ケチャップ煮

おばあちゃんが作っていたおかずに一つに、
イカと玉葱のケチャップ煮というのがあった。

明治生まれのおばあちゃんにはおそらく、
ケチャップという調味料は、
とてもハイカラなものだったろうと思う。
いつどこでそういうメニューを覚えたんだろう？
誰かに教わったんだろうか？
オリジナルだったんだろうか？

母親あたりに聞けばそのへんのことは
知っているかもしれないけれど、
まぁとにかく私は“おばあちゃんのおかず”として
ケチャップ煮　というのが強く印象に残っているのだ。

今夜の材料はイカでなく豚肉。
「なに作ろう。。。」と、ぼーっと眺めていてふと、
子供の頃の台所を思い出したので豚肉で作ってみたというわけ。
今ならふつうはトマトの缶詰とかトマトピューレを使って作る料理だろう。
そこをあえて「ケチャップ」にするので独特の甘みが強い。
あのころの調味料ならたぶん、あとは塩胡椒くらいなもののはず。
どういう味付けを、おばあちゃんはしてたんだろ。
塩でなく、醤油を入れてみたりしながら調整。

ついついロリエを入れてしまって、
無意識にイタリアンパセリを振ってしまった。。。
クセだなぁ。　もっと素朴にしたかったはずなのに。苦笑
この次、ちゃんとイカで作ってみよう。
おばあちゃんの味、再現できるかな？




パスタは煮干をまるごと入れてしまった。
かなりオイルに漬かっていたので、
だいぶ柔らかくなっていた。


今日は旧暦の正月朔日。
そして新月。
新たなシフトを迎える日です。


*