎ外宮(豊受大神宮)の本殿のそれは外削ぎです。
伊勢神宮の内宮と外宮とでは本殿の鰹木がそれぞれ10本9本と違いがありますが、悠紀殿・主基殿鰹木は、どちらも2本×3組+2本=8本で同じでした。

それにしても、大嘗宮を構成する建物群を観ると、そのほとんどは、屋根と柱と梁しかない簡素なものです。

大嘗宮は、たった一夜大嘗宮の儀のためだけに使われるもので、再び使われるこことなく解体されてしまいます。
パビリオンですから、すべての建物を壁アリにするのはMOTTAINAIですものねぇ。

とか思いながら、悠紀殿裏側ギリギリ(D 、時刻は12:44)まで行き、しっかと目に焼き付けました

この眺めを最後に、書陵部の前を通り、梅林坂を下り、大手門よりも空いているという平川門から外に出ました(E 時刻は12:58)。

行列疲れしたぁ~。

でも、一生に一度あるかないかの機会でしたから、行って良かったと、心から思っていますよ、ホント。

皇居東御苑から退出したあとの話は、別立てで書こうかな…

それにしても、平日にしてこの人出今週末はどんなことになるんでしょ

今週末に皇居に出かけようと思われている皆様、Good Luck です

つづきのようなもの:2019/12/05 好天に誘われて皇居見物 (補遺編)

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