─光る波の間─

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夕べ『EROICA』を聴いた

2005-03-09 12:02:57 | 音楽・映像・アート
夕べ、ベッドに入ってからポータブルMDで
『エロイカ』を聴いた。
電気消して、暗いところで聴く音楽は特に冴える。
客席の物音や、棒がぶつかる音、
2楽章には聖響さんの声も入ってる。

ベートーベンを、最初から最後まで聴いてみようって気に
させてくれたのはこの人。
聴いたとき、
「今まさに地下から沸き上がった源流が勢いよく流れていく
 清冽さ!生新さ!今とこれからの音!
 これは“わたしのベートーベン”でもある!」

‥って、ドキドキしたよ。

指揮してるのを見たときはね、天空から光の束が滝みたいになって、
聖響さん目掛けて降ってくるようだと思った。
滝つぼになって受けとめて、それを客席に向かって噴射してるみたいだって。

‥たしかに“あぁそっか、そこが足りないとこかも‥”って感じる部分も
私なりにはあるんだけど。

たとえば若手に対して、ブラームスは渋くなくちゃとか、まだ若いね、
っていうのはおかしな批評だと思うことがある。
若いんだから、若いでいいじゃない。
“こうでなきゃブラームスじゃない!”っていうのは変。と私は思う。
“自分にとって、こうあって欲しい”って言うなら分かるけど。
その時その瞬間にできる演奏を積み重ねて行ってはじめて、
いずれ“いぶし銀”になるのかもしれないんだし。
今巨匠と言われる人だって、“失敗・失態”はあるんだし。

聖響さん、そろそろヨーロッパに住むとか言ってたねぇ。
行って行って♪頑張りすぎずに頑張って♪

もちろん完成された過去の音には、たくさん宝石が詰まってる。
それはそれとして、微力だけど私も磨くお手伝いができる相手がいるって嬉しいな。
応援する人みんなで一緒にせっせと磨きましょう!
それでこっちも磨かれるのだ!

(^^)





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