新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

ついに「折墨紋」の画像を発見!

2013-01-20 13:17:45 | 日記・エッセイ・コラム

130120_2_03 私、加藤清正「蛇の目紋」「桔梗紋」と併せて使っていたという「折墨(おれずみ)紋」とはどんな紋なのかずっと気に懸けていました(初出はこちらの記事)。


持っている家紋の本を捜しても出てこないし、近所に開館したばかりの市立図書館に出かけて資料を漁っても見つからないし、ネットをさ迷っても熊本城の公式HPにある


また、清正はあとひとつ「折墨(おれずみ)」と呼ばれる家紋も使っていました。戦には「蛇の目」慶事には「桔梗」文化的な事には「折墨」というふうに、用途により3種類を使い分けていたそうです。


という記述ばかりで、参考情報として、「桐 桔梗折墨紋蒔絵膳椀」という「桐に桔梗、折墨の意匠を表した」食器セットが熊本・本妙寺に伝来しているほか、同じ意匠の脇息徳川美術館に、飯器京都国立博物館に、そして湯桶永青文庫に所蔵されていることが判りましたが、画像を見られたのは「桐 桔梗折墨紋蒔絵膳椀」だけで、どれが折墨の意匠なのかさっぱり判らず…


130120_2_06 かなり近づいたかも…と思ったのは、去年4月に東京国立博物館で観た「本圀寺・加藤清正像(模本)」に描かれていた下の「紋」でした(記事はこちら)。桔梗紋の左側にある乾電池が斜めになっているようなもの「折墨紋」かもしれないと、、、


130120_2_04


  


それが、ついに、きょう、「折墨紋」の画像に行き着きました


NHK日曜美術館 アートシーンで、永青文庫で開催中の「武蔵と武士のダンディズム」が紹介されていたことから、ふと思い立って、久しぶりにネットで「折墨紋」を捜してみると、こちらのサイトでの画像を発見


130120_2_01おぉ、これ(一番)が「折墨紋」ですかぁ


「本圀寺・加藤清正像(模本)」のものとは傾き方が逆ですが、BINGOのようです。

きょう行き着いた岐阜県のこちらのサイト「加藤光正遺品膳部付 蒔絵五段」の画像を見ると、右に傾いた「折墨」左に傾いた「折墨」が混在していますので、両方ありなんでしょ


で、左に載せた画像の解像度が低くて、何とかならんか と思ったら、


鮮明な画像、詳細説明につきましては「戦国武将100 家紋・旗・馬印FILE」をご覧下さい。


とあります。
さっそく「戦国武将100 家紋・旗・馬印FILE」を捜しました


ところが、どの通販サイトを覗いても、「在庫なし」
入荷の見込みがなくても注文を受けつけ、さんざん待たせた挙げ句に、受注を一方的にキャンセルするサイテーの通販サイト「楽天ブックス」こちらの記事をご参照方)でさえも


130120_2_05_2


「ご注文できない商品」となっていますから、ホントに新品を入手するのは不可能なようです(古本もみつからず)。


とりあえず、市立図書館借り出しの予約を入れましたけど、いつか古本ででも入手したいものです


ついに折墨紋がちりばめられた「蒔絵調度類(本妙寺蔵)」生で拝見した話(画像なし):2014/04/28 東博は「キトラ古墳壁画」展以外にも見どころあり

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Bye Bye Greatbird

2013-01-20 08:45:34 | ニュース

私が幼少のみぎり、ある自発的な作業が習慣になっていました。
それは、相撲TV中継が始まる前に、TV前のスペースに祖父座布団を移動させること。


相撲中継が始まると、相撲大好きな祖父は私が敷いた座布団に坐って、大いに楽しんでいたものでした。
ちなみに、近所の友人(ものごころつく頃から一緒に遊んでいました)の祖父もまた大の相撲好きで、このおじいちゃんの場合は、TVの前に腰掛けを置いて、クリップボード(画板?)に星取り表をセットして観戦していましたっけ…


それはともかく、私の祖父のご贔屓柏戸っっつうか、どうやらアンチ大鵬だったようで、大鵬が負けると、祖父は大喜び



こんな環境に加えて、南海ホークスファン(+ 強烈アンチ読売ジャイアンツ)の父のもとで育った私は、当然のごとく当時の決まり文句「巨人・大鵬・卵焼き」とは無縁でございました(卵焼きは好きでしたケド…)。


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話を大鵬さんに戻せば、大鵬部屋は大鵬親方の奥さんの実家がある秋田で合宿したことがありまして、母が市民市場に買い出しに来たお相撲さんを見た話をしてくれましたっけ…。


そんなことをツラツラと思い出させてくれたのが、納谷"大鵬"幸喜さんの訃報です。


昭和の大横綱、去る-。大相撲史上最多の32回の優勝を記録した元横綱大鵬の納谷幸喜(なや・こうき)さんが19日午後3時15分、心室頻拍のため東京都内の病院で死去した。72歳だった。サハリン(旧樺太)で生まれ、21歳3カ月の当時の最年少記録で第48代横綱に昇進。ライバル柏戸と「柏鵬時代」を築いた1960年代の国民的ヒーローで、「巨人、大鵬、卵焼き」の流行語も生まれた。引退後は一代年寄「大鵬」として後進の指導に当たる一方、36歳で脳梗塞に倒れ、病とも闘い続けた。(サンスポより)


現役引退後は、ご自身の病気の他、後継大嶽部屋の不祥事(野球賭博、大麻疑惑)、さらには「実家」二所ノ関部屋の閉鎖決定など、心労が重なったことでしょう。
でも、「第48代 横綱 大鵬幸喜」は不世出の大横綱として語り継がれるのだろうなと思います。


昭和は遠くなりにけり、、、、そんなことを感じてしまいます。


納谷"大鵬"幸喜さんのご冥福をお祈りいたします。

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